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「被爆者の自己救済行動」「沖縄の戦後世代」他ヒロシマ、沖縄、核基地、憲法についての諸エッセイと、「安部公房案内」「中野重治の『梨の花』の文章」等戦後文学への豊かな考察を示す作家・作品論。全55篇。30代に入った著者は、己れの存在の根元に突きささる鋭い痛みの感覚をもって状況への誠実な発言を続ける。1960年代後半、『厳粛な綱渡り』後の第2エッセイ集。
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Posted by ブクログ 2009年10月04日
私、何をやっても、なかなか長続きをしない方ですが、これを読んで何とか「志」を持続させようと思ったんですが。 これを読むのが「持続出来ませんでした。」(^_^; アハハ…
思い返せば10代の一時期、そう思春期の頃、私はこの本を枕にして過ごしていたことがあった。若かったのかなあ・・・。でも志はいつまでも持続し続けたいものです。
第一エッセイ集である『厳粛な綱渡り』(講談社文芸文庫あとがき)で、小説家がエッセイを書く行為を危険な行為であると述べている。
Posted by ブクログ 2016年06月09日
初読。分厚い本で時間がかかりました。書かれた時期は1960年代、時代の色が出ている内容で、知っているようで実は知らない時代の空気に大江さんを通して触れることができました。でもその空気は確実に現在にまでつながっていることを感じ、大江さんの変わらない姿勢に思いをはせました。
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