検索結果

  • 古本が古本を呼ぶ 編集者の書棚
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    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一冊の古本が別の古本を呼び寄せる果てしのない連鎖…。黒子を脱いだ編集者が素顔をさらしてつづる、著者と本と出版社の世界。

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  • 恋する「小倉百人一首」
    4.1
    百人一首には、恋の歌と秋の歌が多い。平安時代の歌風を現代に伝え、切々と身に迫る。ただのかるたと思うなかれ。人間関係、花鳥風月、世の不条理と、歌は深い世界を内蔵している。ゆかいに学ぶ、百人一首の極意。
  • 頭は帽子のためじゃない
    3.0
    脳細胞っていう奴は、元来怠け者なんです。少しでも暇があると、すぐ休もうとするんです。それでなければ、「頭は使えば使うほど、よくなる」と言われる訳がありません。とくに最近は、面白い頭の使い方をする人が少なくなってきました。それでこの本のタイトルの登場です。独自の発想と着想をする著者が、頭の使い方を考えてみました。御一読を!!
  • エロスに古文はよく似合う
    3.8
    時は平安後期――貴族社会から武家社会へと移りゆくとき…“今はむかし…”で始まる『今昔物語』、その中にも意外や意外ありました―愛(エロス)の話―。「いやだわぁ」と言いながらも、愛(エロス)に関しての好奇心は〈現在(いま)〉も〈昔〉もかわらないようで…それでは、その不思議な世界へあなたも御一緒にどうぞ――
  • 黒い自画像
    3.7
    「見たことがある。私に似ている。みんな年を取るとあんな顔になる……」。ふとよみがえる過去。内側から、私に囁きかける声。あのとき選ばなかった人生を、もし、歩んでいたら。いるはずのないもう一人の自分が、なぜか、今日は強く感じられる。生死の境が、まざまざと意識される。人生半ばを過ぎた15人の男女、15様の述懐。遠い過去へのほろ苦い郷愁。平凡な日日を突然襲う、心の陥穽を、精妙な筆致で綴った傑作短篇集!
  • やさしいダンテ<神曲>
    3.6
    腐った役人、裏切り者のお金持ち、嘘つきの宗教者。みんなそろって地獄堕ち。迷える中年ダンテ。詩人ウェルギリウスの案内で地獄を巡り、考えた。死んだらどうなるの? 地獄に堕ちるのはどんな人? 地獄の底には誰がいる? 暴食、吝嗇、浪費、自殺、賭博、偽善、追従、魔術、エトセトラ。キリスト教は悪をどう捉えるか? ダ・ヴィンチもミケランジェロも読んで学んだヨーロッパの大著を、やさしくユーモラスに読み解く。
  • ミステリーのおきて102条
    4.0
    ミステリーの禁じ手とは? 知り合いの刑事が指摘した推理小説の盲点とは? 推理小説家の最大の悩みや、江戸川乱歩賞を選考する苦労とは?古今東西の書物に通じ、作家としても読み手としても第一級の著者が、豊富な読書歴をもとに小気味良いタッチでミステリーの魅力を紹介する。推理小説の読み手にも書き手にも薦めたい、傑作ミステリーガイド!
  • こころ残り
    3.0
    一生のうちに、ほんの一つか二つ。きれいに光る、素晴らしい瞬間。数は少ないけれども、きらめきを実感できる灯、人生にはそれさえあればいい――。たとえばあの頃、私たち夫婦の心は通じ合っていた。まだ、連れ合いは元気だった。生きてきた道筋をふり返り、ふと気づく。自分がいつのまにか手にしていたものに。ささやかだけどかけがえのない一瞬が、確かに自分にもあったことに。短篇の名手が手がける、12の追憶の物語。
  • 詭弁の話術 即応する頭の回転
    5.0
    詭弁とは“ごまかしの話術”。でもその良さをわかっていれば……? クールで知的な会話をあやつりたい方へ贈ります。大人の会話で必ず役に立つ、洒落た話術の見本帳!!
  • 自選恐怖小説集 心の旅路
    4.0
    夢遊病? 記憶喪失? 奇妙な記憶に思い悩む私だが、原因として思い当たるのは以前食べたあの……!? 心の奥底からひたひたと怖さがつのってくる表題作ほか、軽妙洒脱な筆致で知られる著者が、全作品の中から選りすぐった珠玉のホラー短編13編。
  • 今夜もひとり居酒屋
    3.7
    居酒屋に人一倍したしむようになったのは、「二合半のおじさん」のせいである。三十代初めに出くわして三十年ちかくつき合った。そしていろんなことをおそわった――へんくつだが、心をひらいた者にはこよなくやさしい。そんな居酒屋が、方々の町の片隅で慎ましやかに提灯を掲げている。よく知る店もよし、見知らぬ町の見知らぬ店もよし。ふらりと入れば、酒に食べ物、店主と客が織りなす独特の時間がそこにある。
  • 東京ひとり散歩
    3.3
    関西の城下町に生まれ育った著者が武蔵野の一角に住み着いて早数十年-東京はふらりと歩くのに格好の町だ。角を一つ曲がれば江戸や明治と対面し、地方都市が失ってしまった年中行事が今なお生きている。足の向くまま歩けば、祭りの熱気に行き会い、懐かしい商店街に誘われ、荷風が排徊した路地裏に迷い込む。しめくくりは、居酒屋であれやこれやともの思う贅沢な時間-ひとり散歩の愉しみ、ここにあり。
  • ウィーン ――ある都市の物語
    -
    「ここでは時間は存在しない。いつも暖かく、四囲はくすんでいて古めかしい。なにがなくふくよかで、それでいて、少しばかりむなしいのだ。」ウィーンのカフェで一杯のトルコ珈琲をすすりながら、若き日の著者の思念は果てしなく廻る。巨大な骸骨が突っ立っているかのような聖シュテファン寺院の尖塔を遠く見やりつつ、思いはめぐって、やがて一篇の都市論となって結実した。巻末に「ウィーン小事典」を付載。
  • M博士
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 隠栖する市井の老学者M博士と私の間にきしむ思考のドラマ。「現代思想」連載の異色エッセイ。

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  • カフカのかなたへ
    5.0
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 憑かれたようにヘンな話を書きつづけた、おかしなおかしなカフカの物語。

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  • ひとり旅は楽し
    3.6
    ひとり旅が自由気ままと思うのは早計というもの。ハードな旅の「お伴」は、厳選された品々でなければならない。旅の名人はみな、独自のスタイルをもっている。山下清の下駄や寅さんの革トランクにしても、愛用するには立派なワケがあるのだ。疲れにくい歩き方や良い宿を見つけるコツから、温泉を楽しむ秘訣、さらには土産選びのヒントまで、達人ならではのノウハウが満載。こころの準備ができたら、さあ旅に出かけよう。
  • 森の紳士録 ぼくの出会った生き物たち
    3.3
    月下の散歩者ムササビ、森の怪人ヒグマ、忍びの名人イワナ、幻の獣オオカミ──森のつつましい生き物たちは、人間よりもはるかに「紳士淑女」である。ドイツ文学者にして自然をこよなく愛する旅人でもある著者が、山歩きの旅で、そしてさまざまな書物で出会った生き物たちの生態を、愛情こめて描くエッセイ

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  • やっぱり奇妙にこわい話~寄せられた「体験」~
    4.0
    ベランダに出た小学校三年の私。その前に現れたのは白い煙の顔! 洋服ダンスの重い引き出しをあけると、首が! 遊びに行った琵琶湖上で見た、土煙を上げる武将たちは一体?……。不可解な話、ちょっぴり笑ってしまう話。そんな「奇妙にこわい」話を、一般応募の中から作家・阿刀田 高が厳選。31点を収録の、大好評「寄せられた『体験』」シリーズ。
  • とびっきり奇妙にこわい話~寄せられた体験~
    4.0
    瀟洒(しょうしゃ)な家の出窓に置かれた縫いぐるみが一つ減るたびに、恐ろしい出来事が……(「不審火」)。不自然な退職をした女性の驚愕の秘密とは……(「豹変」)。少女のころ遭遇した、脚が土に埋まった得体の知れぬ女の子の話――(「そばにいる」)。一般応募の中から作家・阿刀田 高が厳選した39点を収録。「寄せられた『体験』」シリーズ、ついに登場です。
  • 夜に聞く歌
    4.0
    入院中の長男を見舞う絹子。その姿を竹林の中から見つめるどくろが一つ。どこからともなく聞き覚えのある歌が流れ、絹子の記憶の底から、あの男の言葉が甦る……。(「骨」) 死んだはずの昔の女。突然、蒸発した学生時代の友人……。短編の第一人者が描く一文字題名の摩訶不思議な世界。あなたはもうこの恐怖から逃げられない。なるべく夜に読んでください。
  • 花のデカメロン
    -
    『デカメロン』は、フィレンチェの教会で七人の淑女と三人の紳士が十日間で百話を語った物語。この古典中の古典から、エロチックな、また機知に富んだ男と女のお話しを取り出し、阿刀田流スパイスをかけました! すると……。現代風に面白く生まれ変わった恋愛の手引き。あなたも洒落た恋を味わってください。
  • 愛の墓標
    5.0
    何度か関係をもったことのある女性部下の披露宴でスピーチする男、十数年前に一夜の恋におちた男の正体を知らされた女、見るだけで妊娠を言い当てる特技を持つ男が妻に抱く不安。 男と女の場面は、一見甘くソフトでも裏には複雑な心理のズレが……。十二カ月の四季の中で語られる愛と恐怖の世界を描く異色の小説集。誰の背後にも「愛の墓標」は横たわっている。
  • ドイツ 町から町へ
    4.4
    ドイツの町には、おどろくほど個性がある。通りや建物、広場から、民家の屋根や壁の色、窓のつくりにいたるまで、土地ごとに様式があり、みごとな造形美を生み出している。長らく領邦国家が分立していた歴史的背景から、町ごとの自治意識が強く、伝統や風習に誇りを持っている。港町、川沿いの町、森の町、温泉の町――。ドイツ各地をめぐり、見過ごされがちな風物や土地に根ざした人々の息づかいを伝える紀行エッセイ。
  • 古本屋の来客簿 : 店主たちの人間観察
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古本屋は人生の劇場だ!!日本列島北から南まで、多士済々、筆の立つ店主たちが、奇妙な客、怪しい客、怖るべき客たちの生態を、生き生きとユーモラスに描く。著名な文人・学者との温かい交流をめぐるとっておきの裏話も初公開。さらに、仕事に寄せる思いや、商売のウラオモテ、厳しい状況での孤軍奮闘ぶりを率直に語る。これらはまるで上質の短編集のごとき味わいを与えてくれる。

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  • 古本屋の本棚 : 店主たちのこだわり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「本当は売りたくない!」本の話。ベテランから若手まで、いずれ劣らぬ愛書家、読書家としての面々が、各々の専門分野で、自己の愛蔵書、偏愛書、珍しい本の数々を愛着をこめて語る。資料の発見による出版史の掘り起こしも行う。さらに、東西の古本屋の人と歴史がわかる重要な文献を収録する。お楽しみのコラムや短編小説も豊富に併載。

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  • 古本屋の自画像 : 店主たちの喜怒哀楽
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古本屋の豊かで奥深い世界をより深く知ってもらうために、全国の古本屋店主の中から、とくに個性的で文才ある人達の文章を選び編集したバラエティ豊かなエッセイ集。読了後、あなたは相当な古本屋通になっており、今後訪れる古本屋がより身近に感じられるに違いない。

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  • 古本屋の蘊蓄 : 店主たちの書物談義
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近代文学、古典籍から、探偵小説、文庫本、絶版漫画の世界まで店主たちのとっておきの"本の話"を満載!芭蕪自筆本『奥の細道』大発見余話も特別収録。

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  • 原稿を依頼する人される人 : 著者と編集者の出逢い
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 出版の原点"原稿依頼"をめぐる珠玉の67篇!活躍中の錚々たる作家、評論家、学者、そして編集者が各々の出版の裏話を一挙に公開する。書き下ろしエッセイ満載。

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  • 悼(いた)む力 逝ったあの人へ、生きる自分へ
    3.0
    「悼む」という行為は人間だけが持っている。人間は必ず死ぬ。人間は死に向かって生きているのであり、人間にとって死ほど重大なテーマはない。歳を重ねるほどに悼む機会が増えてきた著者がたどり着いた哲学は、「死んだ人は、だれかがその人を思い出している限り生きている」ということであった。親しかった人の死に遭遇しても、いつまでもその人を思い出すことで、その人は生きていたときと同じようにイメージできる。多くの文学は死んだ後もその人を生きていることにできる唯一の方法なのだ。「いつのまにかずいぶん長生きをしてしまった。八十歳も近い」とつぶやく作家が、ここ十年にわたって執筆した追悼文を一章に、二章「よく生きて、よく死ぬ」では「悼む心」が自身の文学に影響している心情をまとめ、三章「読書が培う悼む力」では日本語と悼むつながりを考えたエッセイをまとめ、悼むことの重要性を再認識する一冊。
  • 富の王国 ロスチャイルド―ロスチャイルド一族の歴史から学ぶ上手なお金の生かし方
    4.0
    ヨーロッパの片隅、フランクフルトのゲットーに始まって500年。 世界を制したロスチャイルド閥の手の内と素顔が明らかに!  世界金融、経済、文化、芸術に絶大な影響力を持ちながら、その素顔はほとんど知られていない「ロスチャイルド家」の面々。だからこそ憶測や噂話にもとづいたユダヤ陰謀史観に彩られ、根拠なき金満家一族のレッテルで語られることが多いのだが……。 本当のお金持ちとは、なんと愉快な面々なのか。本書は、構想から足掛け十余年をかけ、池内紀がその一族の素顔に迫ったものであり、ドイツはじめ現地取材を重ねてきた成果のひとつである。世界の歴史を動かし歴史に翻弄されてきたロスチャイルド家は、なぜ500年もの間、絶えることのない繁栄を続けてきたのか。 従来のイメージと異なり、富の稼ぎ方ではなく、社会資本や文化芸術への影の大スポンサーとしての貢献やネットワークによる“富の使い方”こそが、一族を繁栄させ王国を築いてきた秘訣だということが徐々に明らかにされていく。
  • 日本語を書く作法・読む作法
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 手練の書き手が日本語を語る!「文章の美しさを知らなければ、よい文章への一歩さえ踏めないだろう」―直木賞作家の著者が日本語について綴る興趣溢れるエッセイ。

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  • 日本語えとせとら ことばっておもしろい
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 文壇の重鎮・阿刀田高が綴る日本語にまつわるエッセー。著者の日本語への深い愛着が感じられる一冊!

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  • ギリシア神話を知っていますか
    4.0
    聖書と並ぶ古典中の古典、ギリシア神話は、世界の思想、芸術、文芸に多大の影響を及ぼしている。本書では、多彩豊富な物語の膨大な枝葉を巧みに整理し、著名なエピソードを取りあげてわかりやすく解説する。エロス、オイディプス、パンドラ、アンドロメダ……神話中のヒーローとヒロインの運命を、作家的想像力で興味深く語ったこの一冊で、あなたはもう“ギリシア神話通”。

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  • 花あらし
    -
    「一度会いに来るよ」――愛しい夫の言葉を頼りに、夫の故郷を訪ねた妻が満開の桜の中に見たものは……。美しく妖しい味わいの表題作ほか、白い蜘蛛とも、白い蟹とも、白い手首とも見えるものが、月光の下を這いまわる不気味な感触の「白い蟹」など、新鮮なアイデアと巧妙な仕掛けが生きる12編。きっと泣ける純愛ホラー。達人アトーダの名人芸をたっぷりお楽しみください。

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  • 新約聖書を知っていますか
    3.8
    新約聖書の冒頭で、マリアの夫ヨセフの系図を長々と述べているのはなぜでしょう。処女懐胎が本当ならば、そんなことはイエスの血筋と無関係のはずです。ところで、聖書の中に何人のマリアが登場するか知っていますか? ではヨハネは? そして、イエスの“復活”の真相は? 永遠のベストセラー『新約聖書』の数々の謎に、ミステリーの名手が迫ります。初級者のための新約聖書入門。

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  • 旧約聖書を知っていますか
    4.2
    「旧約聖書」を読んだことがありますか? 天地創造を扱う創世記あたりはともかく、面倒なレビ記申命記付近で挫折という方に福音です! 預言書を競馬になぞらえ、ヨブ記をミュージカルに仕立て、全体の構成をするめにたとえ――あらゆる意味での西欧の原点「旧約聖書」の世界を、枝葉末節は切り捨て、エッセンスのみを抽出して解説した、阿刀田式古典ダイジェストの決定版。

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  • カフカ寓話集
    4.0
    迷路のような巣穴を掘りつづけ、なお不安に苛まれる大モグラ。学会へやってきて、自分の来し方を報告する猿…。死の直前の作「歌姫ヨゼフィーネ」まで、カフカ(1883-1924)は憑かれたように奇妙な動物たちの話を書き続けた。多かれ少なかれ、作者にとっての分身の役割を担っていたに違いない、哀しく愛しい彼ら。

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  • ニッポンの山里
    4.0
    失われつつある風景のなかに、現代人が忘れかけた「たいせつなもの」をひろいあげていく。池内流山里紀行の集大成。 ドイツ文学者にして幅広いテーマで執筆活動をつづける著者が、長年取材を重ねてきた「山里」に関する紀行集。本編では、30もの山里を実際に訪ねて歩き、見て、そこに暮らす人びとと語らって感じた、現在の山里に残る「知恵」や「伝統」、そして「希望」や「危機」を綴ります。あえて「永遠のよそ者」に徹し、実際目にした「山里」の現実を写生しつつ、ときに文明批評的な鋭い視線を投げかけ、ときに山里の人びととその暮らしをあたたかな眼差しでつつみます。山里の現在が概観できる、池内流山里紀行の集大成。

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  • ちいさなカフカ
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    歴史の不条理や官僚制を告発する、きわめて深刻・まじめなカフカ――この定番のカフカ像を手放すと、どんな新しいカフカが立ち現れるか? そのみごとな見本がこの「ちいさなカフカ」である。これは数多あるこちたき作家論の類ではない。著者は、散歩のようにゆったりとカフカの周辺を巡りながら、しかし肝心のところは看過せず、その等身大の姿を紹介してゆく。道すがらふと摘みとった作品や伝記の断片から、カフカの〈生のスタイル〉が透けて見えてくる仕組みである。「ほんのちょっとしたこと、ちいさな手がかりからカフカに入ってみた。そのつど考えたり、気づいたり、連想したことを書きとめた。動いていると風景が変わり、目の位置が変化すると別の景色があらわれるように、いろいろなカフカが見えてきた」女性たちに送った夥しい手紙の数奇な運命、大の映画好きであったカフカと『審判』の関係をはじめ、賢治のクラムボンとオドラデク、『ライ麦畑でつかまえて』と『アメリカ』、さらに多羅尾伴内・長谷川四郎・クンデラに通底するカフカなど。われらの隣人カフカを知るための格好の道案内。

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  • 無口な友人
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    「“どうだ、どうだ”胸元や腹をくすぐりまわした。男同士だと、ちとややこしい事態になりかねないが、男とオスだと何でもない。それでも多少はここちいいらしく、相手は目を細めたりしている。あるとき、うとうとしていたら、やにわに胸の上にのられ、熱い息を吐きかけられた」。無口な友とは誰か? どんな交流があったのか? さいわい人間ではなかった――「吾輩は犬である。名前はチャンプ」――「庭の隅に大きな穴を掘って葬った。いっしょのしるしに、冷たい鼻先にわが使い古しの万年筆をくっつけた。チャンプを失って、私はこの人生、もうそろそろいいかなと考えるときがある」。『遊園地の木馬』『なじみの店』につづく三冊目のエッセー集。先生の本棚にあったカフカ初版本の行方から田中康夫県知事の魅力、死と死者をめぐる省察まで。時の流れに沿って、いよいよ深みを増した名人芸の醍醐味。

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  • なじみの店
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    「毎朝、体操している。ラジオ体操をもとにして自分で工夫した。女子高の体育の先生と飲み屋で知り合って、教えてもらったのもつけ加えた。わが名の頭文字をとってIO式と称している。ちょっぴりITシステムと似ていなくもない……体操しているとすぐにわかるが、頭だけ仲間外れである。単に上にのっているだけ、へんに重いぶんジャマになるくらいのものだ。だからこそ、つねづね気にかけてきた。頭のほうも毎日、のばしたり、ひっぱったり、もみほぐしたりしなくてはなるまい……このエッセイ集は、そんな思いから自分に課した体操の成果である」(あとがき)。人生とは何か? こう正面切って尋ねられたら、たぶん誰でも答えに窮するし、だいいち照れくさい。では、どうするか? 論より証拠、実物を示すに如かず。さいわい、ここに〈生きた〉見本が歩いている。居酒屋や旅館・医者とのつきあい方から野宿・金銭・悟り方まで、あちこちをゆったり歩き回り、ふと小さな事件や風景にこだわる。人生百般、IO式の大人の生き方、〈頭の体操〉入門。

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  • あだ名の人生
    3.0
    「あだ名、通称、あるいは身代わりのようにしてつけられた呼び名――それぞれその人の要約にあたるようなもの。いかにしてあだ名がついたか、事情はさまざまだが、世の中にひそんだ悪ガキの智恵にも似ている。それを借用すると、個性ゆたかな肖像が浮かび出るのではなかろうか?」誰でも知っている有名人、あるいはあまり世に知られない人物――本書は、ただそのあだ名において、みごと人生を一貫した人たちのポートレート集である。指物の名人・小林如泥や妖怪博士・井上円了、オバケの鏡花、大いなる野次馬・大宅壮一――これらはみな、名の知られた著名人である。しかし、世に隠れた変人・傑物・天才もたくさんいる――富士山に憑かれて一生を終えた不二のかしく坊、物騒な幕末にあって花や昆虫に入れ込んだ博物大名・前田利保、文明開化の明治に逆らってランプ亡国論を説いた佐田介石、別府温泉を天下に知らしめたピカピカおじさん・油屋熊八、棟方志功を俗と一蹴した風船画伯・谷中安規等々。これら有名・無名の24人の肖像を味読しながら試されるのは、わが身のユーモア感覚と器量であろうか。誰にあっても、あだ名はこわい試金石である。

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  • 日本語えとせとら
    3.8
    日本語は千年を超えて生き続け、まことに多彩で奥深い。色を表す言葉なら、あさぎ、納戸、利休ねずみ、群青、すおう。米作りなら、田おこし、しろかき、田植え、草取り、稲刈り。豊かな表現に充ち満ちている。日本語なしには、考えることも知識を培うこともできない。「微衷」「転失気」はどんな意味? 「狼狽」の語源とは? ためになる情報から、相槌の打ち方や句読点の打ち方まで、日本語にまつわるあれこれを楽しく綴る!
  • 東京いいまち 一泊旅行
    3.2
    「東京一泊旅行はまた、『記憶の忘れもの』をひろっていく小旅行だ。日常だと気づかないものが、「一泊」という余分の時間のおかげで、ふと見えてくる。」(「はじめに」より)品川宿、上野、十条・王子、赤坂、築地明石町、牛込界隈、かっぱ橋道具街、赤塚、木場、小菅、関口、千住、丸の内、明治神宮、豊島園、檜原村、蒲田、青梅、八王子、神田・日本橋。これまで幾度も通りすぎてきた「東京の20の町」との新たな出会いの記録。
  • アーサー王物語
    4.8
    6世紀のイングランドに、理想の国ログレスがあった。この国を統べるのは強く気高い王アーサー。これは王を中心に、騎士たち、魔法使い、美女などが活躍する英雄たちの伝説である。王の伝説は現在も続いている。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 短編小説を読もう
    4.3
    とにかくおもしろい芥川龍之介、こんな文章を書けたらすごい志賀直哉、目を見張る中島敦。子どものとき落語全集と銭形平次捕物控で短編のとりこになった著者は、好きな小説を読み漁っていく。自らの体験を通じ、また短編の作り手の視点から、ぜひ触れてほしい作品をすすめる。脳に確かにしみこむ若いときの読書は大切だ。

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  • 日本語を書く作法・読む作法
    4.3
    文章を書くのはあまり好きではない。好きではないから短く書く。書くことより読むことが好きで、文章を覚えた。読む人にわかりやすく、ふっくらとした日本語を書くのは簡単ではない。読書や朗読、落語、詩歌、尻取り、かるた……子供の頃から、長い時間をかけて日本語に親しむ中で培うものだ。芥川、漱石、谷崎など、日本に伝わる名文を引きながら、言葉と日本語に対する向き合い方を小説家がやさしく綴った、知的エッセイ集!
  • ニッポン発見記
    3.0
    函館のガンガン寺から大分・院内の石橋まで。小さな自由を片手に、日本各地を訪ねる、気ままなひとり旅。たどり着いた町で、忘れかけた風景と生活に出会う。いくつもの発見に満ちた、旅の報告一六話。ロングセラー『ひとり旅は楽し』(中公新書)の実践篇。

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  • 響灘 そして十二の短編
    -
    休みでもとってみるか。家族サービスでなし、ゴルフでもなし、休暇の理由はとくに会社には言わずに……。一見ごくありふれたサラリーマンが思いついた、わずか二日間の旅の行き先は暖流と寒流がぶつかりあって、波が立ち、音をたてるという響灘だった。六年前に別れた愛人から電話をもらった男は、二日だけ休暇をとって、そこを訪ねることにした。──不思議な海が二人だけの景色となって騒いでいる──。再会した男と女の一夜を美しく描いた表題作と、家族をテーマにした連作短篇十二篇。
  • 作家のへその緒
    3.5
    1巻1,496円 (税込)
    浄土真宗のお経のリズムとメロディから宮沢賢治の独特な文体が生まれた。母親の乳首をねぶった想い出を生涯にわたって慕いつづけた谷崎潤一郎。少年期に体験した激しい飢えがいつまでも消えなかった開高健。ほかにも与謝野晶子、稲垣足穂、高村光太郎ら十二人の作家、詩人、歌人たちの原点(へその緒)を探る文学談義。

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  • 箱の中
    3.0
    犯罪者として警察に追われる放蕩息子の身を案じ、別れた妻の家を訪れた男が見たものは睡眠薬の小瓶、大型の電気鋸、そして二つの大きなダンボール箱。一体なにが起こったのか、そしてあの箱の中身は……表題作『箱の中』。亡くなった女性のことをふと思い出し、なにげなく彼女の兄の店を訪ねると、彼女はいま裏の二階にいるという……『死んだ女』ほか、日常生活にひそむ“超日常”を綴ったホラー小説全十篇。秘密の箱のふたを、あなたもそっと開けてみて下さい。
  • Vの悲劇
    3.0
    スケッチ旅行といつわって親友の夫と逢う瀬を重ねる女流画家・安津子。日光霧降高原のコテージで待っているはずの彼は、クロゼットで冷たくなっていた。「V」ヴォラージュのかすかな香りを残して。だが安津子にはこの香りに幼い日に出会った記憶があるのだ。ブラックユーモアの名手が挑む本格長編推理作品。
  • 江戸禁断らいぶらりい
    -
    江戸時代は庶民文化の花ざかり。世界一短かいポルノグラフィである艶句、大胆な発想と緻密な文章技巧をこらした春本、人生の深奥を垣間みる小ばなし、いずれも江戸ならではの匂いにあふれる。それらの快作怪作をすくい上げ、人生観察の名手が縦横に品評、おもしろさを増幅させる―江戸ポルノ書譜。
  • コーヒー党奇談
    3.2
    霧深い夜、アムステルダムで立ち寄ったカフェで飲んだアイリッシュ・コーヒーの美味さに驚いた隆二は、店主と再会を約す。そして10年後、半信半疑で出かけた青山の街で見たものは!? 東京、大阪、沖縄、京都……一つの街に一つの謎、旅先で出会った不思議な出来事を描く、旅情あふれる短編集。全12編収録。
  • 出ふるさと記 作家の原点
    4.0
    高見順、尾崎翠、寺山修司、深沢七郎……。家出、漂流、彷徨。ふるさとを振り捨て、破天荒な人生を歩んだ一二人の作家たち。彼らを「その人」たらしめたのも、またふるさとだった。作家の原点を訪ねる列伝紀行。

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  • 海山のあいだ
    3.3
    好きなことをする以上に、「いやなことはなるたけしない」。いつも人恋しい思いがあるので、わざとそっけなく、へだたりをとって生きている。――そんなスタイルを貫く著者が、足の向くまま山へ、海へ。池内流「ひとり旅」の原点となった飄逸なエッセイ集。第10回講談社エッセイ賞受賞作。

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  • 夢の宴 私の蕗谷虹児伝
    -
    大正・昭和を通じて、女性を熱狂させた挿絵画家蕗谷虹児。一代の流行児の波瀾の生涯を克明にたどり新境地を開く、長篇伝記小説。〈解説〉尾崎秀樹

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  • 真夜中の料理人
    値引きあり
    3.0
    北国から友人が送ってくれた鮭をめぐり、折り合いのわるい夫婦の対立が深まる。肉好きの妻、魚好きの夫、日常の不平をつのらせる妻、日常あたまの上がらない夫。仕方なく夫は包丁を買い込み、深夜のベランダで鮭を切るが……。人生の断面を巧みに描いて定評ある著者の、しみじみと怖い秀作11編。
  • 壜詰の恋
    4.5
    砂丘でめぐり会い、めくるめく一夜をともにした気高い美女は、翌朝姿を消してしまった。そして枕元には香水のびんが……。それ以来、わが部屋にこの香水の匂いをまきちらすとき、かならずあの美女がそっとあらわれ、熟れた身体をひらいてくれるのだ。「奇妙な味」の小説の名手のブラック・ユーモア秀作集。
  • 迷い道
    3.0
    子供の教育、ローンの重さ。妻とのいさかいの根が絶えない中年の夫が、ふと心に思うのは、何かいいことが起こらないものか。それは人生の迷い道の途上につきものの心理……。そして、あるとき、夢のような好状況が訪れるが。短編の名手が、なにげない日常からとり出してみせる人生の恐怖譚10話収録。
  • 猫を数えて
    4.0
    「独り者学校」の必須課目は「同音異義語」に「公平感覚」、「ソプラノと油絵」ならびに「恋の確率」。「ドメスティックな女」が「石とダイヤモンド」の「薄い関係」に「景子の家」で「猫を数えて」いたら気がついた……。阿刀田ファンおまちかね!! 男と女の愛のレッスン10教程。素敵な恋の成就が修了証の代わりです。
  • 猫の事件
    3.0
    貧乏なオレは考える。ラクに金を手に入れたい。だが犯罪となると、もとではかかるし、危険がいっぱい。ある日絶好のチャンスがきた。大金持ちの老女が猫を溺愛してるという。早速猫を誘拐したら彼女はあっさり百万円出したものだ。ところが、展開は意外! 名手のショートショート36編収録。
  • 時のカフェテラス
    3.0
    喫茶店で見た油絵は、亡父が宝物にしていた高名画家の作に似ている。そこから回想はわが家の過去にと及ぶ。父の死、経済危機、姉による絵の売却、さらに姉の私生活の秘密とその死。あの絵は、幾多の人生模様を眺めてきた。人生での休息点「時のカフェテラス」を舞台に人間の哀歓を巧みに描く秀作集。
  • マッチ箱の人生
    3.0
    列車の隣席に坐った女は、奈緒子がマダムをする店のマッチを手にしていた。作り立ての、しかも3人の客にしか渡していないマッチが、なぜ見知らぬ女の手に? その上、マッチ箱には、口紅のついたタバコの吸いがらが1本。その意味するところは? ブラック・ユーモアの秀作集。
  • ガラスの肖像
    3.0
    偶然盗み見た夫の日記。見知らぬ女への愛の讃辞が書きつらねてある。そして次に記された一行は妻の心を凍らせた。「それにひきかえ妻はなんと醜いのだろう……。」妻は黄昏どき、鏡の前で唇に紅をぬる。そして夫が帰宅する時――。口紅、香水、靴等女性用品を鍵(キイ)に、愛の陰の恐怖を描出した、円熟の連作集。
  • 霧のレクイエム
    -
    人影のない秋の軽井沢。そこで仁科洋子は男と出会い、恋におちた。語り合ううちに洋子は、男に悩みを洩らす。東京のマンションで不気味な隣人から恐怖を与えられている、と。男はやがて或る計画を持ちかけた。即ち交換殺人! そして事態は予想外の展開へ。哀愁と恐怖が交錯する、ロマンチック推理。
  • ナポレオン狂
    3.8
    自らナポレオンの生まれ変りと信じ切っている男、はたまたナポレオンの遺品を完璧にそろえたいコレクター。その両者を引き合わせた結果とは? ダール、スレッサーに匹敵する短篇小説の名手が、卓抜の切れ味を発揮した直木賞受賞の傑作集。第32回日本推理作家協会賞受賞の「来訪者」も収録する。
  • 新諸国奇談
    3.0
    シチリアの一つ目巨人、不老不死を得たチムール人、美女を隠す中国の箱。世界各地に残る伝承や民話をもとに、短編小説の名手が紡ぎ出した味わいふかい12の傑作ストーリー。時間と空間を超え未知の世界へと読者を誘う、短編旅行のスリリングな知の楽しみをどうぞ。吟味された物語の扉がいま静かに開かれる。
  • 新トロイア物語
    4.3
    絶世の美女ヘレネと王子パリスが駆け落ちした。ヘレネを略奪した者は、求婚した者全員から報復を受ける。ユニークな「テュンダレオスの掟」が、古代ギリシアに予期せぬ大戦争を巻きおこした。名高い「トロイアの木馬」は真実だったのか。壮大な叙事詩の世界に挑んだ歴史小説。吉川英治文学賞受賞作。
  • 獅子王アレクサンドロス
    3.4
    紀元前4世紀、わずか10年余でギリシアからインドに及ぶ大帝国を築き上げたアレキサンダー大王。その少年時の師は哲人アリストテレスであった。いかなる劣勢、いかなる謀略にも屈しなかった最強の武将の真の姿とは? 勇気と知性と一途な夢をもって駆け抜けた波瀾の生涯を圧倒的スケールで描く長編小説。

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