作品一覧

  • 文豪怪奇コレクション 幻想と怪奇の夏目漱石
    3.0
    1~5巻825~1,100円 (税込)
    いまなお国民的人気を誇る文豪・夏目漱石は、大のおばけずきで、幻想と怪奇に彩られた名作佳品を手がけている。西欧幻想文学の影響が色濃い「倫敦塔」「幻影の盾」から心霊小説の名作「琴のそら音」を経て、名高い傑作「夢十夜」、さらには今回初めて文庫化される怪奇俳句や怪奇新大詩まで、漱石が遺した怪奇幻想文学作品のすべてを1冊に凝縮! 怖くて妖しい文豪名作アンソロジー。
  • 内田百閒随筆集
    -
    1巻1,320円 (税込)
    借金、酒、猫、鉄道……。諧謔と機知に満ちた百閒の随筆を、阿房列車シリーズに同乗した「ヒマラヤ山系」こと平山三郎が精選。
  • 百鬼園戦後日記I
    5.0
    1~3巻1,100円 (税込)
    『東京焼盡』の翌日、昭和二十年八月二十二日から二十一年十二月三十一日までを収録。掘立て小屋の暮しを飄然と綴る。〈巻末エッセイ〉谷中安規(全三巻)
  • 文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩

    Posted by ブクログ

    猟奇と妖美をテーマにした江戸川乱歩短編集。
    乱歩の短編は割と有名なやつは大体読んでいる気でいたけど「蟲」と「防空壕」と最後の対談は初読みでした。再読のものも含め、やはり乱歩は面白い。この性癖にぶっ刺さる感…
    「蟲」は強烈だった。引きこもりの青年が恋に狂ってついに相手を殺してしまう。美しい彼女の死骸を自分だけの土蔵に連れ込んでうっとり眺める青年だけど、最初は美しかった死体が徐々に腐っていく様子がグロテスクで、乱歩作品でここまで直接的にグロいのは珍しい気がした。
    「防空壕」は前半の空襲の描写が鮮烈で、降り注ぐ焼夷弾や燃え上がる街を主人公は美しいと感じているんだけど、空から爆弾降ってくるの想像したら

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    2024年04月22日
  • 文豪怪奇コレクション 耽美と憧憬の泉鏡花 〈小説篇〉

    Posted by ブクログ

    怖かったです。
    これまで鏡花を読む時は、悲しくて悔しくてしゃくりあげるほど泣いたり、気持ち悪すぎて読むのをやめたりすることもありましたが、これはそういうものだ、と腹をくくって距離をとって読んだので読めました。高野聖読める人すごいよな。私まだ無理かも。
    狸が子供を化かすくだりと蟹が美味しい話が可愛らしくて好き。
    一目惚れで惚れ抜くのもよいですが、時間をかけて愛しくなる夫婦もよいですね。
    そして幽霊はやっぱり女の人でなくちゃ。
    呪いも恨みも女のものです。
    そして恐怖に叫ぶのは男なればこそ、現実世界の強い者と弱い者の立場が逆転する、という爽快感があると思う。
    ホラー映画ってなんで女の子が叫ぶんでしょ

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    2022年12月26日
  • 文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒

    Posted by ブクログ

    今までいろいろ怪談モノ読んできましたが、この本が一番読んでる最中にゾワゾワとしてくると言いますか、読者のメンタルが不安定になっていくような恐怖を感じさせてくれて、とても面白かった。

    目が覚めた後に振り返ると理論の展開がおかしいことに気づく夢物語と言えばいいか……夢を見ている最中は変な展開になってもそれが「正常」として進んでいく奇妙さ。その世界の中に素面で放り込まれたような恐怖感――といった感じで。描かれてる世界が、現実なのか夢日記なのかわからない不穏さがたまらなくツボでした。

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    2021年05月27日
  • 文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩

    Posted by ブクログ

    あー面白かった。
    乱歩のこーゆー系は河出文庫の『不気味な話1江戸川乱歩』読んでたから中身はほとんど知っとる話やったけど、なんべん読んでもおもしろーーい。
    もうこんなんばっかり読むせいで、例えば「人でなしの恋」とか、いやまあまあ変態じみとるけどまああるわいそういうこと、とか思ってしまっとる。
    読んだことあるのんばっかりやとしても、最後の文庫初収録という座談会がめちゃめちゃ面白かったので買ってよかった。わたしは実は卒論や修論で雨月物語を読んでいたので、あの世のものや境界が大好きなのですよ。

    それにしても乱歩の探偵ものじゃない、幻想怪奇系の作品を集めたアンソロジーはもうないのかな??探すの大変でさ

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    2021年03月03日
  • 百鬼園戦後日記III

    Posted by ブクログ

    戦後日記、完結。
    百閒先生の日常。日々の天気とお酒のこと。
    家にやってくる編集者の仕事の依頼を「ことわる」。別の日には、原稿を書く。
    しかし、毎日毎日、よくお酒を飲むなぁ、と。

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    2019年04月20日

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