ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学

ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学

715円 (税込)

3pt

3.8

現代はデジタルな情報がとびかう便利な情報社会である。にもかかわらず、精神的に疲れ、ウツな気分になるのはなぜか。悲鳴をあげているのは、リアルな「生命」そのものでないだろうか。人間の身体と心をやさしく包んでくれるITの未来を考える。

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ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年05月13日

    今、自分が漠然と感じていたことを、きれいに問題として整理してくれた。

    最初のあたりこそ、ところどころ「おいおい、それは論証不足じゃないかね?」と突っ込みたくなる部分が何カ所かあったが、後半はぐいぐいと立証していく。つまり、あたらしいかたちでのコンピューター(めメディア?)と人間の関係。右脳=感情...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月23日

    現代にあるのは物理的な貧しさより、心理的貧しさがある。
    脳だけでなく体の反応も大切である。
    体の反応無くして感情もあり得ない。
    そう考えると体には何も無駄が無いように思える。
    難解な部分もあるが情報社会の現代に警鐘を鳴らす良書。人間を機械部品化するITではなく、人間の身体や心をやさしくつつんでくれる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年03月03日

    脳の仕組みだけじゃなくて、感情とか肉体までを考慮しないと、人間の行動モデルは作れない、という気付きがあった。企業情報システムの受託ビジネスは、真のIT産業じゃない、というような記述がどこかにあったが、同感。ただ、それ以外のビジネスが儲からなさ過ぎるのは何故か、という点も気になる。

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    Posted by ブクログ 2010年06月06日

    テクノロジーの可能性を追いつつも、地に足つけようと思わされる(笑)。
    論理的に考えていくと「人間とロボットの区別はつかなくなる!」と言える
    ような気がしてしまうが、それでも残る違和感ていうのはあるからなあ。
    それがなんなのかまだわかってないだけかもしれん。
    以下この本の要点と思ったこと。
    ・人間は閉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月03日

    3つの章に分かれていますが、とくに人間の心は、論理的な推論をおこなう機械として捉えることはできないということを解説している第2章が、興味深く読めました。といっても、すべてが理解できたわけではありませんが、自分なりにまとめると次のようになるかと思います。

    生物は、外部からの情報に反応する機械ではなく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年12月09日

    読み途中。
    難易度としてはやや難しめ。
    ネットだけではなくその根底となる自己についてなどやや哲学的な話も。
    ジャンルが広いので参考になると思います

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    Posted by ブクログ 2010年10月27日

    私というリアルは、閉鎖系、自律的。他と有機的に交わる風なことができる、というのは身体感覚や器のような場所があるから。
    生きてるうちに情報学的転回というものがあるのかな、ソシュールは転回させようと思って構造主義を…?
    20Cのはじめと今。思うことは、ソクラテス強い。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年05月25日

    人間の心を機械で作る試みはまだ発展途上で、失敗の原因は言語的自己ばかりを求め、身体的自己を蔑ろにしているからである。
    心のはオートポイエティック・システム(自己創造)である。
    インターネット(殊バーチャルリアリティ)の問題は、人間の知覚(嗅覚や触覚や味覚)を使っていないことである。主に言語脳しか使わ...続きを読む

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