作品一覧 2023/12/15更新 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと 試し読み フォロー PIHOTEK 北極を風と歩く 試し読み フォロー ヤマケイ文庫 北極男 増補版 冒険家はじめました 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 荻田泰永の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと 荻田泰永 久々に読んだリアル冒険物ということで新鮮味もあり、面白く読めた。局地での海氷の動きやブリザード、日々のルーチンなど当たり前だがリアルな描写に引き込まれる。また筆者の語り口が「自分はこう考えるが、他人が同じように考える必要はない」という視点で統一されており、気持ちがいい。まさに苦難を乗り越えた強者の理...続きを読む屈で、弱い犬ほど吠えるが、強い犬は吠える必要がないのだ。また「道を間違えたら、大変でも引き返す。なぜなら次回同じ局面の時に、前回も行けたら大丈夫と判断してしまうから」という局面はリスクの合理的判断として勉強になった。 Posted by ブクログ PIHOTEK 北極を風と歩く 荻田泰永 / 井上奈奈 雑誌「ダ・ヴィンチ」で紹介されているのを見て手に取り。 カバーはシボ感というかぽこぽこした紙の質感を感じ、雪が厚いという感覚が伝わるような装丁。本文の紙の質も手に柔らかく、遊び紙は極地圏の宇宙を思わせるような濃い藍に近い蒼色。装丁にこだわっているのが伝わります。 ピヒュッティってどういう意味かな、...続きを読む何語なんだろうと思いましたが答えは後書きに。著者は探検家の方だったんですね。 絵の線、色使い、人物や動物たちの描き方、全て短く詩のような文章によく合っています。 汗をダラダラかくまだ暑いこの時期に読めてちょっと涼しくなりました。 「初めての今日」という言葉が染みました。誰でも朝目覚めたら今日は初めての今日だ、と思えるのは子供よりある程度の大人の方かもしれませんね。味わい深い一冊でした。 Posted by ブクログ PIHOTEK 北極を風と歩く 荻田泰永 / 井上奈奈 人生で北極に行くことはないだろうけど、どんな感覚なのだろう、と思う。 寒さの度合い、孤独の度合いを想像する。 北極にうさぎたくさんいることは知らなかった。 紙や印刷、色調にもこだわっている感じで、カバーにはややエンボスがあり、夜明けのシーンが特にきれいだった。 Posted by ブクログ 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと 荻田泰永 北極探検家の北極点、カナダからグリーンランドへの単独行、南極点への冒険が描かれている 緑地での大変過酷な状態で何をどう判断するか、冷静な思考を維持するためのプロセス 辛さを受け入れるための妥協しない極限までのパッキングの軽量化 スポンサーや支援者の期待に応えようとして無謀なトライをしないための事前の...続きを読む準備 Posted by ブクログ 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと 荻田泰永 クレイジージャーニーがやらせ騒動で放送しなくなって寂しい限りです。色々尖った人達を見ることが出来てとても有意義な番組でした。僕の大好きな高野秀行さんが出たのは最高にうれしかったし、レジェンド関野吉晴さんが出た時はとうとうここまで・・・。と感無量でした。 角幡唯介さんが出なかったのはとても残念でしたが...続きを読む、外道クライマーの宮城公博さんも出たし、この番組で知ることが出来た冒険家の皆さんもとても素晴らしかったです。 この番組で存在を知った本格派の冒険家、萩田泰永さんは北極を主戦場にしている方で、柔和な表情で全く冒険家に見えませんが、無補給徒歩にこだわる先鋭的な冒険をしています。 クレイジージャーニーの画面で、こんなに荒れた場所をソリを曳いて歩くなんてまさにクレイジーだなと感心しました。本当にすごいんだから。まさにガタガタのグチャグチャです。 彼は角幡さんや高野さんと違って、物書きではないので冒険有りきです。その為メディアへのアピールも少なく、資金は基本自分でアルバイトして貯めたお金で行く。戻ればまたバイトしてお金を貯める。という繰り返しで僻地を歩き続きてきました。 この数年でスポンサーがやっと付くようになったようですが、という事は、本当に極地を旅するために生きているという事なんでしょうね。冒険家大好きですが僕には全く理解できないです。 この本を読んでいてふと思ったのは、目的地が決まっていて辿りつけると分かっている場所に行きたい人と、行けるかどうか知恵を振り絞ってぎりぎり行けるかどうかを攻め込みたい人、この二種類の人が居て後者の尖鋭的な人が冒険家と言われる人なんでしょう。 萩田さんは何度か北極に行って単独行成功していないのに、なんとなく成功までのルートが見えてしまいやる気を失ってしまうんですが、その辺がなんとも偏屈ですよね。成功コレクションを増やすことよりも、新しい冒険をしたいという感じなんでしょうか。でもその偏屈さが素敵。 物書きではない事はよくわかっているので、クレイジージャーニーが無い今姿を見ることはなかなか出来なそうですが、また本を書いて頂いて新たな冒険論を読ませて頂きたいものです。 しかし、つくづくクレイジージャーニーの放送終了は罪深いですね。一度のやらせが一気に信頼の失墜になってしまいました。このままでは出たクレイジーさんたちにも泥をかぶせた形になってしまうので、もう一回きっちり再スタートしてもいいと思うんですよね。 Posted by ブクログ 荻田泰永のレビューをもっと見る