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Posted by ブクログ
マリー・ローランサンの絵が部屋に飾ってあって、不気味な大きな箱が出てくる話……なんだっけ? 結末はどうなるんだっけ?
ブロンテ姉妹に関する本の感想を読んでいて、ふと昔読んだ小説を思い出した。多分、阿刀田 高の『箱の中 』だなと思い出して、Audibleで見つけて聴いてみた。
女優である元妻のもとを訪ねる元夫。二人の息子が、ある問題を起こしたのだ。
瀟洒なマンションのリビングには、マリー・ローランサンの版画「ブロンテ姉妹の栄光」。テーブルには睡眠薬、浴室からは水が流れ続ける音。そして、その家には不似合いな電動ノコギリ。さらに部屋の奥には、大きな箱が置かれている。
箱の中には、いったい何が入っているのか?
元夫の想像は、どんどん悪い方向へと膨らんでいく。途中まではホラー作品のような不穏さが漂いますが、最後に行き着くのは、人間の心理そのものの怖さ。
みなさんの感想を読んでいると、そこから昔読んだ本をふと思い出して、思いがけない方向へ読書が進んでいくことがあります。
読みたい本を探すだけではなく、忘れていた一冊と再会できる。そんな読書の寄り道もまた楽しいですね。
Posted by ブクログ
解説にもあるが、ミステリー好きからすると「箱-筺-匣」(はこ)というと開けずにはいられないような衝動があると思う。
この10編の短編集は全てが小さな箱のようなもので、一つ、また一つと開けていくのが辞められなくなる(次から次へと読まずにいられなくなる)ものでした。
物凄く怖い-理解が難しいというものはなく、どちらかというと世にも奇妙な物語のように「雰囲気ホラー」なイメージを受けました。
だからこそ、自分が主人公になったかのように、作品の世界に入り込んでいけたと思う。
ガツンと読み応えのあるものではないが、頭の片隅にいつまでも残る。そんな印象を受けた。
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