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元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし一円も納税せずに」重態の麻生は余命わずか、息子悠介は百五十億の負債で失踪中、十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、不審人物が跋扈する。そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上した――。謎とスリルの上巻。
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Posted by ブクログ
税金の事やタックスヘイブンやら、とにかく難しかった。でも、ストーリーも筋が通っていて内容も興味深かった。
永遠の旅行者(perpetual traveler)の元弁護士、真鍋。滞在先のハワイで見知らぬ老人から20億円の資産を息子ではなく、孫に相続させたい。ただし、一円も納税せずに。この不思議な依頼を受けて、調査に乗り出す。天使と言われている孫娘まゆは精神分裂症の症状で引きこもり。依頼人の息子悠介は15...続きを読む0億円の借金を抱えたまま失踪中。依頼人はシベリアで拘留者だったことから、日本に裏切られた思いを持っているようだ。 ハワイ、日本、香港と舞台を変えながら、ストーリーの全貌を少しずつ明らかにしていく。文章は平淡な感じはするが、税金だったり弁護士の話題だったりと専門用語もたくさんあり、金融に勤めているからこそ理解できるのかも。いずれにせよ、謎を解きたい一心で、下巻の展開に期待したい。
よく下調べした秀作
参った。私も税金の事は知っているつもりだったが、完全に負けた。嫌味な断片的知識もよく内容に沿って下巻を読みたくなった
マネーロンダリングの作者だと知らずに購入。作者の著作は初見だが非常に面白い。知識と取材(?)で得た情報をしっかり散りばめており、何より話が面白い。上下巻の本だとは知らずに「これで伏線回収出来るの?」と思いながら読み進めたが、下巻の電子書籍が高くて手が出ないので、買い溜めた他の軽い本を読みながら、下巻...続きを読むの価格下落を待ちたい。 私はサラリーマンなので、税金が源泉徴収によって取られているため普段はあまり税金について意識はしないが、節税というのは確かに重要な考え方だ。個人的には税金よりも年金を何とかして欲しいと思っている。現役世代が高齢者を支えるという仕組みには問題がある。多くの投票者でもある高齢者のための社会になっているような気がしている。国の借金の悲惨さはいまいち理解できないが、歳入より多くの支出をしている財政が健全で無いのは間違いない。せめてプライマリーバランスを早く取り、若い世代が負担を負う事のない社会にしてもらいたい。消費税は20%位でも良いと思うが、税金をしっかりと使ってもらうため、選挙制度の改革はしなければいけないだろう。先日の兵庫県議員じゃないが、税金の使い道をしっかりと監督する仕組みを作らねばならない。
すてきなロードムービーで、かなりサスペンスで、脱税テクニックの手引書であるとともにラブストーリーでもあります。シベリヤに抑留された祖父、ドラッグ中毒になってしまった息子、総合失調症のその娘の3代に渡る壮絶な人生が書かれています。 「君はたくさんの素敵な恋をして、お伽の国の王女さまのように幸せなる...続きを読むんだ」 「これからは、あなたが自分の人生を楽しむのよ。そして、いじわるで高慢で魅力的な女になりなさい」 こんな言葉で人を励ませる人にになりたい、と思わせる小説でした。ちょっと難しいけどかなりおすすめ。
弁護士をやめて永遠の旅行者となった眞鍋恭一のところに舞い込んだ依頼は相続処理。正し条件は1円の相続税も支払わないこと。読んでいると税金を回避する方法は色々とあるのだなぁと。まぁ相続税を払うほどの資産もない私には関係ないのだが。
マネーロンダリング、タックスヘイヴン経由で本書を読んでいます。前2書より金融知識以外にも、少女まゆや智子等の周りの人間との絡みも多く楽しく読めました。下巻の相続に向けての話しの展開も楽しみです。また、始まりのhawaiiのBIG Islandの話が、昔行ったことを思い出して、大変懐かしかったです!
働いた分に対する所得税、モノやサービスで得たものに対する消費税、不動産や有価証券等に対する資産税は分かる。 故人の財産に対する相続税。こいつに対する租税論理ってのは実に曖昧だな。三途の川は六文銭しか持てないからか? さて、本編、20億円の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし、一円の納税も...続きを読むせずに。 そんな元弁護士に元シベリア抑留者からの依頼が舞い込む。しかし、この孫娘、統合失調症で精神病棟へ収監中、父は蒸発し行方不明、母は首を切り落とされ限界をとどめぬ程の惨殺。 税法を抜けるため、タックスヘイブン各国を飛びながら、父の跡を追う...下巻へ。 前作までの『タックスヘイブン』『マネーロンダリング』と主人公の出自設定がデジャヴか???
橘玲は 実に欲張りな作家かもしれない。 相続税回避の方法、税金のかからない方法など、 実にたくみに 取り込みながら、 シベリア抑留者だった祖父、バブルで儲けたが失敗し逃亡父親、精神を病む孫。 母親は、惨殺され犯人が不明と言う 話題満載のなかで、 20億の遺産を 孫に 税金を払わずに遺産相続させるとい...続きを読むう仕事を 引き受けた 元弁護士 恭一。 この男は、なぜ?という疑問をもちながら 生きている。 この仕事を引き受けるにも、なぜなのか、分からない。 設定が 盛りだくさんで、カネ狙いの亡者が 絡み付いてくる。 盛りだくさんすぎて、説明が多すぎるのが、目につく。 それにしても、恭一、まゆ、智子 それぞれが 魅力的でいいなぁ。 相続税回避、税金を払わないことを軸に物語は展開する。 さて、下巻が どうなるのかな。
元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし一円も納税せずに」重態の麻生は余命わずか、息子悠介は百五十億の負債で失踪中、十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、不審人物が跋扈する。そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上した。 ...続きを読む まゆは幼い頃に母を殺された未解決事件にまだ苦しんでいた。アメリカで失踪した悠介の居場所はつかめない。麻生の死期は迫る。真鍋には時間がなかった。そもそも麻生はなぜ無税の相続に拘るのか?そして、まゆが何者かに誘拐された―。人間の欲望と絶望、金と愛情、人生の意味までを、大胆かつ繊細に描ききった新世代の『罪と罰』完結。
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