荻田泰永のレビュー一覧

  • 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと
    久々に読んだリアル冒険物ということで新鮮味もあり、面白く読めた。局地での海氷の動きやブリザード、日々のルーチンなど当たり前だがリアルな描写に引き込まれる。また筆者の語り口が「自分はこう考えるが、他人が同じように考える必要はない」という視点で統一されており、気持ちがいい。まさに苦難を乗り越えた強者の理...続きを読む
  • PIHOTEK  北極を風と歩く
    雑誌「ダ・ヴィンチ」で紹介されているのを見て手に取り。
    カバーはシボ感というかぽこぽこした紙の質感を感じ、雪が厚いという感覚が伝わるような装丁。本文の紙の質も手に柔らかく、遊び紙は極地圏の宇宙を思わせるような濃い藍に近い蒼色。装丁にこだわっているのが伝わります。

    ピヒュッティってどういう意味かな、...続きを読む
  • PIHOTEK  北極を風と歩く
    人生で北極に行くことはないだろうけど、どんな感覚なのだろう、と思う。
    寒さの度合い、孤独の度合いを想像する。
    北極にうさぎたくさんいることは知らなかった。
    紙や印刷、色調にもこだわっている感じで、カバーにはややエンボスがあり、夜明けのシーンが特にきれいだった。
  • 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと
    北極探検家の北極点、カナダからグリーンランドへの単独行、南極点への冒険が描かれている 緑地での大変過酷な状態で何をどう判断するか、冷静な思考を維持するためのプロセス 辛さを受け入れるための妥協しない極限までのパッキングの軽量化 スポンサーや支援者の期待に応えようとして無謀なトライをしないための事前の...続きを読む
  • 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと
    クレイジージャーニーがやらせ騒動で放送しなくなって寂しい限りです。色々尖った人達を見ることが出来てとても有意義な番組でした。僕の大好きな高野秀行さんが出たのは最高にうれしかったし、レジェンド関野吉晴さんが出た時はとうとうここまで・・・。と感無量でした。
    角幡唯介さんが出なかったのはとても残念でしたが...続きを読む
  • 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと
    単独無補給北極点到達を目指す日本の冒険家の北極点(失敗)、北極横断、南極点無補給の三度の冒険の記録。北極点到達は氷が動くため南極よりもはるかに難しい。さらに現在は気象が不安定なため、氷の不安定さも大きくなっている模様。というか絶対死にそうな描写が続く。
  • PIHOTEK  北極を風と歩く
    9歳0ヶ月の娘に読み聞かせ

    日本絵本大賞受賞本

    詩のような文章
    単調だけど強さと優しさがあるイラスト

    不思議に引き込まれる雰囲気の絵本でした

    北極探検家という
    私には未知の世界
    常に生と死を感じているのかな
  • PIHOTEK  北極を風と歩く
    感想
    シンプルな色合い。北極の写真や映像は見ることがあるが、この絵本の色合いから自然の厳しさ、命のやりとりが伝わってくる。白の世界に青、赤、黄色のページがはさまれ、北極の動物たちの息吹が聞こえてくるよう。『PIHOTEK』はPANTONE社の特色4色のみで表現された特別な色合いの絵本とのこと。
    「空...続きを読む
  • 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと
    前々から行きたいと思っていた「冒険研究所書店」で著者ご本人から購入。
    極地探検のことなんて何も知らなかったけれど、何となく持っていたイメージがいかに的外れだったかこの本を読むとよくわかる。たいへん新鮮な読書体験ができました。