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Posted by ブクログ 2022年11月03日
短編集、11編ある。戦国時代のものから、幕末期まで多岐にわたっているが、それぞれが読み応えあり、まさに池波小説らしい。
池波小説に登場するのは、悪役であっても、どこか物哀しく、人間味がある。
人の一生には、思いもかけぬものが待ち受けているものとし、人生のさまざまな経緯にもまれていく様が、人間愛に基づ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月17日
山中鹿之介 渡辺勘兵衛 福島正則 真田昌幸 真田信幸等 戦国の世と後世とに生き様示す短篇集。池波作品代表格の一である『鬼平犯科帳』が “勧善懲悪” でないのと同様 戦乱の世に 必ずしも勝敗ではなく自己貫徹を第一義とする 氏の人生観が展開される。
個人的には此は継父の遺品で 彼の書架に見つけた時は意...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月28日
初めて読んだ。
云わずと知れた時代小説の大家が著した数多くの短編小説。その中から、女性の活躍や夫婦の絆をテーマに編まれた珍しいアンソロジーの一冊。
これまで長編ばかリ読んで来た著者の短編を読むのも今回が初めてではないか。そのくらい、ある意味新鮮な気持ちでリズム良く読み進めたのも良かった。
重厚な長編...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月18日
「家は人が生まれ、人が育つところ、これ一個の国。」
これは、大阪の陣で活躍した毛利勝永(かつなが)を主人公にした「紅炎」からの一節。
勝永は真田幸村と共に徳川家康を、後一歩まで追い込んだ武将。
豊臣家に多大な恩を感じていた勝永は、秀頼公のために一命を捧げたいと思っていたが、自分が大坂に味方すれば、...続きを読む
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