貴志祐介のレビュー一覧

  • 黒い家
    今自分が住んでいる辺りが物語の舞台であった為
    、文章からシーンのイメージを受け取りやすかったのもあり恐怖倍増でした^^
    作者様の【新世界より】を読んだ時にも思いましたが、追われるシーンの盛り上げ方が素晴らしく思わず「こわっ」と呟いてしまうほどでした。
    この作品の舞台は広くないですが、綿密な文章の積み...続きを読む
  • 天使の囀り
    私の初めての貴志祐介先生作品。
    最初から最後まで、ずーーーっと面白かった。
    そして何より、ウアカリに対する見る目が変わってしまったわ。怖すぎだろ、ウアカリ。

    実写映画化してほしい作品No.1すぎる。
  • 兎は薄氷に駆ける
    面白かった。


    はじめはただのミステリーかと思っていたが
    さすがの貴志さん。
    狂った人がでできます。
  • 新世界より(下)
    とにかく面白かった。貴志祐介作品でも最高傑作なのではないかと思う。

    上巻の最初はのんびりとしており、読むのに少し時間を要したが、徐々にページをめくるペースが早くなり、中巻以降ほぼ一気に読み切ってしまった。

    物語は呪力を得た人間が暮らす1000年後の日本。最初は神秘的でもあり、原始的でもありながら...続きを読む
  • 新世界より(上)
    自分にとってはSF小説の金字塔。
    大作なのに何回読んでも飽きないし、初めから終わりまでずっとはらはらしっぱなし!
    たくさんの犠牲者が出るのに本当の悪人なんてひとりもいない。みんな自分が可愛いだけ。それだけで他人をこんなに傷つける。呪力なんてあってもなくてもそこは読者である私自身と何にも変わらない。そ...続きを読む
  • 天使の囀り
    最高!!!!初めてホラー小説というジャンルを読みました。すごく面白かったです。しばらくは刺身とかナマモノは無理そう。描写もうまくゾクゾクくるものがあってよかったです。また読みたい。
  • 新世界より(下)
    読み終えるのがもったいないと思うほど、世界観に没頭していた。
    たぶん人生で一番夢中になって読んだ作品となったと思う。とにかく面白い。
  • クリムゾンの迷宮
    目覚めたらここは何処…系の書き出しは鉄板だなと思いつつも序盤からどんどん続きが気になってページを捲る手が止まらなかった!
    途中伏線というか展開が予想出来てしまった所もあったが、ハラハラ感やよくある中盤程でだれてしまうような事もなく。設定や世界観も流石貴志祐介の一言に尽きる。登場する舞台のモデルとなっ...続きを読む
  • 兎は薄氷に駆ける
    貴志 祐介作品として
    期待どおりの、なんとも後味の悪い
    とてもスリリングで狂気な作品でした
    楽しかった〜
    ※ホラーではない
    ミステリーでもない
    法廷(推理)小説でしょうか

    謙介(弁護のお手伝い)視点で
    何か色々登場人物が怪しいなぁ(主人公、彼女、弁護士)が、そのままの結果に。
    最後の「もういちど、...続きを読む
  • 天使の囀り
    内容ほとんど覚えてなくて、5.6年ぶりに読んだけど傑作すぎる。伏線の貼り方とドメイン知識の面白さが半端じゃない。
  • 兎は薄氷に駆ける
    貴志祐介さんの久しぶりのボリュームのある長編は、最高の切れ味と斬新なアイデアの作品でした。兎という漢字の話もなるほどでした。
  • 兎は薄氷に駆ける
    殺人容疑で任意の事情聴取を受ける日高英之。
    警察は英之を犯人と決めてかかり、どうにか認めさせようと肉体的・精神的圧迫を加えていく。
    実は昔、英之の父も冤罪を訴えながら獄死しており、父のたどった苦しみを身をもって知るが…

    新たな事実が出てきては検察に突っ込まれ、
    英之に有利になるよう進んでいるのか、...続きを読む
  • 兎は薄氷に駆ける
    叔父を殺した容疑で不当な取り調べを受ける自動車整備工の青年。父も殺人の有罪判決後に獄中死していた。こちらも冤罪の可能性が高い。
    青年の冤罪を証明するため弁護士は戦いを始めるが、父の冤罪証明が裁判の目的かとも思われる。
    警察と検察の杜撰な取り調べと証拠隠しによし、起訴取り消しまでたどり着くが、二人の復...続きを読む
  • 兎は薄氷に駆ける
    裁判のシーン、緊迫感があって、検事、弁護士ともに個性的な性格の2人がぶつかり合うのが面白かった。
    しかし勧善懲悪もいきすぎるとこうなるのか…スッキリした終わりに見せかけた果てしない復讐物語。
    あと監視カメラに映らないためのトリックはかなり無謀な気がした。
  • 天使の囀り
    これはおもしろいとおもしろくないが
    別れると思いますが、こういうのは
    とっても好きです。
    さすが貴志さん
  • 新世界より(下)
    新世界よりシリーズ最終作。
    これまでたくさんバケネズミへの憎悪を駆り立てられてからの最後のシーン。やはりこういうところが新世界よりが名作と言われる所以か。
    一気読みしてしまって作品だし貴志先生の書き手としてのうまさを痛感した作品だった。
  • 新世界より(中)
    物語が加速し始めた印象。
    終始不気味でどこか陰鬱な雰囲気は保ったまま物語の面白さは右肩上がり。
    どこに終着点を見出すのか。次の最終作を読むのが楽しみ。
  • 新世界より(上)
    初めて読んだのは10年以上前だと思うんやが、それ以降いろんな本当を読んどるはずなのに、この本を読み返すとところどころ憶えてる。そもそも悲しいかな読んだ本の内容はすぐ忘れてしまうのだけれど、よっぽど面白かったのだろう、この本は。まぁ今読んでてもすごく面白い。
  • 黒い家
    ヒトコワ系ではトップクラスの恐怖。

    緊迫した状況のラストは手に汗握る展開で
    ものすごいインパクトのある作品でした。
  • 天使の囀り
    面白すぎる
    人間の意識が快楽で簡単に支配されることは
    恐ろしいが、本当にその通りだと思った
    世の中の全ての正義もまた、
    人間の快楽に基づく感覚なのではないか

    ラストの主人公の行動は
    人が苦しむ姿を見る苦痛から逃げるための行動
    だと解釈すると、
    彼女の正義もまた苦痛(快楽)に支えられて、
    人間の脆さ...続きを読む