薫そうめん 木挽町芝居茶屋事件帖

薫そうめん 木挽町芝居茶屋事件帖

792円 (税込)

3pt

4.0

蒸し暑い雨の日。美男・喜八が仕切る木挽町の芝居茶屋かささぎで、元金貸しの隠居・岩蔵と、金貸しの奉公人だという長助が相席となった。二人を中心に店には和やかな時が流れていたが、岩蔵の棘のある言葉で場は白けてしまう。それでも岩蔵をやけに気にかける長助。一方、常連で狂言作者の娘・おあさは、駿河台で起きた詐欺事件を取材中らしい。その上、かささぎを大茶屋にする応援がしたいと、喜八にある計画を持ち掛けてくる。芝居の町が舞台、人情たっぷりの事件帖、第四作!

...続きを読む

木挽町芝居茶屋事件帖 のシリーズ作品

1~5巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~5件目 / 5件
  • 初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖
    770円 (税込)
    最福神社門前の茶屋「たまや」を切り盛りする母を手伝いながら、明るく元気に暮らしていた娘・すず。母娘で営む茶屋は、丁寧に作られた甘味と季節の蕎麦がうまいと客の評判も上々だ。ところが一年前の春、隅田川沿いの桜を見物に行って以来、すずはどんな医者も原因がわからぬ不調に苦しむようになった。最後の望みをかけ評判の医者の元へ向かう道すがら、具合が悪くなったすずは、宇之助と名乗る謎の占い師に助けられて……。口福を満たす甘味や蕎麦とぴたりと当たる占いが明日への幸せを呼ぶ、時代小説の新シリーズ開幕!
  • 雛あられ 木挽町芝居茶屋事件帖
    770円 (税込)
    小体だが、気の利いた旬の料理に、店主・喜八とその兄弟分・弥助の色男ぶりで人気の芝居茶屋かささぎ。ある日店に、眼鏡をかけた上方言葉の客がやってきた。風変わりなその男は、常連の娘・おあさの父にして狂言作者の東儀左衛門で、男前の喜八と弥助に台帳(台本)を書く手伝いとして、せりふ読みや立ち回りをしてほしいのだと言い出す。一方、喜八は近所の大茶屋・巴屋がらみのいざこざに巻き込まれ……。喜八と犬猿の仲である火付改・鬼勘も絡んで、またひと騒動の予感──大人気シリーズ第二幕!
  • 菖蒲ちまき 木挽町芝居茶屋事件帖
    792円 (税込)
    暦が夏を迎えた頃。芝居茶屋かささぎは、美男で評判の喜八や弥助目当ての女客や、料理人・松次郎が作る小料理を求める客で今日も賑わっていた。季節のおすすめ、茗荷料理の評判もいい。しかしそこへ、茗荷ばかり食べさせて、物忘れにさせる気だと騒ぎ出した客がいた。他の客たちも不安な顔をし始めたとき、「それは迷信だ」と武家の中間らしき男が割って入ってくれた。藍之助と名乗るその男、目下人探しをしているそうで……。重版出来大人気シリーズ、第三巻!
  • 薫そうめん 木挽町芝居茶屋事件帖
    792円 (税込)
    蒸し暑い雨の日。美男・喜八が仕切る木挽町の芝居茶屋かささぎで、元金貸しの隠居・岩蔵と、金貸しの奉公人だという長助が相席となった。二人を中心に店には和やかな時が流れていたが、岩蔵の棘のある言葉で場は白けてしまう。それでも岩蔵をやけに気にかける長助。一方、常連で狂言作者の娘・おあさは、駿河台で起きた詐欺事件を取材中らしい。その上、かささぎを大茶屋にする応援がしたいと、喜八にある計画を持ち掛けてくる。芝居の町が舞台、人情たっぷりの事件帖、第四作!
  • 菊花ちらし 木挽町芝居茶屋事件帖
    792円 (税込)
    実りの秋。人気役者の甥で、美男と評判の喜八が仕切る芝居茶屋かささぎでは、秋なすにしめじ舞茸、新生姜など、滋味あふれる食材を豊富に使った料理で客をもてなしている。そんな折、下総から江戸遊山にやってきた、お菊という美女と冴えない大男という二人連れがいた。そのお菊に、店内に居合わせた久作と名乗る男が菊若水という化粧水を買わないかと持ち掛ける。喜八は、久作の商いの仕方が気になって……。料理と芝居、そしてかささぎを舞台に巻き起こる人間模様と、三度楽しめる大人気時代小説シリーズ、第五作!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

薫そうめん 木挽町芝居茶屋事件帖 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    夏のお料理のオンパレードでしたが、冬瓜の丸煮美味しそうでした。
    この作品のおあさちゃんの言葉が、心に響きました。「応援する側はね、何も役者や作者をただ応援してるわけじゃないの。応援することがそもそも楽しいし、自分の仕合せでもあるのよ」オタクの気持ちを代弁して頂いたと思いました(笑)

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    木挽町の芝居茶屋かささぎやで働く喜八、弥助。芝居をめぐる常連客。
    その中に、元金貸しで今は隠居の岩蔵。
    金に不自由はなくとも吝嗇で頑固、実の息子とも縁遠い。
    一人ぼっちでいる岩蔵のところに、実は来るはずのない孫娘が。

    先だっては別の町内で隠居のところで起きた詐欺事件が話題に。当の被害者の隠居は詐欺

    0
    2023年07月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんか今回はいい話でしたうるっときました。
    また、今回は東先生の脚本じゃなくて、六之助の脚本でした。
    喜八が女形でした。弥助があおさを警戒しててどこまでいっても喜八中心なんだなと思いました。素晴らしい。
    芝居茶屋が本格化するみたいですね。なんかメイド喫茶みたいになってきましたね。
    女性向け茶屋になり

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回は詐欺事件でしたね。
    しかし、詐欺の語源が兎(因幡の白兎がサメを騙したことから)とは知りませんでした(・・;)

    寂しい年寄りを狙った詐欺っていうのも……。

    今回も夏越御膳や薫そうめんが美味しそうでした。
    さて、役者と話せる茶屋に次の巻ではなってるんでしょうかね。
    楽しみ(≧∀≦)

    0
    2023年07月30日

薫そうめん 木挽町芝居茶屋事件帖 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

時代小説文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

篠綾子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す