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キャラ萌え必至!の平安王朝ミステリー。
和歌の達人にして、宮中一の色男である在原業平は、生意気盛りの惟喬親王に懐かれ、親族として面倒を見ていた。しかし、権勢を誇る藤原良房の娘明子に惟喬親王の異母弟である惟仁親王が誕生し、皇位継承を巡って暗雲が立ちこめる。直に、惟喬親王や母の静子に身の危険が迫るようになった。
そのころ、惟喬親王に静子の縁者という香澄が仕えるようになった。ある日、香澄から藤原家の陰謀が隠されているという謎の和歌の秘密をあばいて欲しいと言われる。業平は、陰陽師の行貞とともに和歌の謎を解き明かすとともに、隠されていた書状を発見する。それは、藤原家が権力の中枢に食い込むためにしてきた、闇の歴史が記されたものだった――。
惟喬親王を亡き者にしようとする勢力から、親王を守ることができるのか。
在原業平と親友の陰陽師葛木行貞が活躍する、平安王朝ミステリー。
文庫オリジナル版を電子化。
Posted by ブクログ 2021年09月12日
在原業平と惟喬親王、もっていたイメージは業平も壮年となりそれぞれが思い通りにならぬ世の中に対してサロン的な交わりをしている、そんなイメージです。サロンでは分別の着いた大人たちが風流を讃えながら世を嘆くような。
業平と高子と言えば、世慣れた十分に大人の業平が深窓のご令嬢に外の世界の美しさを手ほどきして...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月17日
惟喬親王の世話をしている在原業平の女たらしぶりがなかなかいい。惟喬親王に異母兄弟が生まれたために、いろいろな怪しげなことが起こり始める。在原業平と親友の陰陽師の行貞は惟喬親王のために奔走することになる。業平が剣の達人だったり、行貞が隠形の技を使えたりと、結構面白い。小野小町の颯爽ぶりや藤原高子の気の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月27日
「からころも」など万葉集にちなんだサスペンスものを書かれた作家さん。今回は『伊勢物語』の在原業平が主人公で、やはり歌が物語の中心となっている。
副題は『歌解き譚』だが、こちらもミステリーと言うよりはサスペンスタッチだ。
ここで描かれている在原業平はイメージ通り。女性にモテモテで常にいろんな女性の元...続きを読む
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