沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-
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沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

660円 (税込)

3pt

会長室の調査により、次々と明るみに出る不正と乱脈。国民航空は、いまや人の貌をした魑魅魍魎(ちみもうりょう)に食いつくされつつあった。会長の国見と恩地はひるまず闘いをつづけるが、政・官・財が癒着する利権の闇は、あまりに深く巧妙に張りめぐらされていた。不正疑惑は閣議決定により闇に葬られ、国見は突如更迭される――。勇気とは、そして良心とは何かを問う壮大なドラマ、いよいよ完結へ!

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沈まぬ太陽 のシリーズ作品

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1~5件目 / 5件
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-
    660円 (税込)
    広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命――。人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける!
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-
    737円 (税込)
    パキスタン駐在を終えた恩地を待ち受けていたのは、さらなる報復人事だった。イラン、そして路線の就航もないケニアへの赴任。会社は帰国をちらつかせ、降伏を迫る一方で、露骨な差別人事により組合の分断を図っていた。共に闘った同期の友の裏切り。そして、家族との別離――。焦燥感と孤独とが、恩地をしだいに追いつめていく。そんな折、国民航空の旅客機が連続事故を起こす……。
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-
    737円 (税込)
    十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は520名――。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻!
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-
    737円 (税込)
    「空の安全」をないがしろにし、利潤追求を第一とした経営。御巣鷹山の墜落は、起こるべくして起きた事故だった。政府は組織の建て直しを図るべく、新会長に国見正之の就任を要請。恩地は新設された会長室の部長に抜擢される。「きみの力を借りたい」。国見の真摯な説得が恩地を動かした。次第に白日の下にさらされる腐敗の構造。しかし、それは終わりなき暗闘の始まりでしかなかった……。不屈の闘いを描く第四巻!
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-
    660円 (税込)
    会長室の調査により、次々と明るみに出る不正と乱脈。国民航空は、いまや人の貌をした魑魅魍魎(ちみもうりょう)に食いつくされつつあった。会長の国見と恩地はひるまず闘いをつづけるが、政・官・財が癒着する利権の闇は、あまりに深く巧妙に張りめぐらされていた。不正疑惑は閣議決定により闇に葬られ、国見は突如更迭される――。勇気とは、そして良心とは何かを問う壮大なドラマ、いよいよ完結へ!

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沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下- のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月18日

    全巻読み終えました。
    当初、先入観無しに読み進めましたが、筆者の長きに渡る取材からの小説との事。
    圧倒されました。
    これが小説と言う設定なら、最後のくだりが無情すぎます。
    しかし、忠実に再現した内容なら人の残酷さがよく分かります。
    通勤時に読んでましたが、何度も泣きそうになりました。
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    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    渡辺謙主演の映画、沈まぬ太陽を観て感動したため原作を読んでみた。
    山崎豊子さんは十年に1作書かれるということで
    すごく時間をかけられたのが、よくわかります。
    印象に残ったこと葉
    ニューヨークの動物園の鏡の間の鉄格子に埋め込まれた鏡があり、人間の上半身が映る仕掛けになっていて、その鏡の上には
    世界で最...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月07日

    最後まで不遇で信念を貫く主人公と、野心と謀略にまみれたライバル。
    山崎豊子作品といえばこの構図。

    毎年、御巣鷹山の追悼登山のニュースを見るたびに、恩地元を思い出す。

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    Posted by ブクログ 2023年10月01日

    最後まで、驚かされ胸を打たれる展開でした。これまでの仕打ちに対する報いの光が見えそうで、私自身、少し救われました。
    事実を軸に展開される物語であるがため、一つ一つが重く説得力があり、その分重い気持ちになりました。
    連載当時は関心がなく世の中の反応は分かりませんが、当時ここまでの本を書くのは、相当な覚...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月03日

    沈まぬ太陽を読んで。

     生きること、働くこと、誠実でいること。
     何にも背かず、自分の正義を貫いた人が、なぜ周りの人よりも苦労をしなければならないのか。なぜ日陰に隠されてしまうのか。
     山崎豊子さんの本で、初めて手にした「沈まぬ太陽」は、自分に「生きることの難しさ」と、「耐え難い仕打ちに耐えること...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月29日

    沈まぬ太陽(一)~(五)を読んで

     航空会社の理不尽極まりない体制の中、一社員として立ち向かっていく主人公:恩地元の生き様が心を打つ物語。度重なる屈辱を受け続けた彼は自分の信念に対し、常に真っすぐであった。

     労働組合委員長時代は、従業員の為に会社へ向かって真っ向からぶつかっていった。
     カラチ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月04日

    私はこの本をこの歳で読むことができてよかったと思います。まず、私は御巣鷹山の航空事故を知りませんでした。そして、昔は今ほど労基が浸透してなく、窓際族と呼ばれる人々の存在も知りませんでした。この話はフィクションとはいえ作者の多くのインタビューに基づいて作られているから戦後の日本の時代背景のようなものが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月16日

    山崎豊子さんの本は描写が詳細で、徹底した取材と膨大な勉強量が本の記述からも伝わってくる。小説家としてのプライドというか、使命なるものが文字を通してここまで伝わってくる人って他にいないんじゃないかな。
    主人公や会長といった、苦境の中で筋を通し続ける人達の姿に勇気をもらいました。面白かった。

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    Posted by ブクログ 2023年06月06日

    最後の1ページまで捨てなかった想いは「救い」だった。
    それは希望だったかも知れない。
    「正義は最後には必ず勝つ」の想いだ。

    何度胸糞悪い思いをしつつも、国見会長や恩地、旧労組、ご遺族係や御巣鷹山事故支援班など会社に僅かに残る良心が報われることを信じ、願い、読み勧めた。
    その結果はもちろん伏せるが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月10日

    やっと読み終わった。現実にあった話とは思えないほど衝撃だった。最後に報われていたことが救いだったが、その後のどんでん返しも読みたかったかも。どこかで見たけど、人間の欲望はほんとうに怖い。でも欲望がないと成長できないので、自分のしてきたことに胸を張れる人になりたい。

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