検索結果

  • 大いなる遺産(上)(新潮文庫)
    3.4
    優しい鍛冶屋の義兄ジョーに育てられている少年ピップは、あるクリスマス・イヴの晩、脱獄囚の男と出会う。脅されて足枷を切るヤスリを家から盗んで与えた記憶は彼の脳裏に強く残った――。長じたある日、ロンドンからやってきた弁護士から、さる人物の莫大な遺産を相続することを示唆されると、貧しいながらも人間味ある生活を捨て去り、ピップは大都市ロンドンへと旅立つのだった……。
  • 星を継ぐもの
    4.3
    月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。生物学的には現代人とほとんど同じにもかかわらず、5万年以上も前に死んでいたのだ。いったい彼の正体は? 謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。調査チームに招集されたハント博士は壮大なる謎に挑む……。ハードSFの巨匠ホーガンのデビュー長編にして、不朽の名作。第12回星雲賞海外長編部門受賞作。/解説=鏡明/*本電子書籍は『星を継ぐもの』(創元SF文庫 新装新版 2023年7月7日初版発行)を底本としています。
  • 失われた地平線
    3.5
    正体不明の男に乗っ取られた飛行機は、ヒマラヤ山脈のさらに奥地に不時着する。辿り着いた先には不老不死の楽園があったのだが――。世界中で読み継がれる冒険小説の名作が、美しい訳文で待望の復刊!
  • ガニメデの優しい巨人
    4.2
    木星最大の衛星ガニメデで発見された2500万年前の宇宙船。その正体をつきとめるべく、総力をあげて調査中のハント博士とダンチェッカー教授たち木星探査隊に向かって、宇宙の一角から未確認物体が急速に接近してきた。隊員たちが緊張して見守るうち、ほんの5マイル先まで近づいたそれは、小型の飛行体をくり出して探査隊の宇宙船とドッキングする。やがて中から姿を現わしたのは、2500万年前に出発し、相対論的時差のため現代のガニメデに戻ってきたガニメアンたちだった。前作『星を継ぐもの』の続編として、数々の謎が解明される!/解説=堺三保/*本電子書籍は『ガニメデの優しい巨人』(創元SF文庫 新装新版 2023年8月10日初版発行)を底本としています。
  • クリスマス・キャロル
    4.3
    人とのつながりに背を向け、お金だけがすべてのスクルージにとって、クリスマスなど無意味なものでしかない。あるクリスマス・イヴ、そんなスクルージの前に過去・現在・未来の精霊が現われ、心揺さぶる“旅”へと彼を誘う。そこでスクルージを待っていたものとは……!?
  • 世界怪談名作集  序/目次
    無料あり
    3.4
    1~18巻0円 (税込)
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  • 怒りの山
    -
    イギリス人ファレルはチェコ鉄鋼業界の大物となった戦友トゥチェクを訪ねたが、トゥチェクは売国の嫌疑をのがれてイタリアへ行き、そこで失踪していた。ファレルはイタリアへ飛ぶが、そこにはファレルに過去の悪夢の体験を思い起こさせるナチスの亡霊と、トゥチェク所有の機密文書を狙うスパイが待ち受けていた。ベスビオ噴火のなかで展開される男の戦い!

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  • ウィンブルドン
    3.9
    キングとツァラプキン。ふたりの若きテニス世界ランカーは、キングの地元オーストラリアの大会で初対戦した。プレースタイルも境遇も異なるふたりは、しかし試合を通じて意気投合する。その友情は、ツァラプキンの身をキングが一家総出で守ったことで揺るぎないものとなった。やがてふたりはともに、ウィンブルドン選手権への出場を果たす。だが、そのテニス世界最高峰の大会では、ある大胆な犯罪計画が実行されつつあった――。青年たちの友情を軸に、白熱する試合と犯罪の行方を描いて手に汗握らす、極上のスポーツ小説にして大傑作ミステリ!
  • 英国クリスマス幽霊譚傑作集
    4.0
    ヴィクトリア朝期、ディケンズ『クリスマス・キャロル』がベストセラーとなって以降、聖夜の訪れに伴って出版社は作家に怪奇小説の新作を依頼し、特別なシーズンの贈り物として大衆に届けた――幽霊をこよなく愛するイギリスの国民性に根ざす慣例から生まれた作品を、数々の怪奇幻想小説を紹介する翻訳家が精選する。古屋敷に招かれた男が鏡の中に見た幻影「鋼の鏡、あるいは聖夜の夢」、もの悲しい海岸の村で起きたゴシック的怪異を綴る「海岸屋敷のクリスマス・イヴ」、奇妙な下宿で女性が体験する恐怖の一夜「メルローズ・スクエア二番地」など、知られざる傑作から愛すべき怪作まで13篇を収録。集中12篇が本邦初訳。/【目次】クリスマス・ツリー チャールズ・ディケンズ/死者の怪談 ジェイムズ・ヘイン・フリスウェル/わが兄の幽霊譚 アメリア・B・エドワーズ/鋼の鏡、あるいは聖夜の夢 ウィリアム・ウィルシュー・フェン/海岸屋敷のクリスマス・イヴ イライザ・リン・リントン/胡桃邸の幽霊 J・H・リデル夫人/メルローズ・スクエア二番地 セオ・ギフト/謎の肖像画 マーク・ラザフォード/幽霊廃船のクリスマス・イヴ フランク・クーパー/残酷な冗談 エリザベス・バーゴイン・コーベット/真鍮の十字架 H・B・マリオット・ワトスン/本物と偽物 ルイーザ・ボールドウィン/青い部屋 レティス・ガルブレイス/編者あとがき 夏来健次
  • エドウィン・ドルードの謎
    -
    嵐が過ぎ去ったクリスマスの朝、大聖堂の町から忽然と姿を消したエドウィン・ドルード。捜索の結果、河の堰で彼の懐中時計が発見され、以前からエドウィンと確執があり、前夜、一緒に河を見に行っていた青年ネヴィルに殺人の嫌疑がかけられる。だが事件の背後には、エドウィンの叔父で彼の許婚ローザに執着する大聖堂の聖歌隊長ジャスパーの暗い影があった……。19世紀英国の文豪ディケンズが初めて本格的に探偵小説に取り組み、その突然の死によって未完となった最後の長篇。阿片の幻夢、若い男女の交錯する恋心、深夜の地下納骨堂探検など、興味深い場面や人物を盛り込みながら、決定的な事件の日へと物語は進んでいく。また、ディケンズが初期作から追求してきた〈悪〉のキャラクターは、この作品において近代的に洗練され、複雑な魅力を放つ存在となった。残された手掛りからドルード事件の真相を推理する訳者解説も読み応え十分。原書挿絵を全点収録。
  • 大いなる遺産(上)
    -
    クリスマスイブの夕暮れ、鍛冶屋の少年ピップは足かせを付けた脱獄囚に捕まり、やすりと食い物をもってこいと脅かされる。このときの恐ろしい経験はあとあとまで尾をひく……田舎暮らしのピップに、降ってわいたように莫大な遺産相続の話がころがりこむ。送り主は誰なのか、世話になっている異様な金持ち夫人のミス・ハヴィサムか? ピップはミス・ハヴィサムの養女エステラへのかなえられない思いを胸にロンドンに出る。だが友人もでき、都会生活にうつつをぬかすピップのまえに、謎の人物が姿をあらわす……話は急転直下、緊迫の度をまし一気に終末へ。皮肉とユーモア、ミステリーと冒険活劇が一体となったディケンズ晩年の傑作。
  • 大いなる遺産 上
    4.8
    テムズ河口の寒村で暮らす少年ピップは、未知の富豪から莫大な財産を約束され、紳士修業のためロンドンに旅立つ。巨匠ディケンズの自伝的要素もふまえた最高傑作、新訳版。
  • オリヴァ・トゥイスト(上)
    -
    オリヴァは貧民院で生まれた孤児だった。あるときオリヴァは、孤児仲間からクジで代表に選ばれ、薄い粥(かゆ)を「もう一杯ください」と哀願する。たちまちオリヴァは反逆児とみなされ、葬儀屋に払い下げられる。だがいじめにあって、ついに意を決して脱走、めざすは大都会のロンドンだ。しかし途中で知り合った若い男の案内でたどり着いたロンドンは……無垢な少年の、幸福を求める姿を描いたディケンズの名作。

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  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)
    3.7
    孤児オリヴァー・ツイストは薄粥のお代わりを求めたために救貧院を追い出され、ユダヤ人フェイギンを頭領とする少年たちの窃盗団に引きずり込まれた。裕福で心優しい紳士ブラウンローに保護され、その純粋な心を励まされたが、ふたたびフェイギンやその仲間のサイクスの元に戻されてしまう。どんな運命がオリヴァーを待ち受けるのか、そして彼の出生の秘密とは――。ディケンズ初期の代表作。
  • オリヴァー・トゥイスト(上)
    5.0
    18XX年初頭、イギリスのとある町の救貧院で1人の男の子が生まれ落ちた。母親は子供を産むとすぐに、ぼろ布団の中で息を引き取った。過酷な環境の中で育った孤児オリヴァーはその後、葬儀屋サワベリーなどのもとを転々とするも、残酷な仕打ちに見まわれ続ける。ついにロンドンに逃れたオリヴァーを待ち受けていたのは凶暴な盗賊団一味だった……。若きディケンズが19世紀イギリス社会の暗部を暴露し、痛烈に風刺した傑作長編小説。
  • 学習まんが 世界名作館 クリスマス・キャロル
    4.0
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 歴史にのこる文学を、まんがで学び楽しむ! 【学習まんが 世界名作館】は、世代を超えて愛されてきた文学史にのこる名作に、現代の子ども達が親しんでもらうための、新しい学習まんがシリーズです。遠い国の遠い時代の物語は子どもには想像しづらい世界ですが、まんがの表現形式を利用することでイメージを膨らませやすくなり、さらに解説記事を充実させることで、楽しみながら深く理解することが可能になります。題名は知っていてもなんとなく手にとりづらかった「名作」に、子ども達が触れる最初の一歩であり、「次は小説でも読んでみたい!」と思わせる構成となっています。  その最初をかざる『クリスマス・キャロル』は、イギリスの国民的作家ディケンズによって約170年前に書かれた作品。偏屈で強欲な老人が、クリスマスの精霊たちとの出会いをきっかけに改心するこの物語は、「最も有名なクリスマス・ストーリー」と言われることも。だからこそ、感受性の豊かな子ども時代に接してほしいものです。
  • キャンベル渓谷の激闘
    -
    厳格なピューリタンでありながら、油田開発でひと山あてようと未踏のカナディアンロッキーに挑んだスチュアート・キャンベル翁。「ロッキーに石油あり」の信念を遺言によって知らされた孫のブルース・ウェゼラルは、末期ガンに冒された身でキャンベルの王国を訪れ、油田掘削に挑む…そこに待ち受けていたのは…。

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  • 内なる宇宙 上
    3.8
    架空戦争に敗れた惑星ジェヴレン。この星を管理・運営する超電子頭脳ジェヴェックスは、一方で人々を架空世界漬けにしていた。敗戦に伴ってジェヴェックスと切断され、混乱する社会では、ある指導者による惑星規模の一大陰謀が密かに進行する。進退きわまったガニメアンたち惑星行政当局の要請を受けたハント博士とダンチェッカー教授たちは急遽、ジェヴレンへ向かう……。月面で発見された宇宙服姿の遺骸は5万年前のものだった、という壮大な謎を端緒とする不朽の名作『星を継ぐもの』に続くシリーズ第4部! 第25回星雲賞海外部門受賞作。/*本電子書籍は『内なる宇宙 上』(創元SF文庫 新装新版 2023年10月20日初版発行)を底本としています。
  • 巨人たちの星
    4.3
    冥王星の彼方から、〈巨人たちの星〉にいるガニメアンの通信が再び届きはじめた。彼らは地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない……それも、もうかなり以前から……! 5万年前に月面で死んだ人々の謎、惑星ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、絡まった謎の糸玉がみごとに解きほぐされる。星雲賞を受賞した不朽の名作『星を継ぐもの』に続く、シリーズ第3弾!/解説=山之口洋/*本電子書籍は『巨人たちの星』(創元SF文庫 新装新版 2023年9月8日初版発行)を底本としています。
  • クリスマス・カロル
    無料あり
    -
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • クリスマス・カロル
    -
    クリスマスの前夜、守銭奴で強欲な商人スクルージの前にあらわれた三人の「幽霊(精霊)」たち。第一の幽霊はスクルージをしんみりとさせ、第二の幽霊は心ゆくまで楽しませ、最後の幽霊は恐怖のどん底に突き落とす……。長いあいだ親しまれてきた「クリスマス・ストーリー」の最高の名作。

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  • クリスマスキャロル
    -
    守銭奴のスクルージは人間嫌いで他人からも嫌われている老人。クリスマスの夜、三人の精霊(幽霊)達がスクルージに過去、現在、未来の自分を見せる。スクルージは過去を思い出し反省し、未来の自分の孤独な死を恐れ、目覚める。一夜にして生まれ変ったようにスクルージは世の中の全てが素晴らしいものと気付く……。何度も映画化された作品。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • クリスマス・キャロル
    3.9
    並はずれた守銭奴で知られるスクルージは、クリスマス・イヴにかつての盟友で亡きマーリーの亡霊と対面する。マーリーの予言通りに3人の精霊に導かれて、自らの辛い過去と対面し、クリスマスを祝う、貧しく清らかな人々の姿を見せられる。そして最後に自分の未来を知ることに――。話題の映画原作を古典新訳で!【光文社古典新訳文庫】

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  • クリスマスキャロル 【漢字仮名交じり文】
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 きいろいとり文庫作品 その97「お金のことしか頭にない『スクルージ』は、クリスマスイブの夜、亡くなった友人『マーレイ』の幽霊に出会いました。彼はスクルージに、これから起こる恐ろしい未来を伝えに来たのです・・」※本製品の言語は日本語(漢字仮名交じり文)となっております。別言語・ヴァージョンをお求めの方は、別途お買い求めください。
  • クリスマスキャロル 【日本語/英語版】
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 お金のことしか頭にない「スクルージ」は、クリスマスイブの夜、亡くなった友人「マーレイ」の幽霊に出会いました。彼はスクルージに、これから起こる恐ろしい未来を伝えに来たのです…【きいろいとり文庫 第97作品目】
  • クリスマスキャロル 【ひらがな・カタカナ】
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 きいろいとり文庫作品 その97「お金のことしか頭にない『スクルージ』は、クリスマスイブの夜、亡くなった友人『マーレイ』の幽霊に出会いました。彼はスクルージに、これから起こる恐ろしい未来を伝えに来たのです・・」※本製品の言語は日本語(ひらがな・カタカナ文)となっております。別言語・ヴァージョンをお求めの方は、別途お買い求めください。
  • クリスマス・ブックス
    3.5
    イギリス風ペーソスとユーモアで繰りひろげられるクリスマスのお話二編。原書の持つ雰囲気を生かした落語調の翻訳で、また違った味が楽しめる名作「クリスマス・キャロル」。クリスマス本の二冊目として熱狂的に迎えられた「鐘の音」。風刺雑誌『パンチ』の画家として有名なジョン・リーチらの、幻想性に満ちた挿絵と現実が奇妙に溶けこんだ不思議なファンタジーをどうぞ。
  • 荒涼館(1)
    4.2
    エスタ。この、出生の謎をもつ美少女の語りを軸として展開する多彩な物語。その背景となる「ジャーンディス対ジャーンディス事件」とは何か? 上流夫人の秘密とは? 野心的な弁護士の策動、奇妙な慈善事業家、アヘン中毒の代書人、相次ぐ事件……。イギリス19世紀を代表する作家ディケンズが、小説の面白さのすべてを盛り込み、読者に息もつかせぬ興奮の世界をくりひろげる。
  • 骨董屋(上)
    3.0
    19世紀、イギリス産業革命の激動の時代を背景に、祖父に引きとられた純情無垢な少女ネルの辿る薄幸の生涯を描く大作。祖父は骨董屋を経営していたが、ネル可愛さの余り一獲千金を夢見て賭博に手を出し、破産してしまう。骨董屋は高利貸クウィルプに差し押えられ、ネルは老人とロンドンをあとに、あてどない旅に出る。美と醜、善と悪、さまざまな対立を描きながら、波瀾万丈の物語の幕が上がる。
  • 孤独なスキーヤー
    -
    第二次世界大戦の復員兵ブレアは、映画監督になった元上官と偶然再会し、奇妙な依頼を受ける。イタリア北部、ドロミテ・アルプスの奥地にある山荘へおもむき、出入りする人物を見張ってほしいという。ブレアは礼金ほしさに即座に受諾する。だが山荘では怪事件が頻発、ブレアは死の危険にさらされる。ナチ戦犯が所有していたというこの山荘には、どんな秘密があったのか? 勇壮なスキー・アクションを描く冒険小説。

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  • 思考機械の事件簿1
    -
    「思考機械」(Thinking Machine)とはそもそも何者なのか。これはれっきとした探偵の名前で、アメリカ生まれのシャーロック・ホームズの仲間だ。「いかなる問題も、すべて単純な知的操作によって数学的因子に還元されるはずなのだよ」オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン教授(これが彼の本名だ)は、力を込めて言った。作者フットレルは、ジョージア州生まれで、一九〇五年、「思考機械」の別名を持つ探偵が活躍する推理小説「13号独房の問題」を発表して人気を集めた。以後、「思考機械」ものの推理小説で欧米の人気をさらったが、奇しくも一九一二年、タイタニック号の遭難事故で死亡した。「思考機械」ものの推理小説は、ポーストの「アブナー伯父」と並びアメリカン・ミステリの古典として高く評価される。
  • 小学館世界J文学館 クリスマス・キャロル
    -
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 クリスマスの夜、3人の不思議な幽霊が奇跡を起こす。 ロンドンの商人スクルージは、金もうけのことしか頭にない冷酷な男。明日はクリスマスだというのに、貧しい人への寄付を断り、雇用人に冷たく接し、甥からパーティに誘われてもひとかけらも関心を持たない。その夜、スクルージの前に現れたのは、7年前に死んだはずの仕事仲間の男の幽霊だった。幽霊はスクルージに告げる。「これからおまえは、3人の幽霊にとりつかれる」  クリスマスの夜、孤独なスクルージの人生は、3人の幽霊によって変わるのか!?  「クリスマスの楽しみ方を変えた本」とまで言われて世界中で愛読され続ける、イギリスの文豪、チャールズ・ディケンズの傑作小説! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 新装版 クリスマス・キャロル
    -
    思わず心があたたまる、クリスマスをテーマにした永遠の名作  他人に興味を払わず、思いやりのかけらもない。かたくなな心を持った老人に今年も訪れたクリスマス。いつもと同じように、なにも祝わず独りきりで過ごすはずでした。しかし今年のクリスマスはいつもとは違ったのです。 「なぜ自分は思いやる心を失ってしまったのか?」「いつからクリスマスを祝うことなく終えるようになったのか?」自分の心が知らぬ間に、冷たい石のようになってしまったことを後悔し始める老人。じょじょに裕福な経済状態と裏腹に自分が失っていたものに気づき、生き方を変えたいと願うようになります。  読めばきっと心が温かくなる、身近な大切な人にやさしくしたくなる……そんな気持ちに誰もがさせられる、永遠の名作です。 新装版では、描きおろしの新たな表紙で「クリスマス・キャロル」の世界感をお楽しみください。 【目次】 まえがき 序文 クリスマス・キャロル原文 クリスマス・キャロル対訳  第一節 マーレイの幽霊  第二節 一番目の幽霊  第三節 二番目の幽霊  第四節 最後の幽霊  第五節 おしまいに
  • 人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ 決定版
    4.0
    おもてに出るときは手をつないで、はなればなれにならないようにすること――人間はどう生き、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか。一〇〇か国以上で読み継がれる、珠玉のエッセイ集。
  • タイムマシン
    3.9
    時空を超える〈タイムマシン〉を発明したタイム・トラヴェラーは、80万年後の世界へ飛ぶ。そこは、地上に住む華奢で穏やかなイーロイ人と、地底をねぐらにする獰猛なモーロック人という2種族からなる原始的な階級社会だった。人類の未来の姿に瞠目しながら探索を進めるうち、この世界の恐るべき真実が明らかに! 爆発的な想像力が生んだリアルな世界を格調高い新訳で。
  • デヴィッド・コパフィールド(1)
    -
    ディケンズの自伝的要素あふれる代表作。デヴィッドが生まれた時、すでに父は死亡していた。大伯母は、女の子誕生を信じていたが、裏切られて家を出ていった。陽気な乳母ペゴティーはデヴィッドを兄の暮らすヤーマスへ連れてゆき、デヴィッドは好青年ハムや幼い恋心をおぼえたエミリーに出会う。母はマードストンと再婚する。マードストンとその姉はわがもの顔で家に居座り、母は心身衰えて死亡する。デヴィッドは寄宿学校に入れさせられるが、そこで二人の生涯の友を得る。怖いもの知らずのスティアフォースと愉快なトラッドルズだ。デヴィッドは学校をやめさせられ義父がロンドンで経営する商会に小僧に出される。デヴィッドは貧乏人ミコーバーのもとで暮らすが、やがてミコーバーは借金のため牢獄へ。デヴィッドは逃げ出して徒歩で大叔母の住むカンタベリーへ向かう。大伯母に保護されたデヴィッドは、その友人である弁護士ウィックフィールドのもとに寄宿し、その娘のアグネスと親しくなり、不気味な人物ユライア・ヒープに出会う。デヴィッドは地元の学校に通うようになる。
  • 南仏プロヴァンスの12か月
    4.1
    オリーヴが繁り、ラヴェンダーが薫る豊かな自然。多彩な料理、個性的な人々。至福の体験を綴った珠玉のエッセイ。英国紀行文学賞受賞の大ベストセラー。

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  • 南仏プロヴァンスの25年 あのころと今
    3.0
    ありがとう、南仏プロヴァンス!シリーズ累計100万部以上、英国人作家が見出し、世界中が魅了された「豊かで美味しい」南仏プロヴァンス。あの頃と今、25年を振り返った著者の遺作。
  • 二都物語(上)
    3.5
    スパイ容疑で逮捕されたフランス亡命貴族のロンドンでの裁判。とある医師の娘が証人となり、弁護士の奇策もあって被告は罪を免れる。一方パリの居酒屋では血腥い計画が着々と練られ……。二つの首都の間で絡み合った因縁の糸が解けていくなか、革命の足音が近づいてくる。
  • 二都物語
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    -
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  • 二都物語(上)
    -
    フランス革命時代のパリとロンドンの二大都市を舞台に繰り広げられる歴史ロマン。パリの貧民窟で怪しげな酒場を営むドファルジュ夫妻、ときおりそこで取り交わされる暗号めいた名前のやりとり……革命の機運はいつともなくしだいに熟す。

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  • バーナビー・ラッジ(上)
    5.0
    第一の魅力はプロットの網を巧妙に張りめぐらした物語の面白さである。ことにヘアデイル邸の惨殺事件をめぐる部分は、完全な推理小説。ポーが最初の部分を読んだだけで、トリックを見破ったと豪語したのは有名な話だ。人物造形の面白さはどうかというと、ゴードン卿の描写をはじめ、実在・架空を問わず、ディケンズ独自の細密画のようなペンによって、見事に提示されている。特に絶品なのは女性、しかもいやな女の描写で、ヴァーデン夫人やミッグズなどは、一緒に暮したら生きているのがいやになってしまうだろうが、読んでいると金縛りにかけられたような魅力を感じざるを得ない。本作の主人公はいつの間にか英雄になってしまうバーナビーであろう。最初の主人公である理性の人ゲイブリエルがバーナビーという白痴にその名誉ある地位をあけ渡したのは、作者が作品全体のライト・モティーフを、理性から狂気へと変えて行ったからに違いあるまい。(訳者あとがきより)
  • パイド・パイパー 自由への越境
    4.3
    時は1940年夏。現役を退いた老弁護士ジョン・ハワードは、傷心を癒やすためジュラの山村へ釣り竿一本下げて出かけた。しかし、懸念されていた戦局がにわかに緊迫度を高め、突然の帰国を余儀なくされたばかりか、ジュネーヴの国際連盟に勤めるイギリス人の子供二人を預かって帰る破目に陥った。だが、ハワードの運命はそれだけにとどまらなかった。途中で世話になったホテルのメイドの姪や二親を失った孤児など、次々と同行者の数は増えていく。戦火の中を、ひたすらイギリスを目差す老人と子供たち。英国冒険小説の雄ネヴィル・シュートの代表作。/解説=北上次郎
  • 緋の接吻
    -
    行動派ミステリーの名手ガードナーの面白さが確実にわかる中短編集。ごぞんじペリー・メイスンもの2編(「緋の接吻」「燕が鳴いた」)、ルパンをほうふつさせる胸のすく怪盗レスター・リースもの2編(「インドの秘宝」「レスター・リース作家となる」)を収録。

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  • ピクウィック・クラブ(上)
    4.0
    実業界を引退した裕福な紳士にしてクラブの会長ピクウィック氏は、新たにつくった通信部の仕事として各地の風俗を調査報告すべく、3人の会員とともに旅に出る。もとより無邪気で素朴、人間愛の化身とも言うべき人物であるので、旅行は単なる調査にとどまるわけがなく、行く先々で世の虚偽を暴き悪を懲らしめ苦境にある人々を救わないわけにはいかない。しかし、その善意が飛び切りのものだったのでしばしば空回りしてしまい、悪人の奸計にかかり、滑稽な失敗をしてしまうのだった。
  • ヘンリー・ライクロフトの私記
    4.0
    どん底の境遇のなかで謹厳実直に物を書き続けて30余年。不意に多少の財産を手にしたライクロフトは、都会を離れて閑居する。四季折々の自然の美しさに息を呑み、好きな古典文学を読み耽りながら、自らの来し方を振り返る日々──。味わい深い随想の世界を心に染みる新訳で。(『THE PRIVATE PAPERS OF HENRY RYECROFT』改題)
  • ベルリン空輸回廊
    -
    第二次世界大戦後の東西冷戦の緊張がたかまるなかで、ソ連は米英仏の管理下にある西ベルリンを封鎖した。ベルリンそのものはソ連支配下のドイツ東部に位置していたため、西ベルリンは陸の孤島となった。200万にものぼる西ベルリン市民を救うため、西側諸国は空前絶後の大規模空輸作戦を開始する。第二次大戦の英雄フレイザーは低燃費エンジンを開発して空輸事業に参入し、一攫千金を狙おうとするが…

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  • 翻訳万華鏡
    -
    『星を継ぐもの』『E.T.』などの大ベストセラーをはじめ、あらゆるジャンルの書を訳し、常に第一線で活躍してきた名訳者が初めて明かした、名訳が生まれる現場と翻訳の極意。唯一のエッセイ集。
  • まんがで読破 ジュニア 蟹工船
    -
    昭和初期。極寒のオホーツク海上で蟹を獲り、缶詰にする工場船で、貧しい労働者たちが働いていた。暴力で支配される過酷な労働環境で、労働者たちは立ち上がるが……。名作を漫画化した「まんがで読破」の、10代にも分かりやすい解説つきジュニア版。
  • マーティン・チャズルウィット(上)
    -
    恐ろしいほどの利己心がチャズルウィット一家の特徴である。マーティン老は、周囲の人間はみな自分の財産を狙っていると疑う。信頼するのは孤児メアリーだけだ。だが孫のマーティンは、メアリーと密かに婚約し、老人に追い出される。孫も自己中心的で、縁戚にあたる建築家のペックスニフの元に身を寄せる。このペックスニフは徹底した偽善者だった。マーティンを迎えたのも、むろん欲得ずくだ。彼の仕事も、かつての生徒で彼を師と仰ぐトムに任せていた。ある日ペックスニフと2人の娘は、マーティン老から、孫が勝手に婚約したので追い出したと聞きショックを受けるが、老人の希望どおり、青年を体よく追い出す。宿無しとなったマーティンは、アメリカで一旗揚げようと考える。メアリーと最後の逢瀬を楽しんだあと、マーティンはアメリカに向かう。イギリスでは、マーティン老の弟のアンソニーが急死する。アンソニーも利己主義者だったが、その息子ジョーナスも同様で、父親の居場所は棺の中が最適だと考えるような人間だった。葬式の後、ジョーナスは打算からペックスニフの次女マージーと結婚し、濡れ手で粟の詐偽商売に肩入れしはじめる。ペックスニフにはマーティン老の衰えがわかった。彼は遺産を確実に手に入れようと、メアリーに言い寄る……人間の暗部とこっけいさを徹底して描ききったディケンズの代表作のひとつ。長谷部史親氏は「作中における人物造形の巧みさと場面ごとの面白さ、犯罪にかかわる謎の要素が推理小説を思わせる」と述べ、本書を高く評価している。
  • 指差す標識の事例 上
    3.4
    1663年、クロムウェルが没してのち、王政復古によりチャールズ二世の統べるイングランド。医学を学ぶヴェネツィア人のコーラは、訪れたオックスフォードで、大学教師の毒殺事件に遭遇する。誰が被害者の酒に砒素を混入させたのか? 犯人は貧しい雑役婦で、怨恨が動機の単純な殺人事件と目されたが──。衝撃的な結末で終わる第一の手記に続き、同じ事件を別の人物が語る第二の手記が始まると、物語はまったく異なる姿になり──。『薔薇の名前』とアガサ・クリスティの名作が融合したかのごとき至高の傑作!
  • リトル・ドリット(上)
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    リトル・ドリットは、大人になっても小柄でか細い。しかも債務者監獄生まれ。ドリット一家は20年以上も壁の中で暮らしているが、彼女は体面だけは捨てない父ウィリアムを世話する日々を送っている。一方、中国での事業を畳んで帰国したアーサー・クレナムは陰気な生家を訪ね、そこにお針子として通うリトル・ドリッドを見かけ、その身の上を知るようになる。だが彼女の父親には疑問がわき、知り合いに、その借金について調べる事を依頼する。ロンドンの社交界には一大勢力がはびこっていた。その中心は官界・政界に巣喰うバーナクル一族、財界の巨頭マードルだ。踊り子として舞台に立っていたドリット家の長女ファニーはマードル家の息子に見初められる。クレナムは、発明家ダニエル・ドイスの共同事業に活路を見い出す。そんななか、リトル・ドリットには、驚くべき知らせがやってきて、一家は監獄から解放される。

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