無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
心洗われる清々しい短編の数々。特にコスモス畑に関する連作が印象に残った。「コスモス畑を横切って」双子姉妹のように仲が良かった女子大生2人が恋敵になり疎遠になった後年に懐かしのコスモス畑で会うシーン、コスモス畑で大きなエンゲージ・リングを見ながらのプロポーズ・シーン、4人の花嫁の友たちの4人のパープル色のグラジュエーションがコスモスに譬えられるシーンなど、そして先輩女性に花を持たせてプレゼンを譲るお話、クリスマスイブの忘れ物が子供へのプレゼントだったお礼のシーンなど、どれもが美しい一篇の詩のよう。本の装丁、折り込みの挿絵ページもパステルカラーで、コスモス畑のイメージ!まるで詩集のような爽やかな読後感だった。
Posted by ブクログ
うまいなぁ。
『私』をめぐる 彼。友人。上司。母。父。
『私』との距離感が絶妙で、
こんな風に 物語が すくいとることができるのか。
そのたくみさに 『なるほど』と思う。
『私』は、やさしさにつつまれている。
自分のやりたいことをやれない屈折。
そして、無理矢理突き進むことで、起こる摩擦。
でも、かならず 待っててくれる人がいる。
善意の人たちの中で 生活ファンタジー。
私ファンタジーの世界を つくりあげていく。
キッスまでの距離。
結婚までの距離。
家族から自立するときの距離。
その心の距離感が 安心できるように描かれる。
その距離感に対する ご褒美。
挿絵が なんとも言えない やわらかく
不思議なタッチ。風がながれているような。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。