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Posted by ブクログ 2020年01月23日
主人公の満島絢子は、念願が叶って小さな出版社のイシマル書房にインターンとして入社することができました。しかし、イシマル書房の経営は危機的状況で、出資を受けている親会社に、半年で経営が改善できなければ、パチンコの会社に株を売却すると最後通告されます。そこで、起死回生のために、経験豊富な引退した編集者を...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月28日
七千万円を用意しなければ身売りになる出版社に採用された絢子。起死回生のために社員だけじゃなく書店員、他社社員までも奮闘する。
今の時代書籍の売り上げだけで経営するのは書店も出版社も大変、作家も専業で食べていけるのはほんの一部の人間だけ。とにかく「生き延びること」で文化を守る。
親会社IT社の人間がも...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月09日
22才の女の子がそんな言動するかよという位おっさんくさいですが、書いている人がおっさんのまま書いているので仕方が無いかもしれません。肢体とか熟れた体とか言わんでしょう。プロならちゃんとキャラクターになりきって書いて欲しいという切なる希望です。
ところが内容的には新興弱小出版社の生き残りを掛けた戦いに...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月16日
「生きのびる」がテーマ。活版印刷や書店の実情、現代の出版社の不況、本の持つパワー、校閲など、本が直面する問題を多角的にとらえながら、幻の作家の歴史小説の文章は読ませるものがあるように見え、クラウドファンディングやSNSといったトレンドも出てくる。何より本が好きだという著者の姿勢に泣きそうになる。読み...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月07日
一気読みしてしまった。作中にある「日本人は孤独でなくなったから本を読まなくなった」という言葉はストンと腑に落ちた。私は孤独癖があるから本を読み続けてるのかも。
ところで本書は零細出版社の社運かけた本作りを描いていますが、あまり細かい編集に関わる描写が出てきません。よりマクロな視点でダイナミックに書い...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月07日
零細出版社イシマル書房の大奮闘を描いた作品。ジャンルはお仕事小説か。
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ラノベ仕立てで読みやすく、出版社の業務の一端がわかりやすく書かれていた点はよかった。
ただ営業にせよ取材にせよ、軽く楽しい場面が多く、ラノベであってもお気楽さが目に付きすぎる気がし...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月09日
小説で「読書メーター」の文字を目にするとは。
経営難の新興出版社、起死回生の一手は、引退した編集者を迎え、剽窃疑惑で文壇から消えた作家を擁しての歴史小説だった。
赤裸々な出版、書店の裏話もあり、編集と作家と経営の心得としても面白い。後半の展開の速さと出来過ぎた展開は気になるが(炎上ネタが結果的に...続きを読む
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