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はたして、「神は死んだ」のか。言葉はどこまで「経験」を語りうるか──デカルト以降の西洋哲学は、自然科学的世界観の生成と交錯しつつ、思考の可能性と限界を見さだめながら展開してゆく。前著『西洋哲学史 古代から中世へ』に続き、テクストの集積の中に「考えること」を経験させる、新鮮な哲学史入門。
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Posted by ブクログ
それぞれの時代の哲学者のそれぞれの思想を紹介するのではなく、ある事柄に関して、それぞれの時代の哲学者は、どのように考えたかを軸に紹介している。 従って、それぞれの哲学者の違いは理解できるにしても、各哲学者の思想を知れる訳ではない。 また、代表的な著作が紹介されている訳でもない。 読み進めるのには、...続きを読む結構、難解である。
上巻に続きテクスト自体は難解だったが,各哲学者の思想については噛み砕いて説明してあると思う。 特に後半について,例えばウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」にほとんど触れていないなど,哲学者の思想の展開よりは存在論など特定のテーマからの記述が目立つ。しかし,哲学それ自体の流れや,各哲学者のスタンスな...続きを読むどは読み取ることができ,網羅的な理解と読者(自分自身)の関心の特定に優れた一冊だと思う。
上下巻を合わせて久しぶりに体系だった哲学史を読んだ。ただし著者も書いているとおり、限りある紙数から著者の重要だと思われるポイントだけに絞って書いているので、全哲学的思想を網羅しているわけではなく、一部分の切り出しなので完全な理解は到底無理。また、哲学者同志の人間関係に関する記述が頻出したり、後世哲学...続きを読む者による評価が出てきたりと、重要なのかどうかわからないようなトリビア的な記述が出てきて少々無駄なような気がする。ただし、なんとなく古代からの哲学の流れを知るためには良い本だと思う。ヘーゲルが何を言っているのかがは全くわからないということがよく分かっただけでも収穫。著者の「ヘーゲルはおそらく間違っていた」というような個人的意見には思わず苦笑した。
本書は西洋哲学史を体系的に説明するものではなく、西洋哲学史の基本的な知識を持つ人を対象にしてより一歩踏み込んだところについて書いたものである。そういう意味では、少しわかりづらい面は正直あるが、より一歩踏み込んだ考察は、それはそれで勉強になるし面白いので、読んで損はないと思う。 本書と前編を通じで、物...続きを読む事を哲学的に考えるということと、哲学的に考えることの重要性が何となくではあるか多少は理解できたつもりである。社会変容の多い現代社会においては、一つ一つの物事を多角的に捉え評価することは重要であると思うので、このような哲学的思考はより意味を為してくると思う。
デカルトに始まる近現代西洋哲学を一書にまとめた高水準の哲学史の著作。デカルト、カント、ヘーゲルといった哲学の大御所を取り上げるのはもちろんだが、ヘルダーや新カント学派など高校の倫理などではさほど取り上げられない哲学者・思想家も取り上げられており、実に読み応えのある通史本に仕上がっている。
前編と同じく、ザッと哲学史を知りたい人にはおすすめ。 哲学者間の思想の関連などもわかりますので、いいと思います。
【デカルト】 私は考えるコギト 私が存在するスム スムの不可疑性と神の絶対性→デカルト形而上学 スピノザ「心身の結合と精神自身の原因を探しあてることができず、神へと退却した」と避難(エチカ5部序言) →ゲーリンクス「機会原因論」スピノザ「並行論」ライプニッツ「予定調和説」 【近代形而上学】 【...続きを読むスアレス】 現実に存在するものは単独的・個体的 共通的本性+否定(=トマス、スコトゥス、後にライプニッツ) 機会とした神の介入 ヴォルフ以降うしなわれるが、バウムガルテンを介してカントへ流れ込むことになる 【マールブランシュ】 デカルト的懐疑→「私たちはいっさいを神のうちに見る」 神 多様性からなる単純性 【スピノザ】 「存在するために、他のなにも必要としない」 実体=神(存在と本質が一致するがゆえに存在する) 【経験論 ロック】 トマス 可能態から現実態の移行というフレームの知性 ⇔ロックは可能態をみとめない エネルゲイアに向かう潜性と傾向のみみとめる 【モナド論 ライプニッツ】 「不可識別者同一の原理」 モナド 複合的なものをつくっている、単一な実体 【バークリー】 【ヒューム】 【言語論 コンディヤック ルソー ヘルダー】 【カント】 【自我 マイモン、フィヒテ、シェリング】 シェリング 「美的直観とはまさしく、客観的となった知的直観である」『超越論的観念論の体系』 【ヘーゲル】 「私たちは、国家を超えていかなければならない」 国家の終焉『初期神学論集』 「生の多数性」 「傷を受けた生は、私に対して運命として対立する」『神学論集』 愛=相互承認 【ヘーゲル左派、マルクス、ニーチェ】 マルクス 商品とは、「感性的に非感性的なもの」 =神秘的な性格 【ロッツェ、新カント学派、フレーゲ】 【ベルクソン】 【フッサール】 【ハイデガ、ウィトゲンシュタイン、レヴィナス】
院試の対策をするにあたって、全体の流れをつかむのに使用した。古代・中世を扱った前巻より雑な印象。さすがに新書で近世から現代をカバーするには無理があるのか。ニーチェなどは一般の人にも人気がありそうなものだが、ほとんど記述がない。かと思えば全く知らないような哲学者にそこそこの紙面が割かれていたりもする。...続きを読む帯に短したすきに長しといった本。
西洋哲学史の概論書。ただ、入門書にしては少し難しいように感じました。デカルトから始まりハイデガーまで話がきます。ただ前作もそうですが、あくまで「哲学」であって、それ以外の思想史は扱っていないです。そのため有名な人が出てこないこともちらほら……。原文からの引用が多く見られるのは良かったです。
-2007.03.12 「近代から現代へ」 1-自己の根底へ 「無能な神の観念は、有限な<私>を超えている」-デカルト 2-近代形而上学 「存在するすべてのものは、神のうちに存在する」-スアレス、マールブランショ、スピノザ 3-経験論の形成 「経験にこそ、いっさいの知の基礎がある」-ロッ...続きを読むク 4-モナド論の夢 「すべての述語は、主語のうちにすでにふくまれている」-ライプニッツ 5-知識への反逆 「存在するとは知覚されていることである」-バークリー 6-経験論の臨界 「人間とはたんなる知覚の束であるにすぎない」-ヒューム 7-言語論の展開 「原初、ことばは詩であり音楽であった」-コンディヤック、ルソー、ヘルダー 8-理性の深淵へ 「ひとはその思考を拒むことも耐えることもできない」-カント 9-自然のゆくえ 「私はただ私に対して存在し、しかも私に対して必然的に存在する」-マイモン、フィヒテ、シェリング 10-同一性と差違 「生命とは結合と非結合との結合である」-ヘーゲル 11-批判知の起源 「かれらは、それを知らないが、それをおこなっている」-ヘーゲル左派、マルクス、ニーチェ 12-理念的な次元 「事物は存在し、できごとは生起して、命題は妥当する」-ロッツェ、新カント派、フレーゲ 13-生命論の成立 「生は夢と行動のあいだにある」-ベルクソン 14-現象の地平へ 「世界を還元することで獲得されるものは、世界それ自体である」-フッサール 15-語りえぬもの 「その書は、他のいっさいの書物を焼きつくすことだろう」-ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、レヴィナス
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西洋哲学史 近代から現代へ
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