猫のゆりかご

SF・ファンタジー 19位

  • 値引き

猫のゆりかご

1,210円 (税込)
605円 (税込) 12月18日まで

3pt

※こちらの作品は、Android端末と、他のOS端末の間でしおり同期ができません。

わたしの名はジョーナ。いまプエルト・リコ沖のサン・ロレンゾ島にいる。“パパ”モンザーノの専制政治に支配されるこの島で、『世界が終末をむかえた日』の著者となるべきわたしは、禁断のボコノン教徒となったのだ。 “目がまわる、目がまわる”世の中は複雑すぎる。愛するサン・ロレンゾ一の美女モナが、世界中のありとあらゆる水を氷に変えてしまう〈アイス・ナイン〉が、柔和な黒人教祖ボコノンが、カリプソを口ずさむわたしのまわりをめぐりはじめる――独自のシニカルなユーモアにみちた文章で定評のある著者が、奇妙な登場人物たちを操り、不思議な世界の終末を描いた長篇。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。

猫のゆりかご のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    装丁が見えなくされたままに、この本を偶然ーボコノン教的に言うのであれば"定められたとおり"ー手に取ったわけだけれど、これまた素敵なものに出会えた。

    荒廃的であるのに、ず一っと痛快。
    なんなら終末が近づけは近づくほど笑えてくる。

    「本書には真実はいっさいない。<フォーマ(無害な

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    一つひとつのフレーズを、時間をかけてゆっくり読み解くのが楽しい本。疲れるけど、たまに浸りたくなる世界観だった。現実逃避しているように思えながら、実は現実の問題と真っ向から対峙しているような不思議な感覚。SFに興味を持つきっかけになった話!

    0
    2025年02月12日

    Posted by ブクログ

    人間の本質が詰まった一作。バカバカしさもありながら、あまりに鋭い政治と宗教への洞察もありながら、最終的には人間への愛しさで胸が一杯になった。

    0
    2023年12月16日

    Posted by ブクログ

    スローターハウス5は読んだことあったけど面白くなくて苦手意識を持ってたけどこれは普通に面白いし好きだった

    0
    2023年04月27日

    Posted by ブクログ

    カート・ヴォネガット・ジュニアは、スローターハウス5以下、沢山の本を出版しているが、彼の作品として一番最初に読んだこの本が強烈な印象を残している。ハインラインやハーバートのSFとは全く違っているが、カルト的な魅力に溢れた作品だと思う。映画界の「2001年宇宙の旅」や「天井桟敷の人々」、「ドクトルジバ

    0
    2018年12月11日

    Posted by ブクログ

    仕事できつかった時、この本が救ってくれた。
    今悩んでいることは生きる上で本当に重要なのか?悩んでいることは周り、自分にとって何か本質的に影響を与えているのか?
    そうマインドセットしたら、なんてことないくだらないことだった。
    大人になったら、本質的なことが見えにくくなる。それがただのあやとり(にせもの

    0
    2016年05月23日

    Posted by ブクログ

    8月上旬に読んだ。
    原爆の父であるとされるハニカー博士の投下当日の様子、こども達からの証言や関係者をめぐる旅から始まる前半
    “本書に真実はいっさいない”と目次の前に明言されていることを忘れて、この時期に「たまたまー”定められたとおり”とボコノンならいうだろう」手元にやってきたこの本を読み、
    原爆開発

    0
    2023年08月13日

    Posted by ブクログ

    SF。
    ボコノン教という宗教を中心とした終末SF。
    登場人物は変な人ばかり。ボコノン教もおかしな宗教。ストーリーも荒唐無稽。
    とにかく奇妙な作品だが、地味に感動できて、印象的なセリフも多い。
    ヴォネガットの著作の中でも、かなり好きな作品。

    0
    2022年11月18日

    Posted by ブクログ

    ヴォネガット長編3冊目は『猫のゆりかご』
    出だしからしてヴォネガット節がきいている笑

    本書には真実はいっさいない。
    「<フォーマ>*を生きるよるべとしなさい。それはあなたを、勇敢で、親切で、健康で、幸福な人間にする」 ー『ボコノンの書』第一の書第五節
    * 無害な非真実

    そうだよねえ...いやそう

    0
    2021年10月09日

    Posted by ブクログ

    「猫のゆりかご」ってなんだろう。

    マザー・グースの詩に
    「風が吹くと、ゆりかご揺れる、ゆりかご揺れて赤ちゃん落ちる、落ちると...」(思い出したまま)
    という恐いのがある。

    読み始めてすぐに謎はとける、がその後の展開に怖ろしい予感。
    世界が終末をむかえるのか。

    短い文章の章立て。勿論シニカル。

    0
    2021年09月14日

猫のゆりかご の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ハヤカワ文庫SF の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す