公子曹植の恋

公子曹植の恋

550円 (税込)

2pt

3.3

三国志の英傑・曹操の公子曹植が13歳で出会った人は、兄の妻となる人だった。義姉への叶わぬ恋を詠んだ詩篇は都の文壇で噂となる。その妃の死後、兄である皇帝の非情な仕打ちに不遇の時を過ごしながらも詩作に打ちこみ変わらぬ想いを抱いた。秘めねばならぬ愛を貫いた詩人の生涯を清新に描く中国純愛ロマン。

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公子曹植の恋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年04月20日

    『三国志』関係の小説は多いが、この本は「主人公の曹植と兄嫁の甄氏の悲恋」を描いた異色作。甄氏の夫で実の兄・曹丕との確執だけでなく、他の兄弟への愛も描かれており、面白かった(曹丕が冷酷すぎるような気もするが)。

    「私は人を恋うる資格もなかった」という曹植の嘆きが悲しい。「詩人」としての曹植も描かれて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月13日

    曹植が兄曹丕の妻に恋をしたという話。登場人物はすべて史実通りだがこの恋の話は当然創作だろう。しかし曹植の作詩の能力とさらなる向上の謎解きになっている。
    解説北方謙三がベタ褒めしている。中国史の一場面を借りた恋愛小説で、豊穣な鉱脈を作者は掘り当てたという。この後どれだけの作品を産み出したのか。
    残りも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月15日

    三国志の英雄曹操の息子で、詩の才能を謳われた曹植が兄嫁に懸想し続ける小説。目的意識に欠ける曹植の生きる意味を兄嫁の存在においてみた、という感じ。主人公が在原業平になってもストーリーは成立するかもしれない。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「若き曹植の悩み」とでも言ったらいいのでしょうか。自分の気持ちにどうしようもなく振り回される若者が良く描けているのではないでしょうか。自殺にむかわず詩に向かったところが良いのですが、すこしきれいにまとめすぎたかもしれません。

    ただただ、曹植という若者の恋情を描いた本です。他の登場人物は書割の背景み...続きを読む

    0

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