板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

1,776円 (税込)

8pt

原田マハ3年ぶり長編アート小説がついに単行本に!


「ワぁ、ゴッホになるッ!」
1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。
しかし、絵を教えてくれる師もおらず、画材を買うお金もなく、弱視のせいでモデルの身体の線を捉えられない棟方は、展覧会に出品するも落選し続ける日々。
そんな彼が辿り着いたのが木版画だった。彼の「板画」は革命の引き金となり、世界を変えていくーー。

墨を磨り支え続けた妻チヤの目線から、日本が誇るアーティスト棟方志功を描く。
感涙のアート小説。

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板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本当に素敵な作品だった。

    なんてピュアで、真っ直ぐな人柄。それは、世界のムナカタも奥様も。
    自分の使命に対して真っ直ぐ突き進むことで憧れすら追い越し、それでもなお1番は家族を大事にする主人公。どんな境遇であろうと、変わらず猪突猛進する夫に誠心誠意寄り添う奥さま。

    才能と運と周囲と、傲慢にならず直

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    今から30年前、倉敷の大原美術館で初めて見た棟方志功の版画。荒々しい「いろはにほへと、、、」の文字群に、ただただ圧倒された。それから日本各地の民藝館や展覧会で棟方志功の作品にふれてきた。
    この作品は、棟方の創作意欲はもちろん、夫婦のあるがままの暮らしが描かれている。津軽弁の会話が棟方の作風と重なって

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    原田マハさんのアート小説はどれも惹き込まれるものばかり。この作品も期待を裏切らず、芸術家の魅力を伝えてくれた。
    棟方と妻チヤのやり取りが津軽弁で語られているのがまた味わい深い。まるで二人がすぐ近くで語ってくれているかのようだった。

    芸術家や研究者は自身の生き方も興味深いけれど、側で支える人物が魅力

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    表紙を見ただけで「もう、絶対面白いやつじゃん」と思った。そして、やっぱり面白かった。
    棟方志功の生き様が、妻・チヤの視点で描かれている。なんてドラマチック!そして泣ける。
    棟方志功の作品も見に行きたいなぁ。

    0
    2024年05月22日

    Posted by ブクログ

    行ってきました、大原美術館に ⁽⁽(◍˃͈꒵˂͈◍)⁾⁾⤴⤴
    原田マハさんの『楽園のカンヴァス』や『〈あの絵〉のまえで』に登場する倉敷美観地区の一角をなす、大原孫三郎さん設立、日本初の私立西洋美術館です
    蔦に覆われた外壁、その中にある古代ギリシャ・ローマ神殿を思わせる洋館の佇まいを見ただけでワクワク

    0
    2024年05月15日

    Posted by ブクログ

    板上に咲いたのは、
    棟方志功の作品の数々ではあったけれども
    常に傍らにいて
    力強く咲いていた
    チヤ自身ではなかったか

    ゴッホを思えば
    寂しく孤独になっていくばかりであったので
    チヤの存在は
    読み手の自分にとっても
    ひまわりのように
    まぶしかった

    いつか
    棟方志功の版画を前にしたら
    また違った感じ

    0
    2024年05月14日

    Posted by ブクログ

    お恥ずかしいながらこの作品を読むまで、あまり宗方先生のことは存じあげなかった。
    いつかその作品を見てみたいと思う。
    とりあえず奥さんが凄すぎて、宗方先生も好き勝手やってるように思えて、ちゃんと尊敬する人の助言には耳を貸したりしてるところいいね。そしてようやく幸せになったと思ったら、全てを奪う戦争は本

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    今回も面白かった!

    小2のマハさんがTVドラマで渥美清さんが演じる棟方とその妻の変な夫婦っぷりを観たのが最初の出会い。フィクションが90%、という作品もあるとのことだが、毎回どっぷりとそのマハマジックに浸かり、今回は棟方志功、世界のムナカタを知れた!

    妻のチヤの視点で描かれる棟方、愛してやまない

    0
    2024年05月04日

    Posted by ブクログ

    『もし受がらながっだらどうすだ? そのときはお父さとお母さに合わせる顔が、ね。へば、どうすだ? おんちゃが持ってぎだ縁談を受けねばまいね。たしか、相手の人は津軽の金物屋の息子だったよ。ええ? ワだば金物屋の嫁コになるの? やだやだ、そったらごど、絶対やだよ。駄目、まいね。絶対、まいねだ!』―『一九二

    0
    2024年04月25日

    Posted by ブクログ

    原田マハさんのアート長編を初めて読みました。
    棟方志功の妻、チヤ子が語る棟方志功の生涯。
    自分の知らない世界でした。

    0
    2024年04月22日

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