とんこつQ&A

とんこつQ&A

1,562円 (税込)

7pt

真っ直ぐだから怖い、純粋だから切ない。あの人のこと、笑えますか。
“普通”の可笑しみから、私たちの真の姿と世界の深淵が顔を出す。

大将とぼっちゃんが切り盛りする中華料理店とんこつで働き始めた「わたし」。「いらっしゃいませ」を言えるようになり、居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは――(「とんこつQ&A」)

姉の同級生には、とんでもない嘘つき少年がいた。父いわく、そういう奴はそのうち消えていなくなってしまうらしいが……(「嘘の道」)

人間の取り返しのつかない刹那を描いた4篇を収録、待望の最新作品集!

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とんこつQ&A のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みやすさがさすがの今村夏子さん。
    むらさきのスカートの女や、木になった亜沙と同じくするする読める。
    情景も想像しやすくてよかった。

    短編が4篇あり、ピックアップでとんこつの題名が使われているがほか3篇も劣らない良さ。

    独特の、たった少しの気味の悪さはいつもどうりあり。

    カバーーハード
    紙質ー

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    ふんわりとした空気感のヒトコワ。短編集。どの話も面白かった。
    一番気に入ったのは『とんこつQ &A』
    話すことが苦手な飲食店店員が、メモを見ながら毎回「いらっしゃいませ」と言う。シュール。
    その後の展開に胸がざわついた。狂気が普通みたいになっていて、怖かった。

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    とにかく怖い怖い怖い
    ホラーじゃなくて精神的に参ってしまう感じ
    なんでこんなにも変な人達ばかりなんだろう

    とんこつQ&Aはどんな物語か想像もつかなかったけど、読んでみてとんでもなく変な人達の変なお話だった

    一番怖かったのは「嘘の道」
    誰もああはならないけど、でもならないとも言い切れない

    0
    2024年05月01日

    Posted by ブクログ

    うわぁーん♪すごいですね、これ!
    読み終わったあと、全部ぞわーーーっとする。
    こわい、こわい、こわい、こわぁぁーい!
    ホラーみたいに怖いです!そして心がモヤモヤして
    ヤバめです!大好き❤︎
    とんこつQ&Aなんて、最後の方カオスですよね⁈
    やばぁ。

    0
    2024年04月01日

    Posted by ブクログ

    「とんこつQ&A」
    今川さんが独特すぎて目立たないけど、「とんこつ」の大将とぼっちゃんも、そこらへんにはいないタイプ!新しく丘崎さんが加わったら、今川さんがまともな人に思えてしまった。

    「嘘の道」「良夫婦」
    普通の感じの人たちの物語だと思って読んでいたら、終盤にどんでん返しがあり、背筋が凍った。も

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    表題【とんこつQ&A】は、大好きな【コンビニ人間】を彷彿とさせるようなストーリーでとても面白かった。こういう、ちょっとヤバいけど一生懸命生きてる人、を描いた作品が好きです。

    0
    2024年02月08日

    Posted by ブクログ

    近所のブックカフェにて。
    なんだろう、今まで読んだことない感じ。
    感動系でもほっこり系でもなく、かといってゾッとする系でもない(帯には「ゾッとした」とあるが)。
    だけど心に、確かな余韻が深く残る。

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    今村夏子の新作やっと読めた!!
    今回も不気味だけどクセになる話ばかり。
    じわじわくる不気味さと不思議さがたまらない!

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    自分の中にももちろんある身勝手さに蓋をして、身勝手な人達を「人間こういうとこあるよね~」と笑ってしまうしかない短編集
    自分の嫌なところを直視してない不快感を持ちながら、ニヤニヤと笑う以外にどう反応して良いか分からず困惑する感じがとても楽しい
    最高

    0
    2024年01月11日

    Posted by ブクログ

    今村夏子にしか書けない狂気。
    表題作【とんこつQ&A】は出てくる人物すべてが一生懸命で、可笑しくて、少しコワイ。
    居場所を得た時、それを失う怖さと隣り合わせになったことがある。
    だからその必死さに、共感するのかもしれない。
    現実なのか、願望なのか、境目はどんどん分からなくなる。このほのかな不

    0
    2024年01月10日

とんこつQ&A の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2022年07月20日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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