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残暑の頃。小間物商「丸藤」の手代として信頼厚い吉蔵が、実家の味噌屋の主となるため、店を去ることになった。吉蔵を敬愛する総領娘の里久は、動揺を隠せない。吉蔵は主・藤兵衛に、「私の次の手代は里久お嬢さんに」と進言。今まで自らが丸藤で培ってきたすべて、商人としての自覚と自信を里久に教えこむことを、最後の奉公とさせてほしいと頭を下げる。商いに向き合う里久の奮闘、妹・桃の嫁入り、そして里久の縁談……成長した看板姉妹の物語、感動のシリーズ完結篇。
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Posted by ブクログ
202208/まだまだ続いてもよさそうだったのに今回でシリーズ最終は残念。里久・桃、どちらも自分達らしい選択で良い終わり方だった。主人公達に都合よすぎる展開も多かったけど、登場人物達が魅力的でとても良いシリーズ、全作楽しませてもらった。
桃が大好きな人とする苦労を厭わずにお嫁に行き、里久は大好きな人が人がする仕事が続けることを願って婿入りの話を破談にする。 ああ、二人らしいなぁと思うラストでした。里久には似合いの人がきっと現れるって思いたい! 楽しいシリーズでした。こうした作品はやはりいい(*^^*)
まさかの最終巻で、どうなるのかと思ったら怒涛の後始末 二冊くらいに分けてじっくり読みたい内容だった 大店丸藤を出ていく者、入る者、残される者、残して行く者、色んな人達の想いが交錯して切ない 主人公は総領娘里久だけど、このシリーズで一番成長したのは次女で伊勢町小町と呼ばれた桃だったと思う あと父...続きを読む藤兵衛が母須万に何気に惚れ込んでいる事実もチラチラと判明 桃と耕之助、里久と清七も良かったけど、父と母にも思わずニヤニヤしてしまいました 里久の未来に想いを馳せながら
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