壬生義士伝(下)
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壬生義士伝(下)

733円 (税込)

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南部藩を脱藩し、新選組隊士となった吉村貫一郎は鳥羽伏見の戦いで敗れ、切腹して果てた。その子、嘉一郎も脱藩者という父の汚名を雪ぐべく戊辰の役に参戦するが、南部藩は降伏。嘉一郎は、箱館へと走る。五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した――義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り”で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が結実する壮大なクライマックス。第13回柴田錬三郎賞受賞の傑作長篇小説。

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  • 壬生義士伝(上)
    733円 (税込)
    小雪が舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、傷だらけの侍がたどり着いた。貧しさゆえ南部藩を脱藩し、壬生浪(みぶろ)と蔑称された新選組の隊士になった、吉村貫一郎であった。その剣の冴えは“人斬り貫一”と京の都で恐れられ、一方、極度の倹約のため守銭奴と蔑まれた男には、まったく異なる貌もあった。元新選組隊士や教え子たちが語る非業の隊士の生涯から、血なまぐさい時代にひとすじに生きた「誠」の人生が浮びあがる。03年映画公開。浅田次郎、渾身の名作!
  • 壬生義士伝(下)
    733円 (税込)
    南部藩を脱藩し、新選組隊士となった吉村貫一郎は鳥羽伏見の戦いで敗れ、切腹して果てた。その子、嘉一郎も脱藩者という父の汚名を雪ぐべく戊辰の役に参戦するが、南部藩は降伏。嘉一郎は、箱館へと走る。五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した――義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り”で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が結実する壮大なクライマックス。第13回柴田錬三郎賞受賞の傑作長篇小説。

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壬生義士伝(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    次郎衛が吉村に握り飯食わすとこは泣いた。だって食べられないし。泣くとは思わなかった。
    様々な視点で形づくられていく壬生の義士。義を貫くことに、身分など関係ないと思った本でした。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月19日

    人生のマスターピースになった。

    文章に泣かされたのは本当に初めて、もう言葉が出ない。新選組の予備知識があったおかげで感動もひとしお、でも新選組を取り扱ったというよりは吉村貫一郎が新選組にいたから生まれた話のように感じた。

    人生のバイブル、再読必至、誰かにお薦めしたい。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    「上」からの一気読み。
    インタビュー形式にしてあるので解りやすく気持ちも揺さぶられてゆく。
    男として父として、またはひとりの人間としての
    誇りや尊厳、『義』の精神に涙が止まらない。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月11日

    最後まで南部侍の志に胸を打たれる作品でした。
    そして、きっと誰も思い付かなかったであろう新選組の描き方をここまで広げられる浅田氏の筆力に恐れ入りました。
    この読後感が残っている今年のうちに、絶対に東北地方を旅行してみよう。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    読み終えるのがもったいないと思うくらい、話に引き込まれていきました。通勤電車の中で読んでたので、涙が出そうになるのをこらえた事もありました。良い時代小説に出会えたと思います。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月09日

    新撰組を題材にした物語で泣けた唯一の小説
    吉村は言うまでもなく
    他のメンバーの人生も重い
    重すぎるものを背負った男たち
    お疲れさまでした
    ゆっくり休んでくださいと
    ありきたりな言葉しか出てきません
    浅田次郎の作品の中でも一際素晴らしい時代小説でした

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月17日

     壬生義士伝(上・下)を読んで

     新選組の隊士として戦い続けた吉村貫一郎の体はもうぼろぼろだった。命の灯が消えそうな時、最後の場所は故郷である南部藩。その蔵屋敷だと決意し、頼み込んで中に入れてもらう。もちろん切腹の覚悟である。

     蔵屋敷で、彼は回想にふける。過去の様々な出来事と対面する。さらに、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    現代の平和な世界で安穏と育った者にとって、まだ死が身近にあった江戸末期とはいえ、命を賭して義を貫く貫一郎、嘉一郎親子の士魂に心を強く揺さぶられた。 母を、子を、妻を、そして友を愛し、彼らが互いを慈しむ合う浅田さんの表現に涙腺を激しく刺激されて止まない。 浅田さんは泣かせるのが上手すぎる。 もちろん、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    主人公の"吉村貫一郎"がやたらと格好良い、その格好良さに泣けてくる。
    時代背景もしっかりしていてとても勉強にもなった。
    そして浅田次郎さんの手法が巧い!
    私が幕末に興味を持つきっかけになった本です。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月23日

    ふとしたことから会社の同僚に勧められた本。幕末好き、更に新選組好きの私にとっては興味をそそられる内容で、勧められてすぐに読んでみた。
    結論、素晴らしい本でした。今年100冊近く読んだ本の中でも、少なくとも5本の指には入る作品。
    特に私のように幕末という時代が好きな方、特に基礎知識として新選組に関する...続きを読む

    0

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