睡蓮の長いまどろみ(下)
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睡蓮の長いまどろみ(下)

586円 (税込)

2pt

家族を捨てた生母・美雪が運営する不幸な少年少女のための施設「森末村」とは? 東京に密かに借りたアパートで順哉があやしく交わる「内なる女」とは? 東京、大阪、伊豆、北陸、九州、北海道を舞台に、人間が自らの「宿命」を見据えつつ、なお幸せに生きようとするとはどういうことかを問う純文学巨篇。

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睡蓮の長いまどろみ のシリーズ作品

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  • 睡蓮の長いまどろみ(上)
    586円 (税込)
    イタリアのアッシジで、42年前に自分を捨てた母・美雪に身分を隠して再会した順哉。帰国後、喫茶店のウェイトレス・千菜がビルから飛び降りる現場に遭遇する。自分と父を捨てて家を出た母の事情が次第に明らかになる一方で、死んだはずの千菜から手紙が届くようになる。一体なぜ? 謎が謎を呼び、ミステリアスに物語は展開する。人間の宿命を問う畢生の巨篇。
  • 睡蓮の長いまどろみ(下)
    586円 (税込)
    家族を捨てた生母・美雪が運営する不幸な少年少女のための施設「森末村」とは? 東京に密かに借りたアパートで順哉があやしく交わる「内なる女」とは? 東京、大阪、伊豆、北陸、九州、北海道を舞台に、人間が自らの「宿命」を見据えつつ、なお幸せに生きようとするとはどういうことかを問う純文学巨篇。

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睡蓮の長いまどろみ(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月02日

    上の続き‥
    母親と父親の過去には色んなことがあり
    息子の順哉。母親に会いたい気持ちと
    知りたい気持ち‥母親は息子だと一目見て
    分かった。やっぱり離れてても
    分かるのだなぁと思った。蓮と睡蓮の違い‥

    0

    Posted by ブクログ 2012年04月08日

    長編上下巻もの。アッシジと北海道に行きたくなった。親子の絆って。。相変わらず心を揺さぶる安定感。ナイス。

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月18日

    『海岸列車』や『星宿海への道』の方が好きですが…宮本輝作品は、やはり最後まで夢中で読んでしまいます。宿命や運命、という言葉の深みをしみじみ感じました。また、その宿命や運命に立ち向かう、自分の心の奥底の、何があっても変わらない部分のことについて考えさせられました。

    1

    Posted by ブクログ 2021年09月24日

    2000年作品。上巻の感想でも触れましたが、著者の作品は、よく読んでいます。芥川書作家、芥川賞審査委員という経歴とは想像できないウィットに富んだ会話や優しい関西弁に親しみを感じております。著者の作品には、いつも「宿命」と言うものが扱われます。その宿命に抗い生きる主人公たちの姿に私はいつも共感します。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年07月04日

    ストーリー展開が多様性もあっていろんな場所にも訪れるから、旅先で読んでてなんか合ってるなと。ただ、ふわぁっとした後半の展開に、主題である宿命だとか、生まれ持ったものについて、ぼんやりとした感想しか持てなかったなぁ。全体的には小難しい思想が読みやすくまとまってて良かったかなと。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    因果応報、原因と結果みたいな内容がよく出てくる。最後の最後まで喫茶店の千菜の飛び降り自殺の経緯がわからなかったのがちょっと残念。ちょっとミステリーな展開もありやっぱり主な部分は人間愛。美雪を面倒見てた、橘夫妻の言葉が印象に残ってる。”暗いところにいくからつまずく、もっと明るいところにいけ、そうしたら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月29日

    私は宮本輝が凄く好きだったんだけど、あぁもぅ物語の背景が共有出来ない時代になってしまったな…と。この作家は戦中戦後に苦労した親を持って、高度経済成長時代に生きているって背景に物語を紡ぐのが本当に秀逸で。沢山の物語をそこへ投下してるんだけど。もちろんその背景が変わっても普遍的に味わえるモノもあるんだけ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年01月29日

    久しぶりに読む。宮本輝。

    構成の仕方が、宮本輝らしいが、
    読みやすいだけで、
    何かオカルト的な作品になっている。

    蓮と睡蓮 世羅順哉。庄平。

    「因果倶時」・・
    原因のないところに決して結果もない。

    「私が闘おうと決めたからよ。
    だから宿命は私はねじ伏せにかかったのね。
    宿命ってのは、それぞれ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    脇役の緒方元常務が気になった。「かみそり」の異名を持つビジネスマンが、亡くなった元部下の女房と一緒になり、小さい時の夢である焼き鳥屋の親父となり、まもなくその女に逃げられ、60超えて有名焼き鳥店に弟子入りし腕を磨くといったことが書かれている。彼の現在の状況の原因と結果は?そして順哉と深雪が離れ離れと...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「因果倶時」原因が生じた瞬間には結果もそこに生じているという意味。それがテーマとなっている一冊。人の境遇と言うのは因果倶時の凝縮であり、つまりそのような境遇になる原因は自分自身が作っているのだと言う。宮本作品には宿命だとか運命だとかを背負っている登場人物が多いのだけど、本書の中では苦しみや悲しみを背...続きを読む

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