カインの傲慢 刑事犬養隼人

カインの傲慢 刑事犬養隼人

792円 (税込)

3pt

臓器を抜き取られ傷口を雑に縫合された死体が、都内で相次いで発見された。司法解剖と捜査の結果、被害者はみな貧しい環境で育った少年で、最初に見つかった一人は中国からやってきたばかりだと判明する。彼らの身にいったい何が起こったのか。
臓器売買、貧困家庭、非行少年……。いくつもの社会問題が複雑に絡み合う事件に、孤高の敏腕刑事・犬養隼人と相棒の高千穂明日香が挑む。社会派×どんでん返しの人気警察医療ミステリシリーズ第5弾!

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カインの傲慢 刑事犬養隼人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    犬飼隼人シリーズはいつも題材が考えさせられる。
    いいこと悪いことって線引きは簡単じゃないー。
    でも人間として倫理観は持っていたい。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    臓器を抜かれた少年の遺体発見から話が始まる。
    日本での臓器移植の困難さ、臓器売買、貧富の格差、親子問題。
    内包する問題がとても多く絡み、殺人犯が誰か?というミステリーと同時に、少年を殺した犯人の一つが社会でもあると考えられる。つらい。
    臓器を必要とする人が臓器を得られなかったら死んでしまう。主役の犬

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    これは非常に考えさせられる問題。

    日本の貧困問題は今や他人事ではなく身近な問題。
    自分の体を切り売りしなければ生活ができないなんて普通じゃない。
    一方、臓器提供を待つ患者や家族の気持ちを思うと果たして日本の臓器移植法が適切なものなのかという疑問もわいてくる。
    法の遵守とモラル。きっと答えは出ない。

    0
    2022年09月28日

    Posted by ブクログ

    中山七里さんの犬養刑事シリーズ、第五弾。

    臓器を抜き取られた少年の遺体が、相次いで発見される。被害者は、みな貧困家庭の環境にあり、それぞれ問題を抱えていた。
    そして、最初の遺体は、中国人の少年と分かり、相棒の高千穂刑事が、中国に飛ぶ。

    果たして、連続殺人事件の真犯人とは?
    命に値段は付けられるも

    0
    2022年07月02日

    Posted by ブクログ

    刑事犬養隼人シリーズは全て読んでいる。
    最後のどんでん返しが良かった…!
    ちょっと読後感は悪めかもしれないけれども…
    臓器移植法に関してとても考えさせられる作品。

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    夜ふかしになるほど先が気になる展開。犯人は最後の最後まで分からず不意をつかれた。
    貧困、臓器売買…本当に水面下で行われていてもおかしくない犯罪。臓器移植でつながる命。現在の日本の体制についても考えさせれる内容だった。

    0
    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

    刑事と父親の二つの立場、犬飼刑事の心の葛藤を想像すると重くなります。
    株価は上昇してますが、日本社会の豊かさはどこへ…と改めて考えさせられる内容でした。

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    ふとした折に読みたくなる中山七里さんの犬養隼人シリーズ。
    私にとってこのシリーズは、適度に社会問題をとりあげつつ抜群の読みやすさでぜったい大きく外すことがない安心感+安定感の保証があるので、次に何を読もうか迷ったときなどに安心して手に取れる。

    ところがどっこい、今回はあまりにテーマが重かった。

    0
    2024年01月17日

    Posted by ブクログ

    前作に続き、人の生死に関わりつつも倫理観という難しいものを題材にした話
    どんどん犬養が追い詰められている、そんな印象を受けました。テーマが難しすぎる、、

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    貧困ビジネスってヤツか…
    しかも、生活保護費とか目当てでなく内臓…
    更に、本人も合意してる…
    日本では、臓器移植は、厳しい規則があるけど、近所の国では、そうでもないみたい。死刑囚からも臓器提供か…お金は親族に。
    何か、お金あれば、何でもありみたいな世の中には、少し辟易としてまうけど、あながち嘘でもな

    0
    2023年06月24日

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