ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
さまざまな人たちが集まるそのデパートの屋上では、いつも不思議な事件が起こる。飛降り自殺、殺人、失踪……。だが、ここに、何があっても動じない傑物がいた。人呼んでさくら婆(ババ)ァ、讃岐うどん店の女主人である。今日もPHSの忘れ物が一つ。奇妙なことにそれが毎日、同時刻に呼出音だけ鳴るのだ。さくら婆ァの手が空いた時間帯に、まるで何かをつたえたいかのように……。早世したミステリー界の異才が残した珠玉の連作「屋上」推理、熱いリクエストに応えて待望の電子化!
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
さくら婆ァに怒られながらうどんが食べたい。デパートの屋上で起きる様々な事件を静かに見つめるモノ達の視点、哀愁。
デパートの屋上が舞台の連作短篇集。 主人公は屋上名物のうどんを作る店主さくら婆ア。 けれど語りは、屋上にある物たちである。 稲荷社のお狐様や観覧車や地蔵尊だったりする。 屋上の風景を見てはいるけれど、何もできない。 中心にいるのが、酷いダミ声のさくら婆アで、探偵役。 その後、興行師の杜田と高校生のタ...続きを読むクが ある意味、助手的な役割でメインキャラになってくる。 が、どうにも苦しいのですよ。 いたるところに悪意がにじみ出ていて そういうのを読むのは、本当に苦痛なのですよ。 こういう作品もあったのですねぇ・・・
北森作品コンプのラスト1冊!ということで力んで臨んだところ「んむむ?読んだことあるぞこれ?」と焦るw きっと最初の1篇だけ、なにかのアンソロジーに収録されてたのね~。ふぅ、冷や汗モンだわよww さて、本書はとあるデパートの屋上が舞台。 探偵役はさくら婆ァw うどんスタンドの主である。 助手は常連客...続きを読むで興行師の杜田と高校生のタク。 それにしても、人が死ぬ事件多すぎw このデパートに人が寄り付かなくなりそうだよ、と余計な心配をしたくなるww まぁ、それはおいといて・・・そうやって次々と発生する事件を,屋上に鎮座まします稲荷社の使い狐,観覧車,ベンチなどのモノたちが1話ごとに語り手となり、それぞれの視点をまじえての連作短篇集。 ラスト1篇は番外編。 盛岡のデパートの屋上で事件に遭遇したタクが主人公に。 どれもなんだかやるせないお話。 でも美味しいうどんを食べに、池袋に行ってみよう!w
★あらすじ★長編連鎖ミステリ。デパートの屋上で起きる数々の事件を解決するのは、「屋上の主」とまで呼ばれる、うどん屋の店主・さくら婆ぁだった。自称興行師の杜田、不良高校生のタクなど個性的な常連達の協力を得て事件を解決するさくら婆ぁにも、誰も知らない悲しい過去があった… ★感想★「連鎖ミステリ」という表...続きを読む記に興味を持って読んでみました。一つの事件が別の事件の引き金になる…という「メイン・ディッシュ」などと似た構成です。この作品では、語り手が稲荷神社の狐だったりベンチや観覧車などだったりしますが。謎解きそのものよりも、デパートの屋上というある種、特殊な空間に集まった人達の人間ドラマといった感じです。明かされる真実は残酷なものばかりですが、さくら婆ぁの奥に秘めた優しさに救われます。
連作とかオムニバスとか言うよりも、「長編連鎖ミステリ」という表現がぴったり。個々の話が綺麗に繋がって連鎖して、最後にぴったりと合う。一つ一つの話は地味なんだけど、通し読みすると良さ三倍増。 観覧車とかベンチとか、無機物が語る形式っていうのも面白いし。宮部みゆきの「長い長い殺人」の形式と同じだな。
「香菜里屋」シリーズの著者ね。デパートの屋上で起こる事件を屋上のうどん店の主、通称さくら婆ァが解決する、と書くと、ユーモアミステリーみたいですが、必ずしもそうではない。さくら婆ァが訳ありで暗い過去を背負ってるから。章ごとに語り手が変わるのですが、それが人ではなく、屋上の観覧車だったりベンチだったりし...続きを読むて、その辺の書き方はさすがに上手いです。ただ、個人的には、さくら婆ァの書き込みが物足りない。すごく魅力的なキャラなのに惜しい。それは恐らく著者が男性だからではないかと思ったり。
この小説凄いです。 屋上にある、遊具やベンチ、ありとあらゆるものが(人には聞こえない声で)喋る、喋る、喋る!!! 物語も短編連作なので、小休止を置けますね。
そのデパートの屋上では、いつも不思議な事件が起こる。飛降り自殺、殺人、失踪。ここに、何があっても動じない傑物がいた。人呼んでさくら婆ァ、うどん店の主である。今日もPHSの忘れ物が一つ。奇妙なことにそれが毎日、同時刻に呼出音だけ鳴るのだ。彼女の手が空いた時間帯に、まるで何かを伝えたいかのように…。屋上...続きを読むの名探偵さくら婆アの奮闘ミステリー。
北森さんの作品の中では軽めですが、キャラと背景がよいです。時代に取り残されたような屋上と、他の人だったら描かないようなうどんスタンドにいる過去にわけありの頭のきれるおばさんが主人公。杜田とタク、その他の登場人物も世の中の主流から外れた感じで全体的にたそがれた感じがよかったです。
短編連作 デパートの屋上のスタンドで働く名物オバサンと、そこに集まる人たちの事件の話 あんまり後味良く終わらない
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
屋上物語
新刊情報をお知らせします。
北森鴻
フォロー機能について
「祥伝社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
孔雀狂想曲
暁の密使(小学館文庫)
冥府神(アヌビス)の産声
闇色のソプラノ
うさぎ幻化行
試し読み
親不孝通りディテクティブ
顔のない男
蜻蛉始末
「北森鴻」のこれもおすすめ一覧へ
▲屋上物語 ページトップヘ