作品一覧 2024/04/10更新 古来稀なる大目付 試し読み フォロー 色判官絶句 試し読み フォロー 王昭君 試し読み フォロー 女剣士 美涼 試し読み フォロー 隠密奉行 柘植長門守 試し読み フォロー 火盗改「剣組」 試し読み フォロー 剣客奉行 柳生久通 試し読み フォロー 元末群像異史 紅嵐記 試し読み フォロー 項羽を殺した男 試し読み フォロー 公子曹植の恋 試し読み フォロー 公子風狂 三国志外伝 曹操をめぐる六つの短篇 試し読み フォロー 皇帝秘文 試し読み フォロー 赤壁の宴 試し読み フォロー 旗本三兄弟 事件帖 試し読み フォロー 風月夢夢 秘曲紅楼夢 試し読み フォロー 与力・仏の重蔵 試し読み フォロー 涼州賦 試し読み フォロー 1~17件目 / 17件<<<1・・・・・・・・・>>> 藤水名子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 枕橋の御前 女剣士 美涼1 藤水名子 藤水名子さん、中国ものをお書きのデビュー時から、大ファンでした。作品を発表なさるベースが割とゆっくりなので、ちょっと寂しかったですが。登場人物が心理的にオトナばかりなので、非常に面白いです。 両親を知らず、廓から助け出された美少女美涼。最愛の許嫁を殺され、傷心の中で生き、美涼を引き取って養育した美...続きを読む貌の剣士、隼人正。そして隼人正の過去を知る、粋人 牧野大和守。無実の罪を被って島帰りとなった大店の息子で、隼人正と美涼を慕う、強面の中に稚気が光る竜次郎。隼人正に、影のようにまつろう公儀隠密 お蓮。 それぞれが、それぞれに対して情を厚く持ちながらあえて危険に飛び込んでゆく日々を生きています。活劇の得意な藤さんなので、爽快感のある描写が多いですが派手な場面よりも、隼人正と美涼の恋模様こそが読みどころです。 互いを思い合いながらも、養父と娘・剣の師弟という立場で共に過ごした月日に愛着があればこそ、素直になれないふたり。どちらも一途で純粋なので、もどかしいながらも幸福を願わずにいられません。 酸いも甘いも知っている。 真っ白な純情も胸の奥深くに抱いている。 そんな人々が生き生きと描かれています。 藤沢周平などの静謐な時代小説もいいですが、こういう活人劇も良いです。元気が出ますよ。 Posted by ブクログ 姫君ご乱行 女剣士 美涼2 藤水名子 前巻より、美涼と隼人正の仲が、ちょっと進展する…いや、それより隼人正の心の闇の源であった、許嫁を殺害した人物との決着がこのお話で着きます。かつて隼人正が、いかに深く許嫁の美里を愛していたか、凄絶な剣技や美貌だけでなく、こころのありようの男前さもうかがい知ることが出来るお話です。 敵は、本来、敵にな...続きを読むらないはずの、権力を欲しいままにする者。ひたひたと、無辜のひとの命を奪う魔性です。 存外に優しい隼人正の素顔が魅力的で、決着がついた時にはホッとします。美涼の一途さ、健気さは、作品に清涼感を与え、読後感を清潔感のあるものにしているのが、際立っています。なんだかんだで進展してほしいような、このままで密かに思いを育てて欲しいような、もどかしさが甘酸っぱい、美涼と隼人正。次の巻が楽しみです。 Posted by ブクログ 赤壁の宴 藤水名子 孫策と周瑜が好きならこれを読まないと損します!というぐらいお勧めの一品。でもBL好きな人に限るかなぁ~。私にとっては珠玉の一品です。 Posted by ブクログ 赤壁の宴 藤水名子 読み始めたときは、孫策と周瑜の微妙な関係性にドキドキしたのですが 読み終わった後はひたすら讃辞。 周瑜の秘めた心情にぐいぐい引き込まれたまま、舞台は赤壁へ。 ここでいっそ爽やかなくらいにいろんなものが昇華された気持ちがしました。 周瑜最期のシーンにはもう涙涙です。 三国志を素材にした読み物はたく...続きを読むさんありますが、「またアレと似てるなぁ~」と思うものが多い中^^;、これはとても読み甲斐があると思います。 Posted by ブクログ 赤壁の宴 藤水名子 演義の周瑜の高飛車でヘタレな部分を愛せる人、いや、やっぱり同性愛と言った方がいいんでしょうか、私は好きなので、物語は淡々と進むのに、始終ドキドキして読みました。 孫策と周瑜がそういう関係になればいいと思っている人は、これでドキドキしましょうううう 汗の良さが少し分かります。 尚香もいるよ! Posted by ブクログ 藤水名子のレビューをもっと見る