さかさま文学史 黒髪篇

さかさま文学史 黒髪篇

462円 (税込)

2pt

4.5

天才詩人中原中也と女優長谷川泰子のロマンスの実相、近代文豪島崎藤村と姪こま子の恋の後日譚、彫刻詩人高村光太郎と妻智恵子の愛情物語の虚構など。――文学史上に燦然と輝く文豪たちの波乱に満ちた一生を陰に陽に彩る女たち。彼らの創作の秘密をときあかす鍵としてさまざまな位置にあった女たちにスポットをあて、著者自らの文学的体験を織りまぜながら語る、ユニークな、女のためのもう一つの文学史。

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さかさま文学史 黒髪篇 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2009年10月26日

    文豪達に、「女」を通して迫る。
    取り上げられている文豪を大して知らなくても非常に面白いですし、1人あたり10ページ程度と読みやすいです。
    文豪達の作品に「女」が投影されている事も有るので、また作品を読み返したくなります。

    0208-0211
    /////
    天才詩人中原中也と女優長谷川泰子のロマンスの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年05月09日

    好きです。文豪などを女関係の側面から描く新文学史。坂口安吾のくだりに感動。太陽と月、陰と陽ではないですが、男女の一対なるバランス。マイナス要因も含め、異性と喜怒哀楽する、そんな人生を噛みしめたい。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    日本の文学者と文学者の女の歴史。
    文学者とその女、二人の関係から見える文学者の人間像を寺山が語る。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年11月24日

    21年振りの再読です。
    購入しようとしたら、絶版だったので古本で購入しました。

    有名な文豪や画家の側で生きた女性に焦点を当てている印象です。

    例えば高村光太郎の智恵子抄、常に詩の題材にされる智恵子の気持ちは考えた事がなかった。
    なるほどなあ、別の角度から見たらそうだよなーとしみじみしました。

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    0

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