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ジュンコ先生は、大切なマリカを見つめて機中にいた。マリカの願いはバリ島に行くこと……。多重人格の深い悲しみと歓喜の光景を描いた本作は、「マリカの永い夜」として発表されたが、著者の決心により改題し大幅に書き改められた。さらなる祈りと魂の輝きにみちた小説に一九九三年四月、初めて訪れたバリで発見した神秘をつづる傑作紀行を併録。
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Posted by ブクログ
マリカの永い夜 バリ夢日記 2016年に初めて読んでから繰り返し読んでいる作品 ウブドで過ごした日々が思い返される
多重人格になってしまったマリカと向き合うジュンコ先生。 重い内容だと思うんだけど、ジュンコ先生とマリカがそれぞれ淡々と語る感じで、絶望的と思える未来さえ少しは明るい事もあるよと期待できるように終わる感じが良かった。
親からの虐待により、多重人格になってしまったマリカと、10歳年上のジュンコ先生の話。 バリでの出来事がリアルだなと思ったら、ばななさんが実際に体験されてることが小説に反映されてた。 後半はばななさんがバリに行った時のエッセイ。 バリ独特の雰囲気(お寺の神聖さ、湿った暑さ、広がる青空、大自然、ホテルの...続きを読む快適さ、人のしつこさ、優しさ)がよく描かれていて、バリに行ったことある人は懐かしく、行ったことがない人は行きたくなるような文体。
「マリカを守りたい。僕等はそのためだけにきたんだ。そのためだけにいるんだ。」 幼い頃から両親に虐待され、心を閉ざし多重人格という心を持ってしまったマリカ。 マリカの面倒をみているジュンコは、彼女の希望に添い、医者の反対を押し切って、マリカをバリ旅行に連れていくことに決めた。 マリカの人格の...続きを読む1つである少年オレンジ。 ジュンコはオレンジと会話するうち、彼の存在の確かさや、彼の想いに触れていく。 『そう、あなたを故郷の国につれていってあげる。 あなたが望む世界じゅうのどんな国にでもつれていってあげる。 髪にきらきら光る髪飾りをつけてあげる。 大きなお城をたてて、死ぬまで一緒に住もう。 ぜったいに、ぜったいに、おたがいいをみすてないでいよう』 多重人格という難しい問題を描きながらも、決して重くなりすぎず、爽やかで、怖いほどに綺麗で、時に恐ろしいくらいのバリの風景と溶け込みながら、最高の作品に描き上げた吉本ばななの最高傑作。 バリの匂いと 虐待の悲しみと 自分の中の人格とのかなしいほど純粋な恋。 すべてが夢のようで、消えていってしまうけれどそれでもそこに残る、明日への可能性と思い出が、読んだあともわたしを前向きな気持ちにさせてくれた。 いままでのばなな作品の中で一番好きかも。 後半は、バリ取材旅行のエッセイ。 写真つきで、綺麗で、とてもバリにいきたくなった!
マリカのソファーは、多重人格のことをつくづく考えさせられる話で、バリの明るさがあまり感じられなかったけど、よしもとばななさんのバリ旅行記はおもしろい! バリに行きたくなったよ。 旅行記ではないって書いてあったけど、私は読んでバリに興味津々☆絶対に近い将来行く!!
過去に読んだ本。 よしもとばななさんの小説と旅行記。 真剣にこの人の本を読んだのは、この本がはじめてかな。中島みゆきの『2/2』を読んで、多重人格というテーマに興味を持って、手にとった作品。 原マスミさんの挿画も綺麗な本である。
いつ読んでも絶対泣いてしまう。 心が洗われるとはありきたりな表現だと思ってたけど、こういうことを言うんだなと思った。
新幹線でほぼ4時間分 第一部は、多重人格を治療中の少女マリカと彼女に残された最後の人格の少年オレンジ、そして彼女(彼)を10年来支えてきた元医者ジュンコでバリを訪れる話。第二部は、第一部を綴る上で作者が仲間たちと訪れたバリの思い出が日記になっている。 バリの明るく澄んだ風景とマリカあるいはオレンジ...続きを読むの暗い過去や鬱屈とした心とのコントラストに引き込まれる。バリでの旅を通して、だんだんと心が解れていきジュンコとマリカの関係性が医者一患者ではなく人間一人間になっていく。 その過程で自ら離れていく第二人格オレンジもまた魅力的な登場人物だ。マリカを外界の恐怖から守る姿はまさに王子様そのものだった。オレンジがマリカの第二人格として過ごす最後の夜、エメラルド色のプールで泳ぐシーンは何度も読みたくなるほど美しかった。 追記)改定後は「私」が精神科医ではなく、主婦になっているようです。 第二部では、第一部で描かれた場所やものを作者たち目線で楽しめる。風景の描写が美しく、実際にバリに行っているような気分になれる。バリの濃い森の空気、神秘に富んだ風土を私もいつか体感したいと思った。
「マリカの永い夜」改題 「永い夜」ではジュンコ先生が精神科医だったが 患者と旅行などコンプライアンス的にアウトだったのだろう 成長を見守り温かく包み込む主婦に変更されていたのと ソファーの存在もあり「永い夜」よりも作品に温かみが増していた 個人的に好きな話 バリ島日記は当時だから許される無礼講の...続きを読む数々も垣間見れる
マリカのソファーであったこと、出会った人や出てくる場所が、後半のばななさんのリアルな日記のなかで出てくる。一度読んだ本をすぐ忘れちゃう私からしたら、二度反芻できて(牛か)楽しかったなー バリ島いったけど、私は海の力や山の力、魔力、神秘とかを肌で感じることはなかった。もっと全身脱力できたころにまた行...続きを読むきたい。
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