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Posted by ブクログ
寺山修司が読んだり聞いたりした名言を
自身の古いノートから選んでテーマ別に集めたもの。
僕も昔、ユミのを真似てこういうのをHPでやってたなぁ。
ちなみにこの本は
最初は「青春の名言」という本を出して10年後に
いくつかの名言の入れ替えを行って出し直したものらしい。
その時々に自分にあった名言を選んで
Tシャツでも着るかのように着こなしては脱ぎ捨てていく。
そういう寺山の名言に対する姿勢が心地よい。
寺山が集めた名言ではないが
「忘却」というテーマの中の寺山自身のノートの中にある一節
私には、忘れてしまったものが一杯ある。
だが、私はそれらを「捨てて来た」のではけしてない。
忘れることもまた、愛することだという気がするのである。
こんなにも、優しい愛があるだろうか。
Posted by ブクログ
初版は昭和52年とだいぶ、古い本だが令和の今でも通じる。
気に入った、買ったものをいくつか抜粋。
貞淑とは情熱の怠惰である ラ・ロシュコフオ伯爵
「したい」などという心はみなす捨てる。その代わりに「すべきだ」という事を自分の基本原理にする。
そうだ、本当にそうすべきだ。 三島由紀夫
英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ。ベルトルト・ブレヒト
もし世界の終わりが明日だとしても私は今日、
リンゴの種を蒔くだろう ゲオルグ・ゲオルギウ
↑これ、寺山修司が言った思ってた!
最後に疑問に思ったやつ。
頭で考えるな。肌で掴め ブルース・リー
これって、考えるな、感じろってやつだよね?
訳し方でだいぶ変わるなぁ。
Posted by ブクログ
''ことばはナイフであり、時に薬である。
ことばは比喩であり実体ではない。''
ことばについて久々に考えた。
ことばについて考えることは思考について考えることであり、世界について考えることであり、人生について、人について、概念について考えることだ。
何を「名言」とするかはその人の価値観や歴史、生きざまが表れる気がする。だから「名言」ってのは人によって変わるのだ。
過去の経験によって作り上げられた心の琴線は人それぞれだから。
寺山氏の引用した名言たちも「なるほど」と思うもの、「よくわからない」もの、「綺麗だ」と思うもの、「気にくわないな」と思うもの、様々あって面白かった。
それにしてもとりわけ「恋愛」についてのことばは、過去から多く語られてきた題材であることも関係するのだろうけれど、面白いほど普遍性を持つのだなあ。
としみじみ思った。メロドラマが廃らないわけである。笑
わたしも名言を探し、そして出会った名言を心にそっとしまって生きていきたい。
''結婚は夫によって、または妻によって造り出されるものではなく、逆に夫と妻とが結婚によって造られるのだ。''
マックス・ピカート
''臆病は残酷性の母である''
モンテーニュ
''ふるさとは遠きにありて想ふもの
そしてかなしく歌ふもの
かへるところにあるまじや''
室生犀星
''美しくない真実は、ただの「事実」にすぎないだろう。''
寺山修司
(2016.8.14)
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