マルクス 資本論の哲学

マルクス 資本論の哲学

968円 (税込)

4pt

3.5

もし三度目の《世界革命》が起こりうるとして、今なおこの世界の枠組みを規定している資本制について、最も行きとどいた分析を提供しているこの書を踏まえる事なしにはあり得ないだろう。マルクスの原理的な思考の深度と強度、そして「資本制が圧しつぶしてゆくちいさな者たちへの視線」に寄り添いつつ語る、本格的入門書。

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マルクス 資本論の哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ミダス王の呪いという金銭欲に警笛を鳴らす逸話がある。マネーゲームや内部留保を指摘しているのだろう。

    人の性【アニマルスピリッツ】を動力源にした資本主義であれば現代人の疲弊の源泉かもしれない。

    0
    2022年12月30日

    Posted by ブクログ

    マルクスの『資本論』における議論を、著者自身の解釈もまじえながら解説している本です。

    単なる『資本論』の概説書ではなく、たとえば価値形態論に差異と反復をめぐる形而上学批判というテーマが伏在していることに注目したり、資本の運動の諸相を時間と空間の再編過程としてとらえるなど、著者自身の関心が積極的に押

    0
    2021年01月10日

    Posted by ブクログ

     初めての岩波新書。マルクスの思考を追いつつ、資本制の解説をしている。正直に言うと難しい内容だった。それでも所々理解できる部分はあった。経済についての予備知識が必要かもしれない。

    0
    2020年05月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    哲学者熊野純彦さんによる資本論入門。本書の趣旨はご本人が終章で述べているように、「価値形態論を形而上学批判として読みなおすところからはじめて、資本の運動を時間と空間の再編過程ととらえるこころみを経て、科学批判としての資本論体系をきわだたせながら、利子生み資本と信用制度のうちに時間のフェティシズムを見

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    2019年12月31日

マルクス 資本論の哲学 の詳細情報

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