ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
※こちらの作品は、Android端末と、他のOS端末の間でしおり同期ができません。
元画家の秘密をめぐる物語を、巨匠がシニカルかつ温かく描いた感動長篇 わたしはラボー・カラベキアン。亡き妻の大邸宅に孤独に暮らす老人だ。かつては抽象表現派の画壇で活躍したこともあったが、才能に限界を感じて今では抽象画のコレクターに甘んじている。そんなある日、若くエネルギッシュな女性が現われ、わたしの人生も大きく変わることになった。彼女は、わたしが誰一人入らせない納屋にいったいどんな秘密があるのか、興味を示しだしたのだ……人類に奇跡を願い、奇才が贈る感動長篇
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
SFを読んだ気はしないがヴォネガットマニアには感動作 表紙 7点和田 誠 展開 7点1987年著作 文章 7点 内容 731点 合計 752点
人間讃歌。に、辿り着くまでの人生劇場。結局どんなにブサイクな生き方をしていても自分だけには正直でいればなんとか形になるさ、とヴオネガットは言ってくれているような気がした。沢山の登場人物が自殺したり、戦争で死ぬが一様にいえぬそのいきさつの描き方に優しさを感じた。根底に流れる戦争体験からの思想に今現在生...続きを読むきる僕は学ばなければならない。
老年の画家ラボー・カラベキアンのもとにサーシ・バーマンという女性作家が転がり込む。カラベキアンは彼女のすすめで自伝を書き始める。自伝そのものの部分と、自伝を書いている過程でのバーマンとのやりとりなどが交互に記されている。 ヴォネガットのいつもの人をばかにしたような文章は影を潜め、比較的淡々と綴られて...続きを読むいる。物語に抑揚がなく、どこに行き着くのか分からない自伝を読み進めるのは意外ときつい。しかし、最後のシーン。ジャガイモ貯蔵庫に隠しておいたものをバーマンに公開するところに至って、話は感動的な方向に大きく舵を切る。最後まで読んで、読んでよかったと思える。
あるアルメニア人の絵描きが、老後カリフォルニアの孤独な邸宅で綴った自伝。最後の結実を迎えるための、数々のエピソード、彼がいかにして、ジャガイモ納屋に隠した真実を披露するかがこの小説の鍵。 絵を人間が、時代に翻弄され、一介のつまらない老人となる。そんな彼が最後に仕組んだ、巧妙なフィナーレを大いに楽しん...続きを読むで欲しい。 ヴォネガットの、悲哀とアイロニーの入り交じった文章は、小説が有益か、無益か以外のところで語られるための、よいサンプルとなるだろう。
「ある一瞬がほかの一瞬にくらべてべつだん重要ではなく、 すべての瞬間があっというまに過ぎ去ってしまうことを 表現するだけの勇気、知恵、それともたんなる才能が、 彼には欠けていた。」
よくこれ書いちゃうよなぁ。 まあ、ヴォネガットの中では一番入りやすい作品かな。 わりとすらすら進む。
「こうした偶然の一致をいちいち真剣にとっていたら、 だれでも気が狂ってしまう。この宇宙には、 自分にかいもく理解のできないことがわんさと進行中らしい、 と疑いを抱くようになる」(本文より) 1987年のヴォネガットの長編です。 戦争体験をベースに、しっちゃかめっちゃかになった 人生の回顧録である...続きを読む点においては、いつものヴォネガット。 「青ひげ」にはラストにオチが用意されているので、 いつもよりもちょっとわかりやすいヴォネガットかなと思います。 わたしがヴォネガットを好きな理由は、 奇跡的な出来事が、それが幸運であれ、その真逆であれ いつ起きても、「ひとつの事実」として受け止める姿勢が 貫かれているからです。 登場人物がどんなに自分勝手でも自己中心的でも、 どんなにはた迷惑な存在でも、「存在」として尊重しているところかな。
久しぶりに即2回目を読んだ本。 面白かった。 とくになにが、というわけでもないのだけど面白かったと思う。 近代美術について知りたくなりました。 2008,april
ラボー・カラベキアンというアルメニア移民の老人が、自伝を書きながら、執筆中の現在についても日記のような感じで語っていくのが、エピソードごとに過去と現在が入り組んで語られます。なんでタイトルが『青ひげ』なのかは、じゃがいも納屋に隠して決して誰にも見せないでいたモノ(最後にはなんだったかわかります)があ...続きを読むるので、そのことをペローの書いた原典『青ひげ』に重ねたのでしょうか??この主人公は別にイイモノでもワルモノでもなかったです。
読み終わっての印象が薄いのだが、それはこちらの読み方が悪いせいなのかもしれない。 ヴォネガットの小説はこんなものだという先入観があって、期待通りにならないので、アレレという状態のまま最後までいってしまった。 こちらの読み方が雑で急ぎすぎということもあるけれど、それだけ前期の作品群のインパクトが強...続きを読むかったのだ。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
青ひげ
新刊情報をお知らせします。
カート・ヴォネガット
浅倉久志
フォロー機能について
「ハヤカワ文庫SF」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
タイタンの妖女
あなたの人生の物語
猫のゆりかご
アンドロメダ病原体〔新装版〕
ガラパゴスの箱舟
キヴォーキアン先生、あなたに神のお恵みを
逆行の夏──ジョン・ヴァーリイ傑作選
これで駄目なら
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲青ひげ ページトップヘ