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「書を捨てよ、町へ出よう」――若者の未来の自由は、親を切り捨て、古い家族関係を崩すことから始まる――。愛情過多の父母、精神的に乳離れできない子どもにとって、ほんとうに必要なことは何なのか? 「家出のすすめ」「悪徳のすすめ」「反俗のすすめ」「自立のすすめ」と4章にわたって、現代の矛盾を鋭く告発する寺山修司の青春論。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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Posted by ブクログ 2009年10月04日
土の匂いのする文章・・・というと妙かもしれませんが、少し不器用な感じ、けれどその語彙の面白さ、パワーにぐいぐい惹きつけられます。とくに竹本良次の薄暗さに(笑)。本当にどこにいらっしゃるのですか。
Posted by ブクログ 2016年01月30日
本書での寺山修司のよいところは、投書に対して一定の評価をしたあとにその他欠点について論議するところで、この始めに評価し後から修正点を話すのは日本的だそうなのですが…この順序によって寺山のセンスを理解したのち、そのセンスにしたがって世俗を構成するしがらみを分解、解析しエッセイの一つの形ができているなと...続きを読む感じます。大抵の本はそうなのかもしれませんが、独歩型な作家はそう書いてくれるとありがたいんですね。本来の「祭り」は、自分の役割を忘れることにある…。
なんとなく世の中がつまらない、しかし、どうつまらないのかがいまいち良く分からない。そんな時は、寺山修司を読みましょう。探している答えがここにはきっとあります。というか僕にはありました。
最高。寺山修司最高。なるほど大人の反抗期。というか、なるほど大人の軽い社会への反逆。軽いというのがポイント。その軽さが、かっこいい。
Posted by ブクログ 2018年08月25日
高校生か、大学生の頃に購入。 親から自立するのが大人になる第一歩と考えていたんだな。ただ、家出まではどうか?と思っていたような気がする。
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