こちらあみ子

こちらあみ子

605円 (税込)

3pt

あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。

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こちらあみ子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あみ子の結末、素敵だと思ったけどそういうもんでもないのか。最後の話は読んでからまた読んだ。何回も何回も読み返したい。薄い本なのに、世界が広がりすぎている。こんな本初めてだ、出会えて良かった。

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    あみこは素直に生きている。それが周りのものにとっては辛い。あみこも悩んでいて、色々な事を考えているのだが。
    読んでいて苦しくなるが、おすすめしたい。

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    社会の外側にいるあみ子。
    あみ子をいろんな方法で守ってくれる兄や
    あみ子の世界に軽やかに首をつっこむ坊主頭
    彼らとの場面が救いになってる。
    親としては、子どもの世界の存在を無視せず、否定せず、たまにおそそわけしてもらいつつ、基本はそっとしておきたいと思った

    0
    2023年12月22日

    Posted by ブクログ

    無邪気と無知が生む罪
    上記を理解し接してくれる暖かい社会や家族はない
    それ故、主人公の振る舞いを理解できる人がおらず
    モラル欠如で腹正しさも湧いてくる

    言語化や理解が難しいお話
    単純に主人公が幸せならばよい(のはずだ)で結論づけれない。

    難しすぎるが、なぜかこの本を読んで良かったと感じ、モヤモヤ

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    ページ数は少ないし、すごく読みやすい。
    サクサク読める。
    だけど一気読みはできませんでした。

    収録の3作品とも重要なことが明示されてないから
    注意深く読むし、考えながら読む。
    だからこそ読み終わるとなんだか頭も心も
    ズシンッとくる。
    そんな内容だけど笑っちゃう文章表現もたくさん。
    素晴らしい読書体

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    三作ともとても刺さった。痛々しい。
    もやもやさせられる、これってこういうことだよね‥?こうだったらやだな、、が蓄積した。

    語り手が正しいことをいうとは限らない。

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    読み終わってまず、このタイトルが改めていいな、と思いました。
    一度目を読み終わって、これっていったいどういう小説なの???という感じ。
    で、とりあえず連れに「これ読んで感想聞かせて」と薦めた。
    二度目に読んで、なんだかひどく切なくなってしまった。そんな作品。

    0
    2024年03月05日

    Posted by ブクログ

    収録された3篇とも、生きづらさを抱える人を中心に据えた物語だった。描き方は違えど、丁寧に視点を合わせることで独特の世界へと誘ってくる。
    軽やかにステップを踏むような文体と、じわじわと苦しくなる状況が、読み進めるごとに混ざり合っていった『こちらあみ子』。あみ子の周囲でおきた変化、どうしてそうなるかはと

    0
    2024年02月14日

    Posted by ブクログ

    僕はあみ子のように真っ直ぐにはなれない。他人との調和のなかで生きようとしてしまうし、そう人と関わるように言われて育ったのだと思う。中学の丸刈りの友達のように、あみ子のようなこちら側の理解を超えてくる人とも、1人の人間として優しく関わることができる自分でいたいと感じた。

    0
    2024年01月30日

    Posted by ブクログ

    表題作「こちらあみ子」
    すごい小説だった。クライマックスでは悲惨過ぎて泣きながら笑ってしまった。人間は悲惨すぎると笑ってしまうのか?

    「ピクニック」
    面白い話だしどんどん読ませるんだけど、結局七瀬さんの話は妄想だったのか? ルミと新人バイトの子との関連性など良く掴みきれなかった。

    いずれにせよこ

    0
    2024年01月11日

こちらあみ子 の詳細情報

  • 映画化

    「こちらあみ子」

    2022年7月8日公開
    出演:井浦新、尾野真千子、大沢一菜

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