アラスカ物語

アラスカ物語

748円 (税込)

3pt

明治元年、宮城県石巻町に生れた安田恭輔は15歳で両親を失う。外国航路の見習船員となり、やがてアラスカのポイントバローに留まった彼はエスキモーの女性と結婚してアラスカ社会に融けこんでいく。食糧不足や疫病の流行で滅亡に瀕したエスキモーの一族を救出して、アラスカのモーゼと仰がれ、90歳で生涯を閉じるまで日本に帰ることのなかったフランク安田の波瀾の生涯を描く。

...続きを読む

アラスカ物語 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月05日

    明治の人物の逞しさには驚嘆させられます!
    フランク安田さん、同じ日本人としてとても誇らしく思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月05日

    時代が違うという大前提はあるけど、主人公の体験に比べたら、自分の思い悩んでることなんてちっぽけなことだなと思えた。大自然の描写がすばらしい。

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月15日

    ジャパニーズ・モーゼと讃えられ、
    全滅寸前だったエスキモー達を救ったフランク安田。
    「世界ナゼそこに日本人」のテレビ番組が当時にもあれば、
    間違いなく高視聴率とれるネタであろう。
    世界がどんどん発展していく中で、
    白人社会が作り出した外部環境の変化に翻弄され、
    生き場を失っていくエスキモー達。
    迷惑...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月29日

    米国沿岸警備船のキャビンボーイとして渡米し、海獣の乱獲によって飢餓に瀕していた海岸エスキモーを率いて民族移動を達成し、ビーバー村を設立。フランク安田こと安田恭輔。東北での腕白な子供時代の安田恭輔とアラスカでジャパニーズモーゼと謳われたというフランク安田の数奇な人生を新田次郎が綴った小説。

    100年...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月19日

    後世に語り継ぎたい日本人の偉人である。
    新田の綿密な取材と筆力あふれる大作。昔ながらの気質ながらやりとげる意思のある人物が魅力。女性も頼もしくてよろしい。失われた美徳を見るのはいいことだ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月11日

    大河小説というのだろうか。極北の大地でエスキモーの信頼を勝ち得た主人公の一生が圧倒的迫力で綴られている。

    0

    Posted by ブクログ 2017年08月14日

    極地アラスカに、エスキモーの村を作った日本人がいたことを、私は知りませんでした。

    食料不足や、疫病の流行により、滅亡に瀕したエスキモーを救出し、アラスカのモーゼと仰がれたその人の名は、フランク安田。
    そんな彼の生涯を描いた物語です。

    この静かなタイトルからは想像もつかない、激しく変化に挑んだ人生...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年01月08日

    約100年前にアラスカに渡りエスキモー(イヌイット)の救世主となり、「アラスカのモーセ」と称えられたフランク安田の事績を描く。北極圏の荒々しい自然の描写が想像をかき立てる。何ヶ月も太陽が昇らない、骸骨の踊りのようなオーロラ、前後左右を見失うような吹雪。このような小説は出来るだけ快適な環境で詠むに限る...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年10月08日

    アラスカについては星野道夫の書籍や写真でしか馴染みがなかったけど、この本を読まなければ、おそらくフランク安田という偉大な日本人を知ることはなかったと思う。人物像だけでなく、アラスカの自然やエスキモーの歴史・文化・生活習慣など、そしてゴールドラッシュ、白人やインディアンとの関わり合いなど深く書かれてい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月07日

    まるで創世記を読んでいるようだった。
    世界の北の最果ての地に、エスキモーのために生涯を捧げた日本人がいたなんて驚きを通り越して感動を覚えた。
    新田次郎お得意の雪山の描写もたっぷりで、山岳小説としても大満足。
    2015/11

    0

アラスカ物語 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

新田次郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す