黒幕

黒幕

660円 (税込)

3pt

徳川家康のめぐらす謀りごとを実現すべく働き抜いた山口新五郎は、江戸開府後、六十歳を過ぎて初めて女体に接した。そして二度も十代の嫁を娶ることになる、この男の生涯を描いた「黒幕」。夫の仇と襲った相手が従容として、己れの左腕を斬り落とさせる姿に心を打たれ、その男の妻となる戦国の女を描いた「猛婦」。他に「勘兵衛奉公記」「槍の大蔵」など、初収録4編を含む11編を収録。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

黒幕 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短編集、11編ある。戦国時代のものから、幕末期まで多岐にわたっているが、それぞれが読み応えあり、まさに池波小説らしい。
    池波小説に登場するのは、悪役であっても、どこか物哀しく、人間味がある。
    人の一生には、思いもかけぬものが待ち受けているものとし、人生のさまざまな経緯にもまれていく様が、人間愛に基づ

    0
    2022年11月03日

    Posted by ブクログ

    軽い命と重い命があるようだ。
    昔も今も。
    本物の夫婦とはどういうものか、なんとなくわかったような。
    おもしろい本だった。

    0
    2019年02月21日

    Posted by ブクログ

    どれも存分に楽しめました。山中鹿之介、福島正則のような有名な武将の話から名も知らなかった者の話までバリエーションに富んでいて良かったです!印象に残っているのは、福島正則を主人公にした『霧の女』と、『黒幕』の山口直友。ググると確かに山口直友って武将が、活躍していたことがわかりました!そして最後の『開化

    0
    2024年08月17日

    Posted by ブクログ

    敵討ちの相手の男とくっついてしまった女性を書いた「猛婦」を池波氏のエッセイで知って読みたくて手に取りました。戦国の世だから男も女も血が燃えているから、思いがけない結び付きが生まれる、とは氏のエッセイの言ですが、面白かったです。

    0
    2022年04月15日

    Posted by ブクログ

    昭和36年から41年までの間に小説雑誌の御三家といわれた「小説新潮」「オール読物」「小説現代」等に発表された作品が11編収録されている。なかでも、「猛婦」「槍の大蔵」「命の城」「獅子の眠り」は池波さんの得意な真田物。その他も池波さんらしく男と女の描き方が卓越!

    0
    2014年06月23日

    Posted by ブクログ

    戦国の世を中心とした短編11の作品。女性でありながら戦乱の世で毅然と生き抜く逞しさや強さに感動する「猛婦」、「夫婦の城」が良かった。また、時代背景が違う「開花散髪どころ」では幕末の志士たちの不思議な運命や実直さを感じる。

    0
    2013年03月01日

    Posted by ブクログ

    山中鹿之介 渡辺勘兵衛 福島正則 真田昌幸 真田信幸等 戦国の世と後世とに生き様示す短篇集。池波作品代表格の一である『鬼平犯科帳』が “勧善懲悪” でないのと同様 戦乱の世に 必ずしも勝敗ではなく自己貫徹を第一義とする 氏の人生観が展開される。

    個人的には此は継父の遺品で 彼の書架に見つけた時は意

    0
    2012年05月17日

    Posted by ブクログ

    なぜか美女が出てこない、美しい顔は男ばかりである。 さんはよく、女は化け物、扱いをするけれど、男の方が社会的害悪が大きいなぁと読みながら思った。最後の「開化-」が生気があってしぶとくたくましく面白かった。

    0
    2011年09月11日

    Posted by ブクログ

    戦国期から江戸へかけての短編集。ここから「英雄にっぽん」「戦国幻想曲」「真田太平記」など、長篇小説につながる短編もあります。夫婦愛をテーマにした短編が多く、どれも粒ぞろいだが、特にお勧めは毛利勝永が主人公の「紅炎」だ。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ。
    云わずと知れた時代小説の大家が著した数多くの短編小説。その中から、女性の活躍や夫婦の絆をテーマに編まれた珍しいアンソロジーの一冊。
    これまで長編ばかリ読んで来た著者の短編を読むのも今回が初めてではないか。そのくらい、ある意味新鮮な気持ちでリズム良く読み進めたのも良かった。
    重厚な長編

    0
    2023年05月28日

黒幕 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

池波正太郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す