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たいせつなひとの死、癒えることのない喪失を抱えて、生きていく――。凍てつくヘルシンキの街で、歴史の重みをたたえた石畳のローマで、南国の緑濃く甘い風吹く台北で。今日もこうしてまわりつづける地球の上でめぐりゆく出会いと、ちいさな光に照らされた人生のよろこびにあたたかく包まれる全6編からなる短篇集。
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Posted by ブクログ
最高でした。 全ての言葉が優しいけれど、命を燃やすような強さもありました。 何か特別な展開があるわけでもなく、淡々と紡がれる物語たち。 じんわりと心に沁みました。泣けました。 良すぎてなんて書いていいかわからない。 あとがきを読むと、よりグッときます。(また泣ける) カバーのデザインとサイズ感も素敵...続きを読む。 いつも鞄に入れておいて、ふと心が疲れてるな、なんて感じた時に開きたい。 大切な一冊になった。出会えてよかった。 また買いたい本が増えてしまった。
何も起こらない小説。 でもこれこそが人生で、取るに足らない悩みや出来事が日々を作ってるから、それが大切だとわかる素敵な本
中の短編たちも、もちろんすごく好きなんだけど… 特にSINSIN AND THE MOUSEと、カロンテと情け嶋とが好きなんだけど… 装丁がこんなに好き!と思える本に出会えたのは初めてかもしれない。 色合いと言い、本のサイズ感と言い、見返しやとびら?と言い…! 吉本ばななが「この本が出せたから、も...続きを読むう悔いはない。引退しても大丈夫だ」とあとがきで言い切れるのも、なるほどと思えるくらい、中身ももちろん好きなんですが…でもやっぱり、装丁も好き♡ 買って、家の本棚に面陳列させておきたいくらい。
「キッチン」を思い出すような吉本ばななさん。と思いながら読んでいたけど、あとがきで、「デットエンドの思い出」が、一つの到達点となっていた。「キッチン」の記憶が間違っているかな? 湿度0%のセックスの書き方が、吉本ばななさん!
冬になると吉本ばななさんの本が読みたくなる。それはばななさんが描く冬の描写がすきなのと、寂しい心を温めてくれるようなばななさんの物語が好きだから。 こちらは短編集だけど、どの作品の主人公も喪失や悲しみや孤独を経験したり抱えたりしている人たちが登場する。彼/彼女たちは、旅の中でさまざまな出会いをして...続きを読む、「まだ生きていける」と思えるようになる。主人公は何かしら悲しい経験をしているのに、心温まるお話ばかりだった。 一番好きなのは「SINSIN AND THE MOUSE」。シンシンがすごく優しくてゆったりとしていて好き。「カロンテ」も良かった。
大切な人を失った時に読み返したい一冊。 吉本ばなな×旅、大好きな組み合わせ。2023年最後の一冊にしようと思ってたけど、勿体無くてちびちび読み、年越し本となりました。 吉本ばななの美しい文章が好きな方、是非!
装丁の美しさに、まず目を惹かれた。 身近な人の死をテーマにした、6つのストーリーからなる短編集。 大切な人がこの世から消えたときの悲しみ、喪失感、寂しさ、孤独… そして、新たな生活と一筋の希望。 どのエピソードも、大きなドラマが起こるわけでもない、何てことのない普通の人々の日常なのだけれど、だから...続きを読むこそ共感する部分もたくさんあり「生きていくこと」について深く考えさせられた。 ばななさんは、本当に言葉の魔術師だ。 ばななさんの言葉によって描かれる世界や、空気感が大好きだ。日本語ってきれいだな、と思うし、スピリチュアルなパワーも感じて、読むセラピーのような気さえする。 軽やかなのだけど、じんわりと重たく心に染み渡っていくような、不思議な読後感。読み終わったいまも、言いようのない、壮大な靄のような、オーラのようなものが心を包んでいる。 この小説に出逢えてよかった。本棚に大切にしまい、きっと折にふれて読み返すことと思う。
第58回の谷崎潤一郎賞の受賞作。 身近な人が亡くなった事からの悲しみと喪失と新たな出会いと再生の短編集。 どの話もしっとりしていて、人のちょっとした包容的温かさを感じられる小説だった。
これは今読むべき物語だった。私には人生において、そういうタイミングが多々ある。必要な時に必要な物語と出会うタイミング。 電車の中で読んでいて、この部分に差し掛かった時、信じられないくらい泣いてしまった。 p32 「ちづちゃん、あなたがいたことが私の人生だった。あなたは私の人生そのものだったの。こん...続きを読むなこと言われたら重いかもしれないけれど、あの日私から産まれたあなたと出会って、育てて、毎日話して、泣いたり怒ったり、離れたときはすぐにあなたにまた会うことがいつでも楽しみで、あなたが生きているだけで誇らしくて、あなたはほんとうにお気に入りの人に成長して、今思うとあなたを愛したことが私の人生の全部だった。あなたがいなかったら私は何も知らないで死んでいくところだった。そのくらい毎日、毎日嬉しかった。好きな人と暮らせたことを、神様に感謝してる。こうしてものを片づけていると、私の人生のすばらしかったことのほとんどがあなたであることがわかる。すばらしい人に育ってくれてありがとう。」 誰か大切な人を亡くして、どこかに旅に行く人の短編集。
手にとってよかった。 ミトンとふびんが、今まで読んだ吉本ばななさんの作品の中で一番お気に入り。 最近彼氏と付き合い始めたばかりで、恋愛について色々考えて、恋人同士ってどうあるべきなんだろう、セックスしたいと思わないっておかしいのかなってモヤモヤしてたけど、おかしい恋愛なんてなくてお互いが良ければ何...続きを読むでも良いんだってこの本に言ってもらえた気がする。 どの短編だったか、具体的にどんなセリフだったかは忘れてしまったけど、 彼氏に女友達みたいなことまで求めなくていい、全てのことにおいて気が合う必要はないし、完全に理解し合えなくてもいい、違う性別で違う人間だから。ちょっと違った観点から意見をくれる貴重な人くらいに思えば良い。 みたいなことを言っていたところがあって、そこもすごく腑に落ちた。 とにかく自分の中の恋愛観にいい影響を与えてくれた。
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