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Posted by ブクログ
東京裁判がクライマックスを迎える。
通訳とはいえ、主人公は、一人の日本人に死刑を宣告をすることになる。
また、広島で奇跡的に助かったはずの恋人は、白血病を発病し、広島の病院に入院してしまう。
臨終に間に合うことができず、主人公はその後ずっと引きずることになる。
そんな主人公のお荷物でしかない妻は、子供とともにアメリカに帰る。
次第に主人公は心を病み、酒に溺れる。
そして、自死という最悪の選択をして、この物語は幕を閉じる。
主人公と、その親友のチャーリーはモデルとなる実在の人物がいるそうで、主人公はやはり現実でも自殺をするらしい。
その原因は明らかになっていないが、この小説で描かれているように、東京裁判の重圧から心を病んだことによるものと考えられる。
主人公には生き抜いて、アメリカのマスコミ業界でまた活躍して欲しいと思っていただけに、最後の展開は残念でならない。
後味は悪い物語だったが、これまでスポットが当たらなかった東京裁判の詳細について、アメリカ在住の日系二世について知ることができたので読んで良かった。
Posted by ブクログ
やるせないな...
虚無感に陥った賢治は、はっと、パズルのピースが全てハマったようにw、死へのピースを自ら埋めてしまったのだな。引き返す機会もあったが、椰子という心の支えを失った賢治には終焉へ一直線だった。
これを読んで、第二次世界大戦や原爆などへの受けての考え方が微かに変わった気がする。▼インドのパル判事「戦争を犯罪として裁く法律が国際間に出来ない限り東京裁判の被告を戦争犯罪者とすることは出来ない」と東京裁判という名の政治を批判したように、現在は戦争犯罪を裁く国際法や国際法廷等が設置されているが、国連自体が安保常任理事国の拒否権で機能不全である。
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