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Posted by ブクログ 2015年05月11日
一体何がねじれているのかと思ったら、内向きの以心伝心な世界をひたすら守ろうとする頑なさと、それでは世界で通用しないことに観念して表向きだけ嘘で取り繕う様を表現したものだった。特に東アジアにからむ世界情勢や歴史の見立ては妙に説得力がある。それが正しいのかどうかは自分には判断できないけれども。
本書は「...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月11日
読んでいると「日本辺境論」の内容が思い出され、いろいろと納得させられる気分になった。仏教や神道の話は、自分の中でもやもやとしていたものを言語化してくれた感じもあってすっきりとした。
自分自身、外国人と話す度に感じていた感覚、これがまさに著者が言うところの「ねじれ」だという気がした。日本という国の特徴...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月21日
TBSのラジオ番組「小島慶子のキラ☆キラ」の火曜日のパートナー、堀井のおっちゃん。
落語が好きでディズニーランドも好きな京都の人。
というイメージ、最初から好感しかありません。
物々しい見た目のわりに気の抜けた文章でほっとしました。
ラジオで喋ってるまんまだな!
この独特の喋り口調に、慣れてない人...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月18日
元来、日本は「言葉にしなくても共感できる基盤を持った共同体」である。
しかし、対外的に「国家」という見てくれを装う必要があったため「日本国」という形を作った。
これが本書でいう「ねじれ」だ。最初のねじれは律令制度を作った7世紀ごろ、次が黒船来航の幕末、そして3回目が大東亜戦争敗戦後だ。
他国の「王」...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月08日
「中国化する日本」(與那覇潤著、文藝春秋)を読む傍らで合せ読んだ。虚飾を施した国としての日本の起源を物語を採り上げ、今につながる「曖昧な日本」を考えさせる。個人的には、7世紀後半からの日本書紀編纂など大和朝廷および天皇家の権威付けの取り組みを「『日本国』起動プロジェクト」とするネーミングが妙に気に入...続きを読む
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