作品一覧 2023/04/07更新 人材覚醒経済 試し読み フォロー 性格スキル――人生を決める5つの能力 試し読み フォロー 日本経済のマクロ分析 低温経済のパズルを解く 試し読み フォロー 日本の会社のための人事の経済学 試し読み フォロー 日本の経済システム改革―「失われた15年」を超えて 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 鶴光太郎の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 日本の会社のための人事の経済学 鶴光太郎 著者は、以前からジョブ型雇用の普及を推進してきた立場とのことだが、最近のジョブ型雇用ブームには誤解が多いと言う。 ジョブ型だから解雇自由というのは完全な誤解だし、ジョブ型=成果主義というのも誤解で、ジョブ型雇用は職務に賃金が結びついているので成果主義の要素が元来無い。Job Description...続きを読む(ジョブ定義書)があればジョブ型ということでもなく、メンバーシップ型雇用でもJDは有用であり得る。 そして、ジョブ型雇用はテレワークの要件でもない。テレワークが進まないのはジョブ型とは関係なく、環境・制度の準備ができていなかったただけ。テクノロジー遠最大活用すれば、対面と変わらぬレベルでのコミュニケーションが実現できるはずだと。 一方で、日本特有のメンバーシップ型無限定正社員システムは、年功昇進と後払い賃金の仕組みとの組み合わせで、かつては有用であったが、自己犠牲や長時間労働などの弊害を孕んだシステムであるだけでなく、経済・社会の不確実性の増大、少子高齢化などの環境変化により、イノベーション力や共働き・シニア雇用などの多様性が求められる状況下で限界を迎えている。 ここにどのようにしてジョブ型雇用を採り入れていくか?著者の提唱するジョブ型への現実的な移行戦略は「途中からジョブ型」の導入、無限定メンバーシップ型との複線化だと言う。 日本企業がマクロ環境の変化に対応して、ジョブ型雇用をうまく活用しながら、イノベーティブで多様性を生かした組織になっていくにはどうしたらよいのか?著者が挙げるポイントは、自己犠牲・減点主義に基づく評価を改め過去の成果ではなく将来に向けた変化を評価すること、多様な構成員に「職場にいないことを許容する仕組み」を提供しつつ求心力を生み出すために企業の理念・社会貢献目標などのパーパスを共有すること、構成員のウェルビーイングの向上を通じて人的資本が一定でもその稼動率を上げることでパフォーマンスを高めること。 自分の勤めている会社でも、ここにきてジョブ型雇用の導入や評価制度の改変など、動きが始まっているが、それらをどう捉えてどのように運用していくべきか、指針を与えてくれる良著であった。 Posted by ブクログ 日本経済のマクロ分析 低温経済のパズルを解く 鶴光太郎 / 前田佐恵子 / 村田啓子 週刊ダイヤモンド ベスト経済書2020 6位 エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10 2019 7位 と定評のある本だがそれ以上の価値では 一読では理解できないところもあり要再読ではあるけれど 経済学を少し学んでいれば専門家でもなく分かる記述で日本経済の今を解き明かしてくれる ○○が悪い、XXヤメロ ...続きを読むなんてレッテル貼りに辟易するものの専門書は理解できないという方にはうってつけだと思う Posted by ブクログ 日本経済のマクロ分析 低温経済のパズルを解く 鶴光太郎 / 前田佐恵子 / 村田啓子 財政白書が、時々の政策PRツールとしての色合いばかり強めて、なにかバランスの悪いものになっている気配ありありなのに対して、本書は、平成の日本経済の停滞についての素直な疑問に正面から向き合って、論点のそれぞれにデータと理論の手がかりを挙げて見せてくれている。 筆頭著者の鶴 光太郎氏というのは、その昔、...続きを読む『大学への数学』編集スタッフ?として巻頭エッセーなども書いていた(T氏)なのかな? Posted by ブクログ 性格スキル――人生を決める5つの能力 鶴光太郎 不登校など、理由も無しに真面目さが無いような評価なのと断じられては…など思うところもあるが、子育て世代は一読しておくと良いかなと思った。 Posted by ブクログ 人材覚醒経済 鶴光太郎 日本の雇用制度の問題、処方箋についての包括的な解説がある。労働経済の側面から問題意識がある方や、日本の雇用システムについて勉強を始めたい初学者にもオススメ。 Posted by ブクログ 鶴光太郎のレビューをもっと見る