風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

850円 (税込)

4pt

芸術(アート)という名のタイムカプセルが、いま開かれる――。京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、レイモンド・ウォンと名乗るマカオ博物館の学芸員が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてそこに記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。天才絵師・宗達の名画〈風神雷神図屏風〉を軸に描く冒険譚。「縦横無尽な想像力に操られたマハさんの筆致にすっかり魂を持っていかれた。カラヴァッジョと宗達を繋げてしまう発想には脱帽です」漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリさん推薦!

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風神雷神 Juppiter,Aeolus のシリーズ作品

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  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)
    850円 (税込)
    芸術(アート)という名のタイムカプセルが、いま開かれる――。京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、レイモンド・ウォンと名乗るマカオ博物館の学芸員が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてそこに記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。天才絵師・宗達の名画〈風神雷神図屏風〉を軸に描く冒険譚。「縦横無尽な想像力に操られたマハさんの筆致にすっかり魂を持っていかれた。カラヴァッジョと宗達を繋げてしまう発想には脱帽です」漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリさん推薦!
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)
    850円 (税込)
    雷神(ユピテル)と風神(アイオロス)が結んだ数奇な縁(えにし)とは――。織田信長の命を受け、天正遣欧少年使節と出立した宗達。苦難の航海を経て、一行はついにヨーロッパの地を踏んだ。そこで彼らを待ち受けていたのは、絢爛華麗な絵画の数々と高貴な人々、ローマ教皇との謁見、そして一人の天才絵師との出会いだった。謎多き琳派の祖・俵屋宗達とバロックの巨匠・カラヴァッジョ。芸術を愛する者たちの、時空を超えた魂の邂逅の物語、ここに完結。「芸術に対する造詣の深さ、絵に対する慈しみと、限りない愛情が言葉の端々に感じられる」京都国立博物館名誉館長 佐々木丞平さん推薦!

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風神雷神 Juppiter,Aeolus(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんて楽しい本だろう!
    信長期の日本を生きる、真っ直ぐで誇り高い、キリシタン武士と市井の人々。同時期の、マカオからインドを経て、喜望峰を越えてリスボンへ、さらに地中海を渡り、遥かなローマまでの、遠い遠い道のり。日本人など見たことない欧州のクリスチャンたち。今よりずっとずっと、「世界」が遠かったとき。

    0
    2023年09月08日

    Posted by ブクログ

    大好きな狩野永徳!
    狩野派と琳派の宗達が一緒に洛中洛外図を手がける、とても壮大!
    ・前例のない
    ・突拍子もない
    事は、とてもワクワクするね!
    下巻が楽しみ。

    0
    2023年09月04日

    Posted by ブクログ

    俵屋宗達へのアフェクションを強く感じる小説でした。ええっ、という展開なのですが、これがまた、面白くて。楽しい冒険譚でした。

    0
    2023年05月15日

    Posted by ブクログ

    プロローグが長くて一度挫折したが、
    再度頭から読み始めてプロローグが終わってからは
    どんどん読み進められた。
    先が読みたくて止まらなくなった。

    0
    2023年04月18日

    Posted by ブクログ

    名画「風神雷神図屏風」の作者でありながら、生没年月日がいまだ不詳といわれる俵屋宗達を、著者が想像力を駆使して描いたアート小説の傑作。
    殉教した、棄教した者があるなかで、マカオに追放されたという天正遣欧少年使節のひとりが書き残した文書があったという設定で、物語が進む。
    織田信長により名を授けられた宗達

    0
    2023年02月21日

    Posted by ブクログ

    俵屋宗達と風神雷神。
    歴史物は苦手だけど、もっと身近に、もっと知りたいと思える。
    原田マハさんの、幅広さを感じます。

    早く下巻を読みたい!

    0
    2023年02月12日

    Posted by ブクログ

    史実か余り残っていない俵屋宗達を中心とした、歴史、芸術小説。
    まるで、自分も旅をしているかのような既視感に落ちます。話に出てくる、絵画を調べて見ながら楽しみました。

    0
    2023年01月30日

    Posted by ブクログ

    物語も面白いが特に、今や当たり前のように私たちの生活の中ある(当時でいう「南蛮」の)文化、物、渡航の機会などがほとんど無かった安土桃山の時代に生きる子どもたちの喜怒哀楽を擬似体験、追体験できるところがとっても楽しい。
    これほどまでにリアルな子どもたちの内面をに想像し、表現できる知識と技術に脱帽!

    0
    2024年05月07日

    Posted by ブクログ

    俵屋宗達の人生ってあまり判明していないようで、そこをうまく物語を作られているのが、さすがです。
    一緒に希望峰を回ってヨーロッパまで旅しているように読みました。

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    『リボルバー』と同じ「型」だなと読み始めて思った。
    時系列で言えばリボルバーの方が後に書かれた作品ですが。

    物語の始まり方、実在のアート作品に謎が…それが解き明かされていく。という大枠。
    その中のストーリーは原田マハさんのアートに関する知識力とストーリーを広げる能力が遺憾無く発揮されてオリジナリテ

    0
    2024年01月15日

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