スタッフロール

スタッフロール

1,800円 (税込)

9pt

戦後ハリウッドの映画界でもがき、爪痕を残そうと奮闘した特殊造形師・マチルダ。
脚光を浴びながら、自身の才能を信じ切れず葛藤する、現代ロンドンのCGクリエイター・ヴィヴィアン。
CGの嵐が吹き荒れるなか、映画に魅せられた2人の魂が、時を越えて共鳴する。

特殊効果の“魔法”によって、“夢”を生み出すことに人生を賭した2人の女性クリエイター。その愛と真実の物語。

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スタッフロール のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    難しくてよく分からないところも多く、特に後半の中盤はなかなか進みませんでしたが、終盤はいっきに読まされ、さすが深緑さんでした。「名前を残したいと憤っていた時期もあった。でももう、またか、と失望したくない」…分かります。私も同じでした。既に人生のそのような時期は過ぎてしまいましたが、春の今頃は少しだけ

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    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    特殊効果を思考錯誤しながら開発していた時代からCGへ。アナログからデジタルへと発展していった映画の世界を舞台に80年代の特殊造形師のマチルダとその30年後のCGアニメーター、ヴィヴィアンの活躍がそれぞれ描かれる。現実の映画や監督達の名が次々挙がっていて嬉しい。幼い頃に見た黒い犬の怪物に魅せられ、女だ

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    2023年02月04日

    Posted by ブクログ

    昔から好きなSF系の映画の話題が出てきたり、モチーフになっている監督を思い浮かべたりすることができ、ワクワクしながら読めたというのが読後の第一印象です。

    物語は映画づくりをテーマにして、自分が何のために仕事をしているのかということと、形(技術)が変わっても引き継がれていく想いが描かれていると感じま

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    2023年01月02日

    Posted by ブクログ

    映画、特にファンタジーやホラー、アクションその他
    造形やCGの関わる映画は、
    ほとんど見ません。
    それでも、この小説は面白かったです。

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    2023年06月08日

    Posted by ブクログ

    時代を超えて2人の女性クリエイターの想いが重なるラストはとてもよかったが、アニメ作りの専門的なところなど、読みにくいところもあった。確かにアニメやCG映画のエンドロールにはものすごく沢山の名前があるので、それらの作品の裏にはクリエイター達の苦悩や苦労があるんだなと改めて考えさせられた。

    0
    2023年03月30日

    Posted by ブクログ

    全470頁。それぞれが長編と言っても良さそうな2部構成の作品です。
    1986年以前を描く前編は映画の特殊造形師を、2017年以降を描いた後編は3DCGのアニメーター(動きをつける人)の二人の女性が主人公。どちらもかなりの能力を持っているものの自信がなく、制作陣の一員です。そうした現場でもがく主人公達

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    2023年02月18日

    Posted by ブクログ

    戦後ハリウッドで奮闘した特殊造形師と現代CGアニメーターの話。

    フィクションではあるものの、実存する作品や人物の話も混ぜながら映画製界を描写する所が映画好きとしては楽しい。随所に映画愛が感じられる小説で、製作者側でもなんでもないのにいちいち泣きそうになった。

    派手な展開はあまりないけれど、静かに

    0
    2023年01月07日

    Posted by ブクログ

    アナログからデジタルへ移行した映画の過渡期の物語。
    専門用語が多くて入り込めないところもあったけど、懐かしい映画のタイトルや人物名でしみじみ。
    読んでる時は着地点はどこ?と心配しながら読み進めていたけど、色々繋がってまあるくキレイに着地した!

    0
    2022年12月12日

    Posted by ブクログ

    スタッフロールに名前が載るのは相当嬉しいらしい。知り合いに携わった作品を聞くと必ず「○○をやった。スタッフロールに名前も載った。小さいけどね」と満面の笑みを浮かべて話してくれる。本作品を読んで、スタッフロールに名前が載るのは名誉であるとともに載らない縁の下の力持ちに思いを馳せた。私は映画でスタッフロ

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    2022年11月07日

    Posted by ブクログ

    映画の特殊効果という表現に魅入られて、スクリーンの裏側の沼にはまり込んでいく世代の違う二人の女性の物語です。どうして作者はこの主題を選んだのだろう?と、思うくらいに小説としては新鮮な主題でした。ハリウッドをに吹き荒れたマッカーシズムからコンテンツビジネス全体をNETFLIXが席巻する現代ちょっと前ま

    0
    2022年08月24日

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