武田信玄 火の巻

武田信玄 火の巻

702円 (税込)

3pt

川中島の大会戦に勝利を得た信玄は、天下に号令する道を一歩一歩確実に歩んでゆく。しかし、正室・三条氏が生んだ長男の義信との仲が思わしくない。息子が父を追い落とそうとするまで悪化した関係の一方で、信玄の体をむしばむ宿痾(しゅくあ)が命をけずる。苦悩のすえ、信玄は義信と親子の縁を断ち、愛する側室・湖衣姫との間にできた勝頼を自らの後継者と決めた。そして強敵・北条氏を追いおとすために、関東に軍を進め、小田原城に迫る。傑作歴史小説、第3巻。

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武田信玄 のシリーズ作品

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  • 武田信玄 風の巻
    886円 (税込)
    狂乱の振る舞いで、民に怨嗟の声をあげさせていた父・武田信虎は、次男の信繁を盲愛するあまり長男・晴信(=信玄)を露骨に疎んじていた。信玄は命の危険を感じ、苦悩の末、父を駿河の国に追放する。甲斐の国の主となり、信濃の国に怒濤の進撃をはじめた信玄は、諏訪頼重を幽閉し、小笠原長時を塩尻峠に破り、さらに村上義清を砥石城に攻略する。いつか京都に上ろうと野望を燃やしながら…。圧倒的なスケールと説得力ある取材で武田信玄の生涯を描く歴史小説、第1巻。
  • 武田信玄 林の巻
    784円 (税込)
    天才的な智略と慎重な攻め方によってつぎつぎと城を落とし、信濃の国をみごと平定した信玄。しかしその野望は、あくまでも京都に上って天下に号令することである。同じ野望をもつ今川義元がまず上洛の軍を起すが、桶狭間の戦いで織田信長にはばまれ、命を落とす。いざ我こそは…しかしその信玄を牽制するのは、又しても越後の上杉謙信。宿命の対決を迎えようとしている2人の戦国大名。世にいう川中島の決戦である。著者会心の大長篇、第2巻。
  • 武田信玄 火の巻
    702円 (税込)
    川中島の大会戦に勝利を得た信玄は、天下に号令する道を一歩一歩確実に歩んでゆく。しかし、正室・三条氏が生んだ長男の義信との仲が思わしくない。息子が父を追い落とそうとするまで悪化した関係の一方で、信玄の体をむしばむ宿痾(しゅくあ)が命をけずる。苦悩のすえ、信玄は義信と親子の縁を断ち、愛する側室・湖衣姫との間にできた勝頼を自らの後継者と決めた。そして強敵・北条氏を追いおとすために、関東に軍を進め、小田原城に迫る。傑作歴史小説、第3巻。
  • 武田信玄 山の巻
    825円 (税込)
    甲州・信州の全域を手中におさめ、さらに駿河府中をおさえた信玄。海を手に入れたことで水軍も味方につけ、いよいよ念願の京都にのぼろうとするが、織田信長に先をこされる。信長は叡山を焼き討ちし、存在感を見せつける。その上、信玄の年来の病いが身を縛りつける。しかし、まだ勝頼に指揮を任せるわけにはいかない…。先入観にとらわれない合理的な戦術によって、戦国の合戦に転機をもたらした名将・武田信玄の生涯を描いた長篇3000枚が、いよいよ完結の最終巻。

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武田信玄 火の巻 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月17日

    円熟期を迎え、いよいよ太平洋側(駿河)への進出を図る信玄。一方で、嫡子である義信との仲が難しく、結局は義信を失ってしまう。やがて正室の三条の方との別れも突然にやってくる。第3巻では、信玄の親としての悩み、年を取ることの悲しみもしっかりと描かれています。

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月03日

    織田信長の台頭しつつある世においての、今川家の衰退、義信の反抗、信玄自身の病気と老いとの戦い。最高の頭脳と仲間をもってしても時代に流されてゆく。しかしこの小説の信玄、いい人すぎないだろうか!?

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月07日

    2021.58

    4巻中、3巻目、完!
    勝頼に継ぐことが決まり、北条攻め!

    ラストどうなるか楽しみだなぁー!

    0

    Posted by ブクログ 2020年07月26日

    前半は義信事件、中盤以降は駿河侵攻と北条との戦いが話の中心。

    武田信玄というととかく川中島にスポットが当てられるが、実際には川中島後と言うよりも晩年の西上作戦の方が重要だったのかもしれない。

    本巻はその布石となっている。

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月07日

    再読2020.7.19~
    2020.8.7完了
    義信の悲劇と勝頼の頼もしさが載る。
    武田家を扱う小説を読むと、いつも勝頼が活躍し出すと武田家の終わりが近いことを覚り何とも言えない悲しい気持ちになる。
    駿府を取り上り調子真っ只中であるのに悲しいものだ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月15日

    信玄の戦略のすごさと長男のワガママ、親を超えたいがために命令を無視して重臣を死なせるなど度重なる違反で信玄は親子の縁を切る。
    勝頼を跡継ぎとし、勝頼のたくましさに親バカになりそうなのを必死で隠すなど、信玄の人間らしさも描かれている。
    勝頼も期待を裏切らない戦略で期待の跡取りだったんだなぁ。
    戦闘部分...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月13日

    林の巻まではまだ若々しさが残っていた
    信玄公もすっかりおっさんになってしまった。

    信玄や勝頼に好意的な人物は好意的に描かれ、
    彼らに敵対的な人物は貶されているのに少々違和感を感じるが、
    それはそれとして、とても面白い小説である。

    0

    Posted by ブクログ 2017年08月16日

     信玄も中年となり、地盤も固めた感のある「火」の巻。
     
     子義信との確執、周辺国の領主たちとの駆け引き。戦国の世の困難は、戦ばかりではない。
     
     信玄を読みながら、信長の地理的有利さ、日本人の京に持つ感情など、様々な要因が積み重なったのが歴史なのだろうという思いが強くなった。信玄や、他の武将がい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    歴史小説初心者の私ですが、かなり楽しめました。歴史小説では「これは著者が考えたことなのか、実際にあったことなのか」私は時々分からなくて困ってしまうのですが、この本では一段落おくとそこらへんが丁寧に説明されてたりするのがよかった。例えば「甲陽軍艦では○○と書いてあったが○○ではこう書いてあった。私は自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月09日

    川中島の大会戦に勝利を得た信玄は、天下に号令する道を一歩一歩確実に歩んでゆく。しかし、長男の義信との仲が思わしくなく、やがて信玄は苦悩のすえ、親子の縁を断つのである。後継者を愛する湖衣姫との間にできた勝頼と決めた信玄は、強敵北条氏を追いおとすために、関東に軍を進め、小田原城に迫る。

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