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祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する……。ドビュッシーの調べも美しい、第8回『このミス』大賞・大賞受賞作。
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Posted by ブクログ
「180度ひっくり返される小説」というテーマで紹介されていた本だったので、「だまされないぞ!」と意気揚々と読み始めたのですが、すっかり騙されました笑 ここが伏線だぞ!とわかるようなヒントもちりばめてくれているのに、伏線の意味がわからず、ようやく最後の種明かしで「あぁ、そういうことか」と腑に落ちまし...続きを読むた。 また、例えば続編とかだと誰が探偵役か等の前情報が入ってしまいますが、これは著者のデビュー作なので、全登場人物が怪しく思えてきて、犯人考察を思う存分楽しめました! むしろ犯人考察に終始するあまり、種明かしの場面では、思いもよらないところから「どすっ」と刺されたような感覚を味わったくらいです(もっと視点を広く持てばよかった。。。)。 少し音楽の描写が長く感じるかもしれませんが、それぞれの曲のタイトルが書いてあるので、携帯でその音楽を流しながら、「あ、この描写はここのフレーズを言ってるんだな」という感じで著者の表現力を楽しめるのでお勧めです!
長らえる生命よりも、闘い続ける意志の方が人には大事なんじゃないだろうか、という文章が好きだった。 読み終わってから冒頭を読み返すと、遥が先生の厳しい指導に鬱憤が溜まり、「自動演奏ピアノにまかせればいいじゃない」と毒を吐いているシーンがあった。まったく、ピアノは人に想いを伝える手段であるのに……と小言...続きを読むを言いたくなるぐらいにはこの本を通してクラシックやピアノに対する思いが芽生えた気がしている。とても面白かった。続編も読みたい。
やはり面白かった❗️ だいどんでん返し‼️中山七里先生は、音楽関係にも詳しいのですね。 遥のピアノが最後まで弾けるのか、ドキドキしながら読み、最後の一音を確認して安堵した でも、こんな落ちがあるとは、いつも中山七里先生にしてやられてます。 続編を早く読みたい❣️
推理小説が好きだけどポンコツ推理しか出来ないからオチは読めなかった笑笑でもその分大ドンデン返しを楽しめた気がする!読み返してみたら伏線沢山あって面白かった。後味悪いのも良い
表現が綺麗で、ミステリ作品と忘れるくらい。でも伏線やどんでん返しがしっかりあって、後味の悪い感じも好みの作品だった。人に勧めたくなる。
きっとそうかな?となんとなく想像できるところもあったけど意外な展開もあり楽しく読めた。演奏部分が丁寧に描かれていてその音楽を聴いて見たくなった。
中山七里先生のデビュー作である。 注意点としては、クラシック音楽や音楽理論の基礎知識がないと、 ちょっと退屈なところが多いかもしれない点。 音楽好きであれば、音楽小説としても愉しめる。 ジャンルとしては「スポ根+音楽+ミステリー」といったところか。 令和になってもなお、ド根性って、どこか日本人の心...続きを読むを鷲掴みにする。 本当の地獄を見たことがある人間は、やっぱり違う。 地獄を乗り越えたというだけで自信を持つべきだと思う。 そんなことを考えさせられる一冊であった。
とても可愛い表紙だから油断してました 物語冒頭で火事によって主人公が全身大火傷を負い、家族を失うという地獄のような始まりだったので、自分は一体何を読んでいるんだ?と震えました 主人公がピアノを通じて肉体的、精神的に成長していく姿を力強く描かれていますが、併せて家族の不審死や主人公が襲われるというミ...続きを読むステリー要素も同時進行します 物語のラストは様々な伏線が回収されて壮絶でした 小説家って本当に凄いなぁと思わせる作品でした
後半が近づくにつれ一気に面白くなり、気がつけば夜中になっていたくらい夢中で読んだ。 ピアノコンクールを目標にして頑張る青春ストーリーだけでも読み応えはあるが、やはりミステリー作品としての大どんでん返しのオチが強烈。 非常に読みやすい文体なので、普段読書しない人にも自信を持っておすすめしたい、
最後まで犯人が分からない作品でした。 音楽用語は正直なところ、飛ばして読んでも良いかなぁって位に頭に入って来ませんでした。 物語のスピード感や専門用語の多さは、さすが中山七里と言った所ですね。 1番好きな人は叔父さんです。
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