国内ミステリー - 徳間書店 - 徳間文庫作品一覧

  • ヒッチコック殺人事件(電子復刻版)
    -
    Q大の石原教授が福岡郊外にある芥屋大門の断崖から墜落死した。事故か他殺か? 教授の死によって助教授から昇格したヒッチコック愛好会会長牛島に容疑がかけられた。だが、牛島には完璧なアリバイがあった。ヒッチコックの大ファンが企てた大胆かつ巧妙なトリック、事件の鍵は懐かしい名作に。映画ファン・推理ファンを魅了する力作ミステリー。

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  • ひげのある男たち(電子復刻版)
    4.0
    若い美しい女性の不可解な死に端を発した事件は、1人の〃ひげのある男〃によって結末を告げる――名手・結城昌治の初期の代表作の一つである。次々と走査線上にあらわれるひげのある男たち、一方自殺に仕組まれた事件を追うのも「ひげさん」こと四谷署の名物男郷原部長刑事。軽妙達意の筆に乗せて描く部長刑事と私立探偵の謎解きゲーム、興味津々!

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  • たまらなく孤独で熱い街(電子復刻版)
    4.0
    街は毒々しく猥雑でとりとめなく、あまりに騒がしい。スモッグがネオンを反射して、天国に迎える前に死者の霊魂を清める煉獄の炎のゆらめきを私に連想させるのだ。新しい秩序とかたちを街に取り戻さなければならない。それが私の使命ではないか。ある日曜日の早朝、横浜山下公園で女子大生の死体が発見された。それが悪夢の始まりだった。大都会の片隅に生きる青年の孤独な魂をミステリアスに描く長篇力作。

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  • タクシードライバーの推理日誌 生存する幽霊(電子復刻版)
    3.0
    元警視庁捜査一課の刑事で孫悟空タクシーの運転手・夜明日出夫は、世田谷で冬坂圭一郎・安紀子という老大婦を乗せ、群馬の温泉へ向かった。長道中、孫娘の車BMWが「バカ、ブタマン」と傷を付けられたことで不安に陥っていることなどを聞く。翌日、その孫娘志くらが奥多摩で絞殺されたことを知った夜明は、捜査一課のかつての後輩・東馬秀作と真相究明に乗り出すが――。会心の傑作長篇推理。

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  • サンダーバード殺人旅行(電子復刻版)
    -
    警察庁鉄道警察隊の江戸川匡太郎警部は仙洞隊長から北陸行きを命じられた。大阪一和倉温泉問を走るスーパー雷鳥〈サンダーバード〉に出没する美人箱師の瓜生姉妹を現行犯逮捕せよというのだ。初日は何も起こらず、かつての部下で今は和倉の旅館の警備員となった尾瀬を訪ねた。そこで江戸川は俳句結社を主宰する〈雷鳥〉こと大矢玄太郎から、自分を守ってほしいと奇妙な依頼をうけた……。特別書下し長篇。

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  • サファリの誘拐者(電子復刻版)
    -
    「娘さんを預かっている。身代金二百万ドルを用意しろ」野沢コンツェルンの総帥・野沢清一の許に一本の電話がかかってきた。娘の京子はコンツェルンの後継者。しかも犯人は受け渡し場所にケニアのホテルを指定してきた。野沢は秘書の米山に犯人抹殺を命じ、彼を伴いケニアへと向う。だが、京子と引き換えに身代金を渡した時、突然別の男が現われ、京子と身代金を奪って逃げた! 長篇サスペンス・ロマン。

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  • コロポックルの河(電子復刻版)
    -
    帝都生命常務・双木呵士が大阪に向うひかり号車内で不審死を遂げ、妻の琴美も失踪。翌日、ボストン領事の五代良秋夫妻が新東京国際空港から行方不明となり、二人を出迎えた運転手が他殺体で発見された。被害者はいずれも五代財閥の関係者。折から、五代財閥は帝都生命を中核として世界金融市場の制覇を狙っていた。捜査は難航した。源馬捜査一課長は、辞職願いを出し山に籠っている徳田警視を呼び戻した!

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  • けものの眠り(電子復刻版)
    -
    定年で香港から帰国した父を迎えた啓子は、なぜかその姿に暗い予感を覚える。果たしてある日、父は退職金を持ったまま突然姿を消した……。新聞記者の笠井は、啓子の父の消息をたどるうちに奇妙な事件に遭遇する。ラブホテルの情死事件、麻薬担当官の事故死……その背景に浮ぶ密輸業者。愛する女の破滅を遠望するしかない男は独白する――「誰でもけものを胸の中に飼っている」

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  • カルカッタ大真珠ホテル(電子復刻版)
    4.5
    埃っぽくて薄暗い、カルカッタの大真珠ホテル。この最下級の木賃宿(ゲストハウス)には、インドを陸路で渡る旅人が集まる。作家の加田、噂好きの小田黒教授、若冠二十歳の幸丸くん、肝炎に臥せるプロちゃん、傲岸不遜の狂犬病氏、精霊と話すエスメラルダ……。一握りの金持の裏側の貧困。不可蝕民(ハリジャン)がたむろし、様々な病のはびこる混沌の国に、日本とは異なる時の流れや活力を見出した人々の生き様を鮮やかに描く傑作長篇。

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  • いちろべが憎い(電子復刻版)
    -
    明治二十七年晩秋、愛媛県の山奥、三郎谷にほど近い粟畑に、乞食姿の老人が行き倒れていた。老人は介護する里人に、九年前、三郎谷の芒の原で村人に撃ち殺された息子が、今も埋められているという。二日後「いちろべが憎い」といって老人は息を引きとった。『いちろべ』は息子の名だった。死の間際にも息子を呪う老人の見たものとは!?(表題作)。人間と業と犯罪を描き続ける著者、衝撃の作品集。

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  • イエス・キリストの謎(電子復刻版)
    -
    〈象〉(エレファンタ)という謎の言葉を残して一人の男が消えた。そして伊豆の別荘では全裸の美人が十字架にかけられて死んでいた……。謎は現代日本から古代ユダヤへとさかのぼり、イエスとは何者か? イエスは何をしたのか? という命題につきあたるが、その鍵を握っていたのが青森県新郷村に現存する「キリストの墓」だった。――かつて『新約聖書』を愛読書とした斎藤栄がキリストの謎に取り組んだ本格推理。

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  • アルプス殺人舞台(電子復刻版)
    -
    サラ金業者に勤める国井菊子は、親友の多加枝と登った燕岳で桑島と出会った。一流大学を卒業し、総合商社に勤めている桑島は輝いて見えた。「また山でお会いできるといいですね」そう言って桑島は菊子に一枚の名刺を残した。一年後、菊子は燕岳で再会を果たす。想いはつのるが、桑島のことを知れば知るほど、彼との差を感じる菊子。そしてある事件が、彼女の運命を変えた(「晩夏の気流」)。他、自選傑作五篇。

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  • アリバイ地獄(電子復刻版)
    -
    99パーセント犯人と目される男には、100パーセントのアリバイがあった!? 仙台市内の不動産会社の営業部長とその妻が殺された。容疑者として、日頃から仲が悪かった横浜に住む兄が浮かんだ。だが、彼はその日の夕方、自宅近くで起きたガケ崩れで生き埋めになり、救出された後、ただちに入院したという。県警は容疑者のアリバイ崩しに挑むが……。表題作ほか秀作ミステリー五篇を収録。

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  • アイヒマンの遺産(電子復刻版)
    -
    収容所生き残りのユダヤ人の調査をする大学講師石津荘介は、意外な情報を得た。ナチ敗北前夜、アイヒマンは軍用トラックに鉄箱を満載してプラハに逃亡したという。だが彼を処刑したイスラエル当局に、その調書はなかった。真相を追った石津は、秘密の鍵を握るアイヒマンの部下ビュルガーの死と、西独調査員の殺害を知らされた。箱の中身は? その行方は?(表題作)。ドキュメンタリー・ミステリー三篇。

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  • 61年目の謀殺(電子復刻版)
    -
    昭和四年、駐華公使の佐分利貞男が箱根富士屋ホテルで謎の死を遂げた。自殺か、殺人か? 謎を残したまま歳月は流れていったが、六十一年後、事件は予期せぬ形で再び姿を現した~。ノンフィクション作家・柏木が殺害され、書き上げたはずの原稿が盗まれたのだ。彼が掴んだ佐分利事件の真相とは? 事件を追う刑事・倉原真樹の前に、埋もれていた日中戦争の謀略が浮かび上がる……。長篇歴史ミステリー。

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  • 狩野俊介の冒険<新装版>
    3.0
    少年探偵・狩野俊介が 次々に起こる難事件に立ち向かう! 清麗女学院理事長の塩谷勝弘が石神探偵事務所を訪れた。 娘の美香の誕生会で奇妙な出来事が―差出人不明の小包から、硝子細工の鼠が出てきた。 美香が大の鼠嫌いと知っての悪戯? 彼女は怯えきって、学校へも行かず家に閉じこもったまま。 送り主を捜し出してほしいというのだ…(硝子の鼠)。 他、中学一年生の名探偵狩野俊介と猫のジャンヌが活躍する四つの事件を収めた会心の本格ミステリー集。 ※本作品は、「狩野俊介の冒険」を加筆修正した新装版です。
  • 遊乱二郎殺しのファイル(1) けもの道に罠を張れ
    -
    1~2巻495~550円 (税込)
    来日中のフランスの女流画家が、首都高速目黒ランプ付近で絞殺死体となって発見された。個展の企画者として検視に立ち会わされた美術商の遊乱二郎は、彼女が輪姦されていたと知るや、名状しがたい激情に襲われた。ソビエト兵に旧満州で強姦された日本人女から産み捨てられたという忌わしい出自を、それはいやでも記憶の闇から浮び上がらせるからだった。著者はじめてのシリーズ・スーパーヒーローの登場!
  • 喪失
    3.5
    「もはや二度と会えない愛しい者の追憶を探し求めることは、生き残った者にとって残酷である」(「永遠の至福」より)棟居刑事が京都・哲学の道で買い求めた思い出の写真には、意外な悲恋の来歴があった。ある殺人事件が、写真に秘められた物語を甦らせる。ロマンチック・ミステリーの到達点!※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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  • 夜の分水嶺
    3.3
    元警部補の青野は仕事先でトラブルに巻き込まれ、殺人容疑者として追われる羽目に。逃げ込んだ軽井沢の山荘で、秘密機関と闘争中の男から、彼の妹を脱出させるよう頼まれた。二人の未来は? 逃げろ! 地の果てまで。世界は恋人たちの為にある。

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  • 尋ねて雪か
    -
    雪の札幌。佐古田史朗はゴルフ場で盗まれたという数億にのぼる税金逃れの通帳を取り戻す仕事を依頼され、犯人のマンションに侵入。ところが、すでに部屋は荒され、殺害された死体が…。錯綜する過去の愛と憎悪。哀切な長篇ハードボイルド。

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  • 密殺警視 非情連鎖
    -
    警察庁の特別監察官が殺害された。すべての生存記録を抹消し、巨悪を狩る超法規捜査官の神保は、警察庁長官の命を受け、極秘任務を開始。警察内部の犯行と読み、捜査日誌からひとりの容疑者を絞り出した神保は、さっそく罠を仕掛けたが…。

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  • 女が殺意を抱くとき
    -
    キャリアウーマンといわれ、もてはやされても、わたしだって一人の女。ゆらぐ感情をもてあます時もある。さまざまな職業につく女性たちの、さまざまな想い。一日五分のミステリーワールドにあなたを招待します。さて、今日はどこから読む? 【解説】新保博久

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  • 過去を殺せ
    4.0
    彫像(スタチュ)という名を刻まれた男・新坂五郎。彼の人生を狂わせたのはたった53枚の賭け札だった。故買屋となった彼に舞いこんだ大きな仕事。ブツは贋の賭け札。そこで新坂は自分の人生を変えた男に再会する…。直木賞作家が描くノワールの傑作。

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  • 最後に愛を見たのは
    3.0
    離婚した青山は息子・昇との生活で女手に不自由していた。両親が離婚し母親と暮らす、昇の同級生ミドリは二つの家庭を取り持とうとするが、青山の愛人・加代子はそんなミドリを邪険に扱う。ある日、加代子が青山家の別荘で不審死を遂げ……。

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  • アリバイの彼方に
    3.0
    ホステスが扼殺された。彼女は常連客の誰かを強請っていたらしい。容疑者として浮かんだのは大企業のエリート社員喜多川。捜査にあたった刑事・湯原の高校時代の同級生だった。だが喜多川には鉄壁のアリバイが!(表題作)。傑作ミステリー集。

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  • 幽霊物語 上
    -
    霧深い高速道路。若手の豪腕社長・山岡重治は仕事のため車を急がせていた。が、無理な運転がたたり、乗用車はトラックと激突。気がつくと……、なんと幽霊になっていた。あっという間の自分の死が信じられず、戸惑う彼の前に現れた少女、郁子。彼女は一年前に暴漢に殺された先輩幽霊だった。意気投合した二人は、互いの家庭をのぞきに行くが…。

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  • 夜光虫
    3.0
    両国の夜空に咲く花火に脱走囚の姿が浮かび上がった。それは目を奪う美貌と、目を背ける人面瘡を持つ少年。いにしえに遡る、少年の血塗られた秘密とは? 『蝶々殺人事件』等に登場する名探偵・由利麟太郎と花形記者の三津木俊助コンビが奇怪な事件に挑む! 仮面舞踏会、サーカス団、幽霊塔……絢爛たる名場面と共に甦る巨匠、戦前の代表作! 【解説】細谷正充

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  • 密閉城下
    -
    東京目黒で人妻が殺された時、二人の男が驚愕した。別居中の夫と妻の情夫である。彼らに奇妙な連帯が生じた頃、六本木で美貌のゲイが死亡した。両現場に残された会津の品は事件の関連の証か? 会津若松へ発った夫は、謎の女に出会うが……。

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  • 魔性の女に涙
    -
    京都府警本部捜査一課の音川音次郎は、正義感あり人情ありという、まれに見る腕利きの刑事。これまで幾多の難事件を見事に解決してきた名捜査官である。しかし、さしもの音川警部補も今回の事件には…。被害者不在の奇妙なレイプ事件と多額な遺産相続がらみの殺人事件。「魔性の女」に振り回される音川チーム。難問解決のきっかけは意外にも!

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  • 魔の牙〈新装版〉
    5.0
    新宿M銀行から一億八千万円を奪った強盗殺人犯を追って、涸沼刑事は南アルプス赤石岳へ分け入る。折からの暴風雨。湯治場・鹿沢荘には十数名の男女が避難していた。遭遇する刑事と犯人。極限状況に人間の本性が交錯する。長篇ハードロマン。

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  • 美女高原殺人事件
    4.5
    行き過ぎ捜査のために警視庁を懲戒免職となり、妻子とも別れた小山淳一郎のもとに、西条恒夫と名乗る男が訪ねてきた。〈必ず日本のためになる仕事〉だからと、高額の報酬を示された小山は、西条の指示通り尾行や盗聴を繰り返すが、不審を覚えて西条の正体を探ろうとした矢先、飛騨高山近郊の美女高原で殺され……!? 十津川警部シリーズ。

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  • 八ヶ岳高原殺人事件 [新装版]
    5.0
    雑誌の取材で清里高原を訪れた矢代とカメラマンの卵・由美は「あずさ」車中で目撃した、人気女優の小池祐子と同じペンションに宿泊することに。翌朝二人は、取材中のカラマツ林で祐子の絞殺体を発見した! 十津川&亀井の推理が冴える!

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  • 函館・芙蓉伝説の殺人
    -
    函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花――死の間際に石川啄木の短歌を口にした男性。刺殺されたその男は益子竜夫、二十一歳。二年前、強姦致傷の罪で服役した前科があった。その事件で重要な証言をした作家・秋野芙蓉子の部屋を訪ねた勝刑事部長は、そこで芙蓉子の担当だった文芸編集者・笹谷美緒と偶然会う。美緒は少し前に芙蓉子の部屋で竜夫を目撃していた。二つの事件を結ぶ鍵は!~

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  • 熱海・黒百合伝説の殺人
    -
    出版社に勤める笹谷美緒は、博多発の寝台特急「あさかぜ4号」で帰京することになった。が、偶然のキャンセルによって予約できた美緒の個室の洗面台には紙コップにいけられた黒百合が置かれていたのだ。不吉な胸騒ぎは現実となった。美緒の隣室にいた佐々木麻也という資産家の女性が絞殺体で発見され、婚約を破棄された城秀一郎に容疑がかかる。そんななか、麻也の姉も熱海の別荘で殺されたのだ。傑作推理。

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  • 男鹿・角館 殺しのスパン
    3.0
    焼き鳥店の二階で、鬼の面をつけ、なまはげの扮装をした死体が発見された! 店主の野田かと思われたが、別人と判明。十津川と亀井は野田の出身地・男鹿へ飛ぶが、第二の殺人が起き、死体にはまたしても鬼の面が……。犯人の意図は!?

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  • 赤かぶ検事奮戦記 秋田湯沢 七夕美人殺人事件
    -
    相次いで発見された変死体。失踪した巡査部長…。事件の陰には自殺した美女の亡霊が関わっている― 巨大な七夕美人の絵灯ろうが夜の街を飾る秋田県湯沢市。七夕祭りの夜に端を発した事件は、やがて意外な方向へと…。赤かぶ検事の推理は―

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  • 札幌・鈴蘭伝説の殺人
    -
    東京・井の頭公園で「スズ…」という謎の言葉を残して、仙崎稔が毒殺された。女が一緒だったという情報もあったが捜査は難航した。その一カ月後、札幌・円山公園で島本邦彦が刺殺体で発見される。なぜか、死体には一輪の鈴蘭の花が添えられていたのだ! 仙崎と島本がかつて同僚だったこと、五年前、二人が北海道を旅行していたことをつきとめた警視庁捜査一課殺人班の勝刑事は、北海道へ飛んだ…。

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  • 左文字進探偵事務所 盗まれた都市
    4.7
    人口十万の某地方都市が、ある日、突如として奇妙な狂気に支配された。〈反東京〉というその騒動の実体を探るべく乗り込んだ左文字進・史子の夫婦探偵は、たちまち東京人ボイコットの嵐に捲き込まれてしまい、あげくの果てに次々と起る殺人事件の容疑者にされてしまった。狂気の正体は一体何なのか? その演出者は果たして誰か? そしてその目的とは?  巨匠・西村京太郎が放つ戦慄の傑作長篇。左文字進探偵事務所シリーズ第四弾。

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  • 左文字進探偵事務所 ゼロ計画を阻止せよ
    4.5
    収賄事件でK島の診療所長に飛ばされた元国立病院内科部長の神崎は、ひそかに〈ゼロ計画(プラン)〉なる犯行を企てた。成功すれば、大金と国外での甘い生活が約束されていた。一方、神崎のグループから逃走した一人の男が刺され、私立探偵左文字進の妻史子の腕の中で「阻止してくれ、ゼロ計画(プラン)を……」のダイイング・メッセージを残して死んだ。〈ゼロ計画(プラン)〉とは何か? スリルとサスペンスで読者を魅了する傑作長篇。左文字進探偵事務所シリーズ第三弾。

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  • 幻の白い犬を見た
    -
    山東まさの車が、崖から濁流の天竜川へと転落した。目撃者は、彼女が車の前を走る白い犬を轢き殺そうとして追っているように見えたという。確かにブレーキを踏んだ跡はなかったが、犬の足跡もなかった。保険調査員、尾形は山東家が短命の女系家族で、明治時代に彼らの里が山津波で潰滅したことを知る。謎の背景には、数世代前の山東家のおぞましき因縁が関わっていたのだ。戦慄のハードロマン全七作。

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  • 鏡のなかの殺人者
    -
    明治新政府発足後、依頼を受けて訴訟行為など法律事務を行うものとして認められた代言人(後の弁護士)の活躍を描く、異色法廷ミステリー。もと祇園の売れっ子芸者惨殺事件。代言人落合源太郎、人権無視の警察や検事、裁判官相手に熱き血が騒ぐ。

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  • 危機抹消人 罠地獄
    -
    「危機抹消人(クライシス・エリミネーター)」鬼丸竜一はドアを開けた。目の前に立っていたのは、前の夜、暴漢に襲われかけているところを救ってやった美女だった―。ベンチャー起業家のその女・万里江が語るところによると、三週間ほど前から正体不明の男たちに尾行され、二度も拉致されそうになったという。鬼丸は早速、万里江に心当たりのある二名の人物―建築家の下村とライバル企業の女社長・酒見を調査し始めるが…。

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  • 街

    -
    「私のネックチェーンは悪夢の預り証」謎の言葉を遺し、ホステスが新宿中央公園で殺害された。かつて人気歌手だった彼女の悪夢とは? 牛尾刑事は、チェーンが別件殺人被害者の物と知り驚愕する。さらに浮上した容疑者らは次々不審な死を……。

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  • 会津高原殺人事件
    5.0
    会津鬼怒川線開業記念のバッジを持った男が浅草で倒れていた。高沢明という自分の名前以外、記憶がない。警視庁の十津川警部は、三日前に会津高原で起きた殺人事件との関連を疑う。男が入院先から失踪した翌日、高沢と名乗る男が殺され……。

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  • 汚染海域
    5.0
    伊豆で一人の少女が入水自殺した。死の直前、少女から救いを求める手紙を受け取った弁護士・中原は伊豆へ向かう。公害問題の陰で、目先の利益に躍る巨大企業と地元漁民、さまざまな思惑が絡み合うなか、政府の調査団長が他殺体で発見され…。

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  • マンション殺人
    4.0
    都心の高層マンションのモデルルームで、見学客の一人が撲殺された。持っていた名刺は偽物で、別人と判明。ついで北多摩ニュータウンで同様の撲殺死体が発見される。しかも被害者は、第一の被害者の偽名刺を持っていた! 長篇本格ミステリー。

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  • 魔性の群像
    -
    藤子がようやく手に入れた一戸建てのわが家。だが、思わぬ不幸が近所に潜んでいた。親切なお向かいの夫人は実はゴミ袋を覗くほどの詮索好き。両隣からは大音量のプロレス中継に猫よけの異臭……。終の栖が「隣魔」に囲まれてしまった藤子の恐るべき結末とは? さまざまな日常のストレスが殺意をはぐくむ恐怖ミステリー。

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  • 死都物語
    -
    緑したたる丹沢山中に、妊娠した若い女の絞殺体が棄てられていた。その自宅に向かった刑事が見たものは、女の従妹の凌辱された扼殺体であった。丹沢現場から現れた『死都物語』を契機に、著者北村直樹は難攻不落の事件に関わっていくが……。

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  • 暗黒星団
    -
    不開屋敷、と地元軽井沢で呼ばれる別荘にひと夏現れた美貌の女。正体不明の彼女に誘われ、沖村という青年が消えた。一年後の東京。不審な交通事故で女は死に、加害者のトラック運転手が毒殺された。沖村はいったいどこにいるのか。一介の青年をめぐり、都心の一等地にそびえる総合病院で、想像を絶する医学犯罪が幕を開けようとしていた……。

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  • 「万葉集の謎」殺人事件
    4.0
    作家の中岡昌作が講師を務める「万葉散歩」講座の一行が訪れた潮来の公園で、参加者の山際房江が絞殺体で発見された。彼女のバッグからは「額田王の秘密を教える」という謎の手紙が……。房江に呼び出され、アリバイのない出版社員で中岡の担当者・笹谷美緒に嫌疑がかかるが、美緒も、万葉集から引用された不気味な脅迫状を三通も受け取っていたのだ! 鮮やかなアリバイ・トリック崩しで魅了する傑作推理。

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  • 「邪馬台国の謎」殺人事件
    -
    大レジャーランド建設計画で揺れる熊本県肥後市で起きた殺人事件。被害者は弁護士の大曾根英隆。建設反対派が次期市長候補に擁立した人物だ。警視庁の勝部長刑事は、事件の報道に不審感を覚えた。事件の関係者が、十五年前に東京で起きたピアニストと大学教授の心中事件の関係者と同じだったのだ。勝から相談を受けた壮と美緒は、大曾根が残した邪馬台国に関するメモの謎を解くため肥後へ飛んだ。長篇推理。

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  • 隅田川殺人事件 〈新装版〉
    3.0
    家族・親戚とともに水上バスに乗り込んだ花嫁の津田隆子は、船上から忽然と姿を消してしまった。定刻を過ぎても隆子は現れず、新婦不在のまま披露宴を行ったのだった。新郎の池沢英二と同じ絵画教室の縁で出席していた浅見雪江は、息子の光彦に事件を調べるように依頼するが、何の手掛かりも発見できなかった。数日後、築地の掘割で女性の死体が発見される。それは隆子なのか!?
  • 氷づめの美女 芸者弁護士藤波清香事件ファイル
    -
    「弁護士をやらせておくのはもったいない」法曹界ナンバーワンの美貌を誇る藤波清香は、祇園白川筋のお茶屋の娘。いまだ現役の芸妓だが、窮地に陥った依頼人を救う豪腕は法廷の内外で検察官たちを震撼させている。一体どこでそんな証拠を? と不思議がられる独特の調査、その鍵はなんとお座敷にあった! 元気で美人な女性弁護士、京都の街で大活躍。(「恥じらうビーナス」改題)

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  • 殺人の組曲
    -
    新入社員のふとした言葉に課長は青ざめた。この青年はもしや俺を追ってきたのでは? 青年の出身地で彼は昔、女を殺した。疑心暗鬼に駆られた課長はついに……(「籔の狼」)。旅先のスナップに偶然写りこんだ美女が、殺人の被害者として報道された。スナップの彼女の驚いた表情が意味するものとは(「写真」)。短篇巧手でもある著者の切れ味鋭い傑作集。

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  • ビッグアップルは眠らない
    3.5
    成田発ニューヨーク行の旅客機が、飛行中に突然炎上した。二カ月後、次々と殺人事件が起こる。日光・中禅寺湖、ニューヨーク、そして第三の事件…。一見無関係に見える事件に共通点が浮かびあがる時!? 表題作ほか四篇を収録した傑作推理集。

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  • うつくしい子ども
    3.9
    学園都市を震撼させた9歳の女の子の猟奇殺人。犯人は、13歳の弟のカズシと判明。殺人現場に残されていたサイン〈夜の王子〉はカズシなのか?「本当のぼくは、どこにいる?」という弟の心を解明しようとする14歳の兄の闘い。感動のミステリー!

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  • 冷血集団
    -
    取引先が出した不渡りのせいで、資金繰りが困難になったタカシマ工業。不良債権を何としてでも回収すべく、経営コンサルタントの志賀の力を頼ることになった。非情・冷血な男たちによって、とことんまで食い物にされてゆく会社……。経済犯罪小説の金字塔!

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  • 妄執果つるとき
    -
    学生会館が出火し、居住者の学生一人が焼死した。被害者が所持していた現金も消えていた。所轄の中原刑事は学費滞納で除籍になっていた安田を自白へ追い込む。しかし男は法廷で自供を覆したのだ……裁判制度の矛盾を抉る長篇サスペンス!

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  • 北嵯峨 竹林の亡霊
    -
    古都のホテルで挙式直後の新郎が殺害された。そもそも怪しげな披露宴であった。出席者はインターネットで募集された人々ばかり。名物警部補音川の調べに新婦や親たちが不審な言動を示すなか、やがて北嵯峨の竹林で花嫁の父の首吊り死体が!

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  • 重婚
    -
    清水市の三保の松原の砂地で船越広勝の死体が発見された。死因は一酸化炭素中毒。船越は旅行会社社長の四十二歳、二年前、バーに勤める玲美を入籍したが、実際は先妻の寿子の同意を得ないで離婚届を出しただけの重婚であった。玲美には恋人がおり、また寿子には船越の生命保険という動機があった。しかし、犯行時間のアリバイは二人ともに崩せない―(「重婚」)。ほかに六篇を収めた会心の推理小説集。

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  • 十津川警部の事件簿
    2.5
    「関根パン」の製品を小売店に配達する営業員の岡田は、得意先の女主人・幸江との情事を楽しんでいた。が、ある日、幸江の店先にライバル社のパンが積まれているのを発見。他の男に乗りかえたことを覚った岡田は、嫌がらせのためにそのパンに下剤を仕込んだのだが、なぜか、それを食べた幸江が毒死してしまったのだ!? 「甘い殺意」等、若き日の十津川警部の活躍を描いた六篇を収録する傑作集。

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  • 十津川警部 北陸を走る
    2.5
    公団住宅で女性の絞殺死体が発見された。被害者は真田よう子、主婦。続いて夫の台東区役所広報課長・真田信一郎も福井・東尋坊で溺死。福井県警は夫が妻を殺して自殺したとの見解を発表したが、警視庁の十津川警部は疑惑を抱く。さらに真田の部下である小柳がひき逃げに遭い死亡。そんな折、捜査本部宛に一通の手紙が届いた。〈真田広報課長も、小柳課長補佐も、殺されたのです〉! 長篇推理。

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  • 十津川刑事の肖像
    2.5
    この人を見つけて下さい。見つけた方に百万円を差し上げます――顔写真と体の特徴だけでその男を探し出せ、という企画が「週刊ジャパン」に載った。たまたまその記事を読んだ小田雄太郎と松木順子は、二人が同棲するアパート近くのマンションにその男がいたことを思い出し、その男の部屋を訪ねるが、そこで発見したのは、男の刺殺体だった……!? 刑事時代の若き十津川がとりくんだ五つの事件。傑作推理。

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  • 死海の伏流
    -
    死体は楢(なら)の木の根元にあった。犯され絞め殺された無惨な女の死体である――。文芸誌編集者の亜希子は、画家から受け取った挿絵に息を呑んだ。男と密会中の美女の貌(かお)が、過日、厚木市の山林で殺されたOLの姉と瓜(うり)二つである。絵にはモデルがあったと聞き出した亜希子は、ついに男を突き止めるが、それは姉の秘部と、この国の巨大な闇に足を踏み入れることであった――。

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  • 誤認逮捕
    -
    「田処銀吉」の名が容疑線上に挙がった時、佐伯警部補は一瞬鳩尾の奥に鈍痛に似た圧迫感を覚えた。田処はひと月前の「OL暴行未遂事件」の容疑者だったからだ。あらゆる要素が彼のクロを示していたが、結果は捜査本部の黒星。そして今度はOL殺人事件で再び彼の名が挙がったのだ。もう誤認逮捕はしたくない。しかし、客観情況はクロを示している――(表題作)。多彩なテーマを鮮やかに描く傑作短篇集。

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  • 幻奇島 〈新装版〉
    4.0
    雨の夜、車に飛び込んできて重傷を負った女が、謎めいた言葉を残して病院から失踪した。飲酒運転をしていた内科医の西崎は、院長から、南海の果て、滅亡を予告された御神島の診療所行きを命じられる。そして、第一の殺人が…!? 初期代表作。

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  • 祇園 花街小路の惨劇
    -
    三味の音響く京都石塀小路。血に染まって経営コンサルタントが事切れていた。名物警部補音川音次郎は、彼が自殺を予告していたことを知る。が、その驚愕したように見開かれた目は何を意味するのか。やがて音川は深夜の自宅で何者かに刺された!

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  • 危機抹消人 裏工作
    -
    鬼丸竜一は凶悪犯罪を闇に葬る犯罪始末人だ。彼は、自社株を買い占める仕手集団の内偵を東都テレビの栗原専務より依頼される。背後に暗躍する外資系投資会社を察知し、鬼丸は秘密スワップ・クラブに潜入。自らも株主を装って、敵地に身を投じるのだが、謎の組織が鬼丸を拉致。彼ら曰く、東日本新聞社の株も買い占めているという。連中の目的はメディア支配か、それとも…!~ 壮大な仕掛けが鬼丸を襲う!

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  • 危機抹消人
    -
    クラブ『シャングリラ』の専属ピアニスト、鬼丸竜一の裏の顔は、凶悪犯罪を未然に防ぐ犯罪始末人だ。正義のためではない。あくまで金が目的だ。今回のヤマは、連続爆殺事件の首謀者探し。依頼主は第三生命調査部部長だ。元公安調査庁職員の鬼丸は顔が広い。間もなく元SATのスナイパーの名前が浮上する。が、そこから捜査が行き詰まる。その上、恋人が誘拐された!

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  • 家路の果て
    -
    紡績会社の係長・仁科秋雄は、三十代で念願の分譲住宅を購入した。陽当たりのよい高台の、3LDK。同じ会社のOL山藤節子は、病身の母を抱えての遠距離通勤に耐えかねて、会社に近いところに中古マンションを購入する。二人にとってこの新居は満足のいくものだった。だが、思いもよらぬトラブルが起こる。住民のエゴと業者の思惑――そして殺人事件が。マイホームが引き起こした悲劇を鋭く衝いた長篇推理。

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  • 闇裁きシリーズ(4) 破倫
    -
    密殺軍団のメンバー、岩上宏次郎の高校生になる娘・千晶が臓器強奪犯に拉致された。三週間後、新宿歌舞伎町の風俗店で働くシャブ漬け状態の千晶を唐木田達が発見、犯人グループ掃討に乗り出すが、背後に不気味な影がチラつく。どうやら、大規模な臓器売買を仕切る、国際犯罪組織が黒幕らしい。唐木田は三枝麻実を囮に犯人の炙り出しを謀るが、逆に二人とも敵の掌中に嵌る……! 大人気シリーズ最大の危機!!

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  • 闇裁きシリーズ(3) 生贄
    -
    海外旅行の乗降客でごった返す成田空港旅客ターミナルが、「聖狼の牙」と名乗るテロリスト・グループに爆破され、多くの死傷者が出た。犯行メンバーと目される人間の動向を探っていくうちに、唐木田ら密殺軍団は、事件の背後に、大手ゼネコンを始めとした政官財集団の暗影を察知する。彼らの目的はどこにあるのか~ 調査が行き詰まる中、仲間の三枝麻実が敵の掌中に落ちる!~

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  • 闇裁きシリーズ(2) 頽廃
    -
    超格闘技(スーパー・マーシャルアーツ)のスター選手が変死し、直後に恋人の人気女優が溺死体で発見された。疑念を抱いた唐木田俊ら密殺軍団が背後関係を探り始めると、引き抜き工作に絡んで最大手の芸能プロと関西最大の犯罪組織が浮上してきた。どうやら政財界などを巻き込んで、大掛かりな闇賭博が行われているらしい。しかも、謎の武装集団から、唐木田たちに容赦なき攻撃が!!

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  • 闇裁きシリーズ(1) 悪辣
    -
    美貌の売春人妻に群がる資産家たちを取材していたルポ・ライターが殺された。広域暴力団の企業舎弟がどうやら怪しい。元東京地裁の判事、唐木田俊は仲間の三枝麻実、刑事の岩上宏次郎、美容整形外科医の浅沼裕二を招集。闇の密殺軍団が始動した。しかし、600億円もの運用資金を持つ会社の背後に、戦慄すべき策謀が潜んでいた。四人が見た陰の意外な大物は~

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  • ハインド・ゲーム 北朝鮮潜入
    3.0
    十二・七ミリ銃弾が曳光弾の帯となって操縦席付近に吸い込まれていく。一瞬、赤い霧が噴出したように見えた――。キャッシュで十万ドル。破格な報酬を条件に引き受けた仕事は、ロシアの攻撃ヘリ・ハインドを駆って北朝鮮に潜入し、ある人物を連れて戻ることだった。元陸上自衛隊のエリート・ヘリパイロットが遭遇する、ハインドvs.ミグ-21、ハインドvs.ハインドの壮絶バトル!

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  • 鬼女面殺人事件
    5.0
    新幹線の車中、中原弁護士の隣席の男が「早くしないと妹も……」という奇怪な言葉と、朱いアカベの花を残し悶死した。その謎の果てには南海の絶島恩根島があった。そこは徳川幕府によって廃藩、遠流の憂き目にあった喜多川一族が怨念の習俗をいまに伝える地でもあった。折しも二十年に一度花咲き、そのとき必ず不吉な事件が起こるというアカベが咲き乱れる中で殺人が殺人を呼んでゆく。奇才が挑む野心的伝奇推理。

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  • 私は、フジコ
    2.4
    元アイドルの小川ルミに、初めて主役の話が舞い込んだ。高視聴率の再現ドラマ番組で「殺人鬼フジコ」を演じることになったのだ。フジコは十五人も殺害した平成の鬼女として、世間で大きく騒がれた犯罪者だった。大きなチャンスに、ルミは全霊を賭けてフジコを演じようと試みるが……。ベストセラーとなった戦慄のミステリー「殺人鬼フジコの衝動」と、その続編『インタビュー・イン・セル』の間をつなぐ短篇が電子書籍で登場です!

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