北森鴻のレビュー一覧

  • 触身仏 蓮丈那智フィールドファイルII
    Xで見て、2冊まとめて買ったうちの2冊目。民俗学とミステリーを同時にしかも短編で楽しめちゃう贅沢。民俗学とサスペンスが見事に融合してると思います。話が進めば進むほど、登場人物の魅力が増してると思う。ミクニ、という呼びかけの様式美もいい。狐目の担当者があらゆる面でツボにはまってしまい…… 北森先生は...続きを読む
  • 香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉
    シリーズ最終。もちろん良かった。ただもう、始まりは、無い。待てども、次は無い。それでも。待ちたいと思わずにおれない。シリーズを通して、やはり名作!
  • 深淵のガランス
    この人の骨董や民俗系、さらには今回の絵画修復とか、文化財系の知識は歴史学科出身というのが大きいのか。。。

    それだけでここまでのものをかけるというのか。。。
  • 虚栄の肖像
    前作に続き。ちょうど著者が亡くなられた後に出た文庫なのか。

    歴史学科出身の素養はあるんだろうけど、「取材」で片すのもすごい笑
  • 香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉
    終わってしまった。
    続編はもうないのは残念。
    解説の後についていた「双獣記」も面白く、未完で終わっているのが残念。
  • 螢坂 香菜里屋シリーズ3〈新装版〉
    香菜里屋シリーズの3作目
    ほんとはこれでやめるつもりだったけど、次作で店名の理由などが明かされるらしいので、近いうちに読むしかない。
  • 花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉
    香菜里屋シリーズ1
    香菜里屋のマスター工藤が常連客の話から謎を解いていく。しかも連作短編集という形で、続いてはいるけど一話完結なので、遅読の自分にはちょうど良い長さになってる。工藤の推理も香菜里屋の客と一緒になって楽しめるし、その謎たる人物にかかわる物語がまた良いのだ。ミステリーである前に、ある人の...続きを読む
  • メイン・ディッシュ
    なるほど笑そこに落ち着かせるのか笑。

    各編もうまく騙されたという感じかな。ラストはさすがにわかりましたが笑。
  • 共犯マジック
    松本の書店でフォーチュンブックを買った7人の男女が事件に巻き込まれ、事件を起こし不幸になるが買った7人が不幸の中に全て繋がって7人が事件に関わって連鎖する。
    カチリと枠にはまった時、また不幸を引き起こすような場面で終わる。
    読み進めるとこの人とここで繋がるのか。どこで繋がるのか?どんどん止まらなくな...続きを読む
  • 香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉
    ああ、読み終えてしまった。
    新装版、次はないのかなぁ。あってほしいなぁ。
    今回、工藤の過去、香菜里屋の由来が明かされる。
    あまりにも切ない。
    香菜里屋の常連客たちにも、様々な転機が訪れて、その結果、去って行く人も出て、終わりに向かう予感に満ちていく。その旅立ちはおめでたいこともあるし、先へ進むという...続きを読む
  • 螢坂 香菜里屋シリーズ3〈新装版〉
    表題作、美しいけれど悲しい。
    蛍の光って、何かはかなくて切ないイメージがある。
    猫に恩返しは不思議で楽しくて好き。
    もう、おじさまたちってばー。
    とはいえ、話題の舞台がなんのことかわからなくてちょっともどかしいw
    相貌は、ちょっと頭が混乱したけど、こういう流れはかなり好き。あのラスト、もうーーーーっ...続きを読む
  • 桜宵 香菜里屋シリーズ2〈新装版〉
    はっきりと真相として明らかにはされていないものの、なんだか不穏な話が多い印象。
    特に「約束」は怖い。
    そんなの、誰も救われないよ、、、
    「旅人の真実」も、きれいなカクテルの裏に見えてくるものは怖い。でも、金色のカクテルは見てみたいなぁ。
    「桜宵」は、男の身勝手さと思えてならなかった。
    彼女の不遇は切...続きを読む
  • 花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉
    懐かしの香菜里屋。
    シリーズ1冊目の中で、特にお見事なラストな「家族写真」が1番好き。あのラストには、うわってなる。そうくるの、すごい。
    ちょっとコミカルな「七皿は多すぎる」も楽しいし、老俳人絡みの2作品の雰囲気も、香菜里屋で語られると重くなりすぎなくて救われる。
    さて、引き続き続巻に行く。
  • 孔雀狂想曲
    骨董品の店主が骨董品を巡り事件が起こりそれを解決していく短編集。
    この人の作品は時間が穏やかに流れていく、そんな日常を送っている感じがして全ての作品を読破したい。
  • 狐闇
    旗師(店舗を持たない骨董商)である主人公・宇佐見陶子が、競り市で魔鏡を手に入れたことから鏡を取り戻そうとする者からの接触を受けた後、贋作づくりという身に覚えのない汚名を着せられて、骨董業者の鑑札をはく奪されてしまう。自身に罠を仕掛けた相手を探し出そうとする中で陶子が魔鏡の謎に迫っていく内容です。同作...続きを読む
  • 花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉
    オススメのビアバーを見つけた。
    三軒茶屋の外れにひっそりと佇む「香菜里屋」という小さな店である。
    常時4種類のアルコール度数の違うビールがおいてあり、その日の気分でビールの味わいが楽しめるのでビール好きにはたまらない。
    その上マスター手作りの、ビールにぴったりの旬の美味しい料理が、実にタイミングよく...続きを読む
  • メイン・ディッシュ
    久々の再読。
    北森さんにはまった記念すべき一冊。
    何度読んでも面白い。

    どこかミステリアスで、料理の腕前がピカイチのミケさん。
    ぶっ飛んだ性格の劇団の座付き作家小杉。
    アネゴのねこさん。
    みんな魅力的。

    挿入される別視点の短編はどう関わるのか。

    あの人の正体は、本格ミステリなら反則気味だけど、...続きを読む
  • 孔雀狂想曲
    東京の下北沢にある骨董品店・雅蘭堂(がらんどう)を舞台に主人公である店主の越名集治が骨董品をめぐる事件に巻き込まれる短編集。骨董品の中に込められた人々の記憶や思惑が解き明かされて行く様子にワクワクします。主人公である越名と彼の店に押し掛けてアルバイトとして居着いてしまった少女・安積(あつみ)との、憎...続きを読む
  • 狐罠
    骨董業界の 騙しあい、ミステリー作品。
    最初から 最後まで、 面白い。
    骨董好きには、おすすめ。
  • 親不孝通りディテクティブ
    青春テイストのミステリーっていうのかな。とにかく、面白いエンターテイメント小説。友情タッグな二人が登場。男子が好きそうなテイストの話。個人的にはとても面白かったのでそのまま連作の今作から続編の長編読みたい気分。