アーシュラ K ル グィンの作品一覧 「アーシュラ K ル グィン」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 2023/12/05更新 闇の左手 試し読み フォロー オルシニア国物語 試し読み フォロー 幻影の都市 試し読み フォロー 言の葉の樹 試し読み フォロー 所有せざる人々 試し読み フォロー 世界の合言葉は森 試し読み フォロー 世界の誕生日 試し読み フォロー 内海の漁師 試し読み フォロー 始まりの場所 試し読み フォロー 辺境の惑星 試し読み フォロー 赦しへの四つの道 試し読み フォロー ロカノンの世界 試し読み フォロー 1~12件目 / 12件<<<1・・・・・・・・・>>> アーシュラ K ル グィンの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 辺境の惑星 アーシュラ K ル グィン / 脇明子 文字通り「辺境の惑星」である竜座の第三惑星に植民し、数十世代を経て忘れ去られた人類(ファーボーン)たち。世代を重ねるうちにテクノロジーの伝承もほとんど絶え、半ば中世のような暮らしをしている。コミュニティの人口も不妊などで減少し閉塞感が漂うなか、ファーボーンの指導者アガトと原住民族ヒルフの少女ロルリー...続きを読むが出会う。互いに相容れなかった二つの種族が、蛮族の襲撃を機に協力し融和へと向かう。静かだが希望へとつながる良い作品だった。 Posted by ブクログ 闇の左手 アーシュラ K ル グィン / 小尾芙佐 喉も、肺すらも凍りつくほどの真っ白な世界での逃避行。じわりじわりと迫り来るような闇への恐怖と根源的な生への執着、そこで育まれる信頼、友情(友愛)、とまどいと信頼。そして訪れる唐突な別れ。回想。 人生ベストブックです…。 ハマりすぎて本当にショックで、わんわん泣きながら調べ物をしたりデリダの赦しを読...続きを読むんだりしていたら、著者自身が闇の左手をセルフパロディしたというFour Ways to ForgivenessのForgiveness Dayについての叙述を発見しました。(確か、世界の合言葉は森?か世界の誕生日の訳者あとがきで)でも英語読めないしなあ…でもでも頑張って読むか…ebook買って…なんて思っていたら、買ってそのまま積読していたSFマガジンのルグイン追悼号にまさにその短編(赦しの日)が掲載されて…いました…。奇跡…?しかも…しかも小尾芙佐氏の訳で…ありがとう…ありがとう早川書房… 当方ルグイン超絶初心者ゆえ赦しの日を闇の左手のアンサー、ととるのはいささか早計やもしれませんが、ああ、こういう物語にもなったんだなと、温かいなみだを流し読後を迎えることができました。 ""『』省略 Posted by ブクログ ロカノンの世界 アーシュラ K ル グィン / 小尾芙佐 ル・グィンの処女長篇にしてハイニッシュ・ユニバースシリーズの第一作。全世界連盟より派遣され、未開の惑星であるフォーマルハウト第二惑星へ調査官として訪れたロカノン。連盟に敵対する勢力に仲間を殺され取り残されたロカノンが、惑星の住人たちと共に旅する。SFのようなあらすじだが、ファンタジー色が濃く、様々な...続きを読む種族や風虎などの魅力的な生物が登場する。神話のような美しい短篇「セムリの首飾り」から始まるこの物語だが、SFとファンタジーの融合がここまで上手くできるのは彼女のなせる技。続けて辺境の惑星を読み進めていく。 Posted by ブクログ 闇の左手 アーシュラ K ル グィン / 小尾芙佐 これは、アイとエストラーベンという、 全く異なる時空、異なる太陽系、異なる社会、身体システム、常識、自然環境に生きた異なる人間同士が、 同じ苦境を乗り越える中でわかりあう旅の物語。 異なる人間がわかりあうためには、絶望と希望の狭間で同じ苦境を乗り越えること。 これを積み重ねること。 それくらい、...続きを読むそもそも異なる人間が理解し合うという過程は、ほんとうは深淵なものなのかもしれない。 今ようやく、表紙の意味がわかるし、表紙の2人に思いを馳せてしまう。 Posted by ブクログ 世界の誕生日 アーシュラ K ル グィン / 小尾芙佐 「求めぬ愛」「山のしきたり」で描かれる惑星Oでの結婚は、二つの半族(朝と宵)の男女二組で成立するため、構成員は四人。 異性とも同性ともペアになれるが、同じ半族同士がペアになることはない。 四人はそれぞれ独立した部屋を持つことができ、部屋の主の許可なしにそこへは入れない。 とても自由なようにも、ひどく...続きを読む不自由にも思える。 「孤独」のレンが実践したように、私が私であるために自由が必要なのは明白なのだけれど。 Posted by ブクログ アーシュラ K ル グィンのレビューをもっと見る