江戸の味を食べたくなって

江戸の味を食べたくなって

484円 (税込)

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春の宵につまむ鯛の刺身、秋には毎日のように食べた秋刀魚、冬の料理に欠かせぬ柚子の芳香……季節折々の食の楽しみと、それらが呼び覚ます思い出を豊かに描いた「味の歳時記」。フランス旅行で偶然出会った、江戸の面影を感じさせる居酒屋“B・O・F”への偏愛をつづる「パリ・レアールの変貌」など。食を愛し、旅を愛した大作家の、絶筆となった小説や座談会も収録した傑作随筆集。

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江戸の味を食べたくなって のユーザーレビュー

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    購入済み

    江戸の味を食べたくなって

    2022年11月19日

    池波正太郎さんの小説よりも「美食家」としてのエッセーが大好きです。特にこの書籍は決して高価ではなく庶民的な食材の(とても懐かしいものばかり)文書、しかも池波先生の人を引き付ける筆致であっという間に、一気に読んでしまいました。
    最近はこういう名文家が少なくなって寂しいが霧です。

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    Posted by ブクログ 2011年10月09日

    この本に限らず、池波さんの食に関するエッセイを愛読しています。池波さんの「おいしい」の基準が好きで好きで……。ただ単に味が好みってだけじゃなく、料理人さんの考え方・お店の人たちの人柄・お店が背負ってきた歴史すべてひっくるめて好きだから、「おいしい」。『鬼平犯科帳』の食事シーンが活き活きしてる理由がわ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月30日

    本当は『鬼平犯科帳』とかメジャーな作品から攻めなきゃダメなんだろうけど、タイトルの茶目っ気ぶりにしてやられた。

    一番にお金をかけるべきは食だという考えにシフトしつつある。お金があればまずは美味いものでも食いに行くというのが理想だけど、写真にでも残さない限り食べたものの記憶は簡単に残ってくれないのが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月31日

    果たして本書のタイトルが相応であったかは疑問であるが、久しぶりに池波氏の文章を楽しんだ。味の歳時記では、江戸から東京へと引き継がれ、そして今は味わえないような食材の話も交えて四季が語られる妙味。第二部の対談では江戸っ子の会話の雰囲気を堪能。第三部ではフランスが舞台となっていたが、エッセイ、語り下ろし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月08日

    この一冊は「味の歳時記」、「江戸の味、東京の粋」、「パリで見つけた江戸の味」の三部で作られている。「人は死ぬために食べている。しかも明日が最後の日ではないという保証はない。だから、今日の一食一飲が大事」という池波氏の死生感が本の根底に。
    歳時記に書かれている「小鍋立て」今や我が家の冬の定番です。豆腐...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月14日

    「昔は食べものと季節が、ぬきさしならぬものになっていた」との言葉にハッとする。

    旬の食材を年中 食べられる時代になったけど、そのせいで旬の食材を味わう楽しみがなくなってしまった。

    昭和時代の方が、旬の食材を味わう楽しみと豊かさがあったとは、なんたる皮肉。

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    Posted by ブクログ 2012年11月21日

    『グレーテルのかまど』で紹介されてて、ずっと気になっていた。日本の味とフランスの味が紹介されている。どちらも失われた、もしくは失われそうになっている風景なのだなぁ。古きよき時代というもの。

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    Posted by ブクログ 2010年12月05日

    随筆集ですが、いろいろ混じっています。好きな方はどうぞ。って感じですが、結構焼きまわしのがありますが、作者さんが、なくなっていますので、仕方ないかと。

    個人的には底本ほしいんですが、高価だし、それよりも見かけない。う~ん、ちょくちょく検索しているんですけどね。

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    Posted by ブクログ 2010年10月29日

    グ、グルメレポート!なんて美味しそうなんだ!小鍋だてとかたまらないです。

    私のような現代人は、戦前というとろくな食べ物なかっただろうし今と全然違ったんだろうな、と思いがちですが、そんなことないんですよね。池波さんは戦前の東京で普通に枝豆をツマミにビール飲んだりしている。今と全く変わらない。
    という...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年04月12日

    最近池波正太郎のエッセイを読むようになった。若い頃に学べなかった作法や考え方がすごく納得がいく。先達の言う事は聞いておくものだとしみじみうなずく事しきり。

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