花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉

花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉

748円 (税込)

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人生に必要なのは、
とびっきりの料理とビール、
それから、ひとつまみの謎。

三軒茶屋の路地裏にたたずむ、ビアバー「香菜里屋」。
この店には今夜も、大切な思いを胸に秘めた人々が訪れる――。

優しく、ほろ苦い。
短編の名手が紡ぐ、連作ミステリー。
不朽の名シリーズ第1弾!
第52回日本推理作家協会賞 短編および連作短編集部門受賞作

解説 瀧井朝世


春先のまだ寒い夜。ひとり息を引き取った、俳人・片岡草魚。
俳句仲間でフリーライターの飯島七緒は、孤独な老人の秘密を解き明かすべく、
彼の故郷を訪れ――(表題作)。
バー「香菜里屋」のマスター工藤が、客が持ち込む謎を解く連作短編ミステリー。

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香菜里屋シリーズ のシリーズ作品

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  • 花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉
    748円 (税込)
    人生に必要なのは、 とびっきりの料理とビール、 それから、ひとつまみの謎。 三軒茶屋の路地裏にたたずむ、ビアバー「香菜里屋」。 この店には今夜も、大切な思いを胸に秘めた人々が訪れる――。 優しく、ほろ苦い。 短編の名手が紡ぐ、連作ミステリー。 不朽の名シリーズ第1弾! 第52回日本推理作家協会賞 短編および連作短編集部門受賞作 解説 瀧井朝世 春先のまだ寒い夜。ひとり息を引き取った、俳人・片岡草魚。 俳句仲間でフリーライターの飯島七緒は、孤独な老人の秘密を解き明かすべく、 彼の故郷を訪れ――(表題作)。 バー「香菜里屋」のマスター工藤が、客が持ち込む謎を解く連作短編ミステリー。
  • 桜宵 香菜里屋シリーズ2〈新装版〉
    748円 (税込)
    今夜もグラス片手に、謎解きに耳を傾けて。 ビアバー《香菜里屋》のマスター工藤に託された、 妻から夫への「最後のプレゼント」とは――。 連作短編ミステリーの金字塔! 解説 中江有里 妻の死から一年。警察官の神崎守衛は、遺品の中から手紙を見つける。 三軒茶屋のビアバー《香菜里屋》に、妻は「最後のプレゼント」を用意したという。 マスター工藤が振る舞う炊き込みご飯は、妻のそれと同じ味。 感傷に浸るも、料理の名を聞き愕然とする――(表題作)。 連作短編の名手が紡ぐ、大人のミステリー!
  • 螢坂 香菜里屋シリーズ3〈新装版〉
    715円 (税込)
    ビールの苦みが、心に寄り添う夜がある―― 何度でも味わいたい、極上のミステリー! 若き日の面影を探して街をさまよううち、 カメラマンの有坂祐二はビアバー《香菜里屋》に辿り着く。 十六年前に別れた恋人の名を耳にした男は、 料理上手で聞き上手のマスター工藤に心をほぐされ、 胸の奥底にしまっていた過去を語り始める。 そこには思いもよらぬ謎が――(表題作)。 連作短編ミステリーの傑作! 解説 藤田香織
  • 香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉
    792円 (税込)
    出会いはひととき、思い出は永遠。 ビアバー《香菜里屋》からメニューが消えた訳とは。 そして、ついに明かされるマスターの過去――。 ミステリー史に輝く傑作、感動の完結! 突如、ビアバー《香菜里屋》からメニューが消えた。 マスター工藤と同じ店で修業したバーマンの香月は、 友の変化を耳にし、かつて二人が経験した悲しい出来事を思い出す。 工藤が待ち続けた人物が、ついに現れたのか――(「終幕の風景」)。 連作短編ミステリーの金字塔、感動の最終巻! 未完の「双獣記」も収録。 解説 大矢博子

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花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    香菜里屋シリーズ1
    香菜里屋のマスター工藤が常連客の話から謎を解いていく。しかも連作短編集という形で、続いてはいるけど一話完結なので、遅読の自分にはちょうど良い長さになってる。工藤の推理も香菜里屋の客と一緒になって楽しめるし、その謎たる人物にかかわる物語がまた良いのだ。ミステリーである前に、ある人の

    0
    2022年02月06日

    Posted by ブクログ

    懐かしの香菜里屋。
    シリーズ1冊目の中で、特にお見事なラストな「家族写真」が1番好き。あのラストには、うわってなる。そうくるの、すごい。
    ちょっとコミカルな「七皿は多すぎる」も楽しいし、老俳人絡みの2作品の雰囲気も、香菜里屋で語られると重くなりすぎなくて救われる。
    さて、引き続き続巻に行く。

    0
    2021年06月26日

    Posted by ブクログ

    初北森。日本推理作家協会賞受賞作。香菜里屋シリーズ1。短編集。前々から料理描写が巧い(美味い)作家だと聞いていたので、新装版を機に購入。料理描写は勿論のこと、私としては常連客が持ち込む謎の、特にその背景描写の巧みさに心惹かれました。こんなにも味わい深く、魅力的に描けるなんて…。好みのは表題作と「魚の

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

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    人生に必要なのは、
    とびっきりの料理とビール、
    それから、
    ひとつまみの謎。

    三軒茶屋の路地裏にたたずむ、
    ビアバー「香菜里屋」。
    この店には今夜も、
    大切な思いを胸に秘めた人々が訪れる――。

    優しく、ほろ苦い。
    短編の名手が紡ぐ、
    不朽の名作

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    春になったので、とうとう読んでみた。
    美味しい一品と、四つの度数のビールサーバーがある居酒屋「香菜里屋」が中心になっている連作短編集。
    マスターの工藤さんが、客達の持ち込む謎や悩みを、あれよあれよとさりげなく解決へと導いていきます。
    話によっては憶測の域を出ない(マスターも言及している)ものもあり、

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    マスターとある引っ掛かりを解いて行く様子や合間に提供する料理とビール、いいですね、シリーズが気になります。

    0
    2023年04月21日

    Posted by ブクログ

    短編の名手!一つひとつの完成度が高く、それぞれがうまくリンクする。それとやはり、料理の描写か。もう新作が読めないのか残念でならない。

    0
    2022年03月11日

    Posted by ブクログ

    花の下にて春に死なむ/家族写真/終の棲み家/
    殺人者の赤い手/七皿は多すぎる/魚の交わり

    幾つかは読んだことがある。複数の作家の作品を集めた短編集だったかな。
    幾つかに絵のイメージがある。漫画家さんが作品の原作に選んでいたかも知れない。

    マスターの推理には脱帽。そして謎を持ち込んだり一緒に推測を

    0
    2021年03月24日

    Posted by ブクログ

    北森鴻(個人的なポリシーとしてご存命でない作家は敬称略です)は、蓮丈那智フィールドファイルシリーズを読んだだけ(しかもシリーズ全巻でなくご本人で書き終えられた3冊のみ)ですが、いずれもお気に入りだったので、今回の新装版刊行を機に、この香菜里屋シリーズにも手を出しました。

    三軒茶屋の駅近くの袋小路に

    0
    2021年03月10日

    Posted by ブクログ

    安楽椅子探偵もののミステリー。
    短編集ではあるがトリックが巧みで内容の濃いものが多くお腹いっぱい。
    トリックがわかり始めてから結末まで良いスピード感でよむことができた。
    最終話にそれまでの登場人物が出てきたり1話目を踏襲していたりしてまとまりが良かった。
    自分の読解力不足で少し内容を読み取れないとこ

    0
    2021年03月07日

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