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Posted by ブクログ 2013年01月04日
群像劇。
「モダンジャズの手法で書いた」と本人は言っているけれど。
ポールトーマスアンダーソンの映画みたいな。
それぞれが闇を抱えていて、それぞれの人生が交差する場所としてのリング。
世の中に問題提起している感じがする。
荒野。
って、いいことばだな。
バーのカウンターは、荒野。
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Posted by ブクログ 2021年01月15日
2021年、2冊目は、最近、プチブームの少し前の話題作シリーズ(菅田将暉主演で映画化されたため)であり、敬愛する寺山修司の作品(敬愛するとか言っておいて、今さらかい⁉️)。
吃りと赤面対人恐怖症に悩む〈バリカン〉建二は、〈片目〉の堀口のボクシングジムの門を叩く。同じ頃、堀口はレコード店の前で、新宿...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月25日
河出文庫版。烏が表紙のやつ。何年も積読やったんやけど、平成が終わる前に昭和の臭いしかしないこれを読み終えたぜ。
この時代の新宿などわたしが知るはずないけど、路地裏なんかの換気扇の臭いがしてきそうな雰囲気。
バリカンくんせつないなー。でもそれが彼の向き合い方で自己表現の仕方なんやな。
バリカンくんと...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月20日
2017年10月の映画公開に合わせ購入。
新宿を舞台にした生々しい昭和の香り。昔は新宿も薄汚かったのに、小綺麗になってしまった。ここに描かれた昭和が懐かしい。小説には出てこないけれど、コマ劇場前の噴水とか、昔の歌舞伎町を思い出した。何という小説ではないけど、昭和の新宿を生きた人たちの哀愁を感じる。寺...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月14日
若い頃の青臭さといったら目をそむけたくなる。夢や妄想で頭がいっぱいになって高揚したり落ち込んだり、心と体が同時に異性を求めて悶々としたり。
「コンプレックスを抱えることは普通のことなんだよね」って大人の階段を踏み外しながらもちょっとずつ昇ってる今となっては微笑しながら言える。だけど10代20代の若い...続きを読む
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