香君 下 遥かな道
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香君 下 遥かな道

1,700円 (税込)

8pt

「飢えの雲、天を覆い、地は枯れ果て、人の口に入るものなし」――かつて皇祖が口にしたというその言葉が現実のものとなり、次々と災いの連鎖が起きていくなかで、アイシャは、仲間たちとともに、必死に飢餓を回避しようとするのだが……。
オアレ稲の呼び声、それに応えて飛来するもの。異郷から風が吹くとき、アイシャたちの運命は大きく動きはじめる。

圧倒的な世界観と文章で我々に迫る物語は完結へ!

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  • 香君 上 西から来た少女
    1,700円 (税込)
    遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オアレ稲。ウマール人はこの稲をもちいて帝国を作り上げた。この奇跡の稲をもたらし、香りで万象を知るという活神〈香君〉の庇護のもと、帝国は発展を続けてきたが、あるとき、オアレ稲に虫害が発生してしまう。 時を同じくして、ひとりの少女が帝都にやってきた。人並外れた嗅覚をもつ少女アイシャは、やがて、オアレ稲に秘められた謎と向き合っていくことになる。 『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』の著者による新たなる代表作の誕生です!
  • 香君 下 遥かな道
    1,700円 (税込)
    「飢えの雲、天を覆い、地は枯れ果て、人の口に入るものなし」――かつて皇祖が口にしたというその言葉が現実のものとなり、次々と災いの連鎖が起きていくなかで、アイシャは、仲間たちとともに、必死に飢餓を回避しようとするのだが……。  オアレ稲の呼び声、それに応えて飛来するもの。異郷から風が吹くとき、アイシャたちの運命は大きく動きはじめる。 圧倒的な世界観と文章で我々に迫る物語は完結へ!

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香君 下 遥かな道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    香君下巻。

    オアレ稲の正体や香君の成り立ちなどが判明。

    必要最低限の肥料の謎なども分かります。

    私たちは、食物連鎖の上に成り立っている訳で。

    虫がたかって植物が駄目になっていくのも理由があり。(その虫を食べる生き物もいるわけで)駄目になっていくのは悔しいけれど、虫にたかられても大丈夫な植物

    0
    2024年05月01日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった…!
    植物とともに強く生きる雰囲気がケルトの音楽と一緒に全体を流れているように感じる。
    水戸黄門的スッキリ感。ああ。
    大地とと共に生きる人々の暮らしの美しさを感じた。
    「風に知る万象」。今私たちが生きているこの世界とこの物語の同じ部分を思って心が震えた。

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    オリエが皇帝、藩王、貴族たちに話し合いの場を作り、アイシャがバトンを受け取った場面で感極まりました。

    人間は、大抵のことを自分の身に起こってから深刻に捉える生き物で、他国や他人が苦しんでいるといくら聞かされても、自分の利益を優先してしまうものだと改めて認識させられました。

    最後は皇帝がしっかりと

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    読み応え十分!
    読むだけで異世界に行ける感覚がすごい。
    ふわふわ感というより、緻密な設定、政治が絡んでくる現実感。でもファンタジー。
    本の装丁がとてもかわいくて好み。

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    こんなにも壮大な大河ドラマが上橋奈緒子さんの一つの脳みそに広がっているのが、恐ろしいと思った。恐ろしくも素晴らしい物語り体験。

    0
    2024年03月08日

    Posted by ブクログ

    どうなることかと思ったけど、希望に満ちた終わり方で良かった。(上橋先生なら、そうなるだろうと思っていたけど)
    異郷がどんなところなのか、アイシャの今後など続編が出るといいなぁ。

    0
    2024年03月02日

    Posted by ブクログ

    植物がコミュニケーションの手段として用いる【香り】を嗅ぐことができる主人公。
    多くの人ができないことを、できてしまうゆえの孤独。孤高。

    面白かったです。でも、著者の他の作品とは何か違うな、と思いました。なんだろう。具体的にどうというよりも、作品に漂う空気が違うような。違いの正体が分からずにもやもや

    0
    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった!
    オアレ稲の謎とバッタの生態を解明していく過程がすごく面白かった。
    第六章「香君」を読んでいるときは、ハラハラした。
    ラストと第六章 十三、アイシャとユーマの会話で、神郷オアレマヅラと香君の力について謎だったところも完璧に回収されていて、最後の最後まで本当に面白かった!!

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    上橋菜穂子の、よく言えば集大成、普通に言えば今までの作品のいいとこ取りをした作品。

    内容は大人向けだけど、児童文学の流れを汲んで、子供に伝えたいこと(言い換えれば多くの人がそれらを持たずに大人になってしまったこと)が散りばめられている本だった。

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

    人の上に立つ、とは「孤独」に他ならないと思う。人は小賢しく、上に立つものに権力を与える代わりに決断という責任から上手く逃れている。指導者側が圧倒的な力を持つほどその傾向は顕著だ。ナチスドイツの政権下、自分の罪を自覚すらせず人々を裁いたアイヒマンになぞらえて、権利という庇護の下で主体性を捨てる人の姿を

    0
    2024年01月03日

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